第6回生態進化発生コロキウム | 2018.12.28 (Fri)
懇親会の様子
二次会の様子
(安齋 賢さん、東山 大毅さん、写真提供ありがとうございました!)
日時
2018.12.28 (Fri) 12:00 -
会場
東京大学駒場キャンパス15号館104号室
プログラム
12:00 - 12:30 坪井 助仁 (オスロ大学)
「小進化と大進化のあいだ」
12:30 - 13:00 清家 泰介 (理化学研究所)
「酵母のフェロモン/受容体の新しい組み合わせができる分子機構」
(10分休憩)
13:10 - 13:25 中川 光 (京大フィールド研)
「シカ害による集水域の森林下層植生の衰退が生じた河川の魚類相と生息環境の11年間の変化」
13:25 - 13:40 ドル 有生 (東京大学大学院 理学系研究科)
「水草から挑む気孔の生態進化発生学」
13:40 - 13:55 金岡 雅浩 (名古屋大学理学研究科)
「植物のオスとメスはどのようにしてお互いを認識するのか?」
13:55 - 14:10 佐藤 光彦 (九州大学大学院医学研究院細菌学分野)
「発熱植物ザゼンソウの発熱誘導機構の解明」
(10分休憩)
14:20 - 14:35 松永 光幸 (University of California Berkeley)
「植食性ショウジョウバエの進化に伴う、嗅覚受容体遺伝子の機能解析」
14:35 - 14:50 鈴木 力憲 (早稲田大学)
「ショウジョウバエ嗅覚系における傍分泌性セロトニンによる神経修飾機構」
14:50 - 15:05 大崎 遥花 (九州大学)
「リュウキュウクチキゴキブリの雌雄が配偶時に行う翅の食い合い」
15:05 - 15:20 新津 修平 (首都大学東京大学院理学研究科/国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科)
「昆虫の翅退化をもたらす共通原理を探る」
(10分休憩)
15:30 -15:45 野尻 太郎 (北海道大学 環境科学院)
「翼手類の飛行進化に伴う四肢形成の長期化」
15:45 - 16:00 東山 大毅 (東京大・医・代謝生理化学)
「ぼくらの鼻先はトカゲの口先」
16:00 - 16:15 石川 麻乃(遺伝研)
「TBA」
16:15 - 16:30 守野 孔明 (筑波大学 生命環境系)
「らせん動物の割球特異化機構に見られる発生システム浮動」
(10分休憩)
16:40 - 16:55 中村 真悠子 (東京大学大学院・理学系研究科・三崎臨海実験所)
「環形動物シリスにおけるストロン形成過程」
16:55 - 17:10 岩田 大生 (東京農業大学・国際農業開発学科(世田谷キャンパス)、日本学術振興会特別研究員(PD))
「チョウの翅の色模様形成過程と進化機構の解明に向けて」
17:10 - 17:25 林 亮太 (日本工営(株) 先端研究開発センター)
「昼休みの自由研究:ハラヒシバッタの斑紋多型」
17:25 - 17:40 安齋 賢 (基礎生物学研究所 )
「スラウェシ島のメダカ固有種群における性的二型の多様化メカニズムの解明に向けて」
(10分休憩)
17:50 - 18:05 岡西 政典 (東京大学大学院 理学系研究科 附属臨海実験所)
「セノテヅルモヅル(Astrocladus coniferus)の腕の再生過程の解明にむけて」
18:05 - 18:20 高柳 咲乃(東京慈恵会医科大学 熱帯医学講座)
「ヒトスジシマカ卵の越冬メカニズムにおける遺伝的基盤の解明」
18:20 - 18:35 岩崎 渉 (東京大学 大学院理学系研究科、理学部、大学院新領域創成科学研究科、大気海洋研究所、定量生命科学研究所、微生物科学イノベーション連携研究機構)
「バイオインフォマティクスはツールか?アートか?」
参加方法
事前申込制とさせて頂きます。
参加を希望される方は、下記の項目について電子メールで、
石川麻乃:asanoishikawa (a) gmail.com
石川由希:comicalcomet (a) gmail.com
にお送りください。
メールの件名は「第6回生態進化発生コロキウム申し込み」として下さい。
〆切は12月14日(金)です。
1)お名前(ふりがな)
2)ご所属、ご身分
3)メールアドレス
4)口頭発表の参加/不参加(自己紹介として、参加者の研究内容を発表する時間を用意しましたので、振るってご参加ください)
5)発表を希望される場合は、演題、発表要旨300字程度(要旨はwebで公開します)
6)懇親会への参加/不参加(情報交換の場として、ぜひ懇親会までご参加下さい)
About us|生態進化発生コロキウムについて
地球上の生物が見せる驚くべき多様性は私たちを強く惹きつけてやまない。このような多様性はどのようにして生まれ、維持されてきたのだろうか?
私たちはこの多様性の進化プロセスを、生態と発生というふたつの観点から理解したい。生物の多様な形質は、ある生態学的な機能を満たすよう進化する一方、実際にそれぞれの形質を作り出すのは個体内の発生生理メカニズムだからである。さまざまな生物の発生生理メカニズムの解明は、生物の多様性の由来だけでなく進化的保存性や収斂をも説明するかもしれない。また、生物の発生自体も完全に外部環境から独立してはいない。移りゆく不安定な自然環境下において、 発生が可塑的に改変されることでより一層の多様性がもたらされるのである。
多様性を研究することは茨の道である。飼育系すら確立されていない研究材料に対して、世の中に星の数ほどある研究手法をどのように適用したら良いのか? このとき安易に得られるモデル生物のプロトコル1枚よりもずっと役に立つのが、同じように非モデル生物に立ち向かっている同僚たちの成功談や試行錯誤の数々だろう。
そこで、生物の生態と発生と進化を結ぶ若手研究者が集い、情報交換をする場として本会を設けたい。現在の研究を名刺代わりに、現在と未来にわたり生物多様性の研究を発展させる同志作りの場としたい。
Organizers
石川 麻乃(国立遺伝学研究所 集団遺伝研究系 生態遺伝学研究部門)
石川 由希(名古屋大学 大学院理学研究科 生命理学専攻)