第7回生態進化発生コロキウム | 2019.12.27 (Fri)

一式出版に取材していただきました!

一式出版の岩井さんが当日生態進化発生コロキウムを覗きに来て、インタビュー記事を書いてくださいました。


当日の様子

最初は石川麻乃(オーガナイザー)から開会のご挨拶

一人目のゲストスピーカーは京都大学の村中智明さん

二人目のゲストスピーカーは東京海洋大学の壁谷尚樹さん

楽しいトークに会場は大盛り上がり!

今年も駒場キャンパスをお借りしました!

会場を手配していただいた山道真人さんありがとうございました!

懇親会の様子

今年も参加率が高い懇親会!

研究の話を肴にワイワイ盛り上がりました。

二次会の様子

二次会にもこんなに参加者が。

来年も、楽しい研究をしましょう!

日時

2019.12.27 (Fri) 12:00 -


会場

東京大学駒場キャンパス15号館409号室


プログラム

12:00 - 12:30 村中智明(京都大学・生態学研究センター)

「できるかな?概日時計で分子進化生態学」

12:30 - 13:00 壁谷尚樹(東京海洋大学)

「水生動物における多価不飽和脂肪酸生合成酵素の多様」

(10分休憩)

13:10 - 13:25 大竹裕里恵(東京大学)

「湖沼堆積物と休眠卵に残された、ミジンコ個体群定着過程における遺伝的構造変動の歴史」

13:25 - 13:40 中川光(京都大学・東南アジア地域研究研究所)

「河川魚類の個体群動態に対する出水撹乱の直接・間接効果」

13:40 - 13:55 木下千尋(東京大学・大気海洋研究所)

「ウミガメ類の代謝速度に対応した行動様式」

13:55 - 14:10 加藤貴大(総研大・先導研)

「スズメにおける胚の性特異的死亡:発生段階、生態学的要因、内分泌学的要因および適応的意義」

(10分休憩)

14:20 - 14:35 江川史朗(理研BDR・形態進化研究チーム)

「恐竜の股関節における発生システム浮動」

14:35 - 14:50 東山大毅(東京大・医・代謝生理化学)

「怪奇!人面鳥は実在…しうるのか?(顔面形成の仕組み的に)」

14:50 - 15:05 野尻太郎(東京大学・農学生命科学研究科)

「超音波器官形成から捉える翼手類のエコーロケーションの進化的起源」

15:05 - 15: 20 黒田春也(神戸大学・大学院理学研究科)

「ゆるい発生拘束はある程度の形態の多様化を許容する」

(15分休憩)

15:35 - 15:50 山道真人(東京大学)

「Toxic males: Density-dependent male mating harassment can explain geographic parthenogenesis」

15:50 - 16:05 鈴木啓(UCバークレー)

「蓼食う虫、ワサビ食う虫:植食性ショウジョウバエにおける味覚の進化」

16:05 - 16:20 網野海(東京大学・大学院農学生命科学研究科)

「テナガショウジョウバエを用いた縄張り闘争研究にむけて」

16:20 - 16:35 工藤愛弓(首都大学東京・理学研究科)

「渓流域に生息するヒメシュモクバエの生態」

(10分休憩)

16:45 - 17:00 廣田敏(東京大学大学院)

「甲虫類における菌細胞塊の多様性と進化」

17:00 - 17:15 長峯啓佑(農研機構・生物機能利用研究部門)

「クサカゲロウにおけるオス殺し抵抗性の拡散推移」

17:15 - 17:30 岩田大生(東京農業大学)

「チョウの模様と鱗粉の世界」

17:30 - 17:45 後藤寛貴(国立遺伝学研究所)

「複雑な3D構造を有するツノゼミのヘルメットの形態と発生」

17:45 - 18:00 林亮太(日本工営株式会社)

「『ニッチェ・ライフ』:生物多様性情報の共有に向けて」


参加方法

事前申込制とさせて頂きます。

参加を希望される方は、以下のフォームからお申込み下さい。

第7回生態進化発生コロキウム申込みフォーム

〆切は12月13日(金)です。


About us|生態進化発生コロキウムについて

地球上の生物が見せる驚くべき多様性は私たちを強く惹きつけてやまない。このような多様性はどのようにして生まれ、維持されてきたのだろうか?

私たちはこの多様性の進化プロセスを、生態と発生というふたつの観点から理解したい。生物の多様な形質は、ある生態学的な機能を満たすよう進化する一方、実際にそれぞれの形質を作り出すのは個体内の発生生理メカニズムだからである。さまざまな生物の発生生理メカニズムの解明は、生物の多様性の由来だけでなく進化的保存性や収斂をも説明するかもしれない。また、生物の発生自体も完全に外部環境から独立してはいない。移りゆく不安定な自然環境下において、 発生が可塑的に改変されることでより一層の多様性がもたらされるのである。

多様性を研究することは茨の道である。飼育系すら確立されていない研究材料に対して、世の中に星の数ほどある研究手法をどのように適用したら良いのか? このとき安易に得られるモデル生物のプロトコル1枚よりもずっと役に立つのが、同じように非モデル生物に立ち向かっている同僚たちの成功談や試行錯誤の数々だろう。

そこで、生物の生態と発生と進化を結ぶ若手研究者が集い、情報交換をする場として本会を設けたい。現在の研究を名刺代わりに、現在と未来にわたり生物多様性の研究を発展させる同志作りの場としたい。


Organizers

石川 麻乃(国立遺伝学研究所 ゲノム・進化研究系 生態遺伝学研究室)

石川 由希(名古屋大学 大学院理学研究科 生命理学専攻)