クイックスタートガイド

Falcon BMS の起動から各種設定、

トレーニングミッションとキャンペーンの遊び方を解説します。

フルスクリーンで起動

WINDOWS10でBMSをフルスクリーン起動する場合は、

MS起動前にショートカットを右クリック→プロパティ

互換性タブを開き、全画面表示の最適化を無効にしてください。

3Dレンダリングの解像度が正しく反映されないバグがあります。

*FalconBMSはフルスクリーン起動時の2DUIにてAlt+TABで画面を移動するとクラッシュする不具合があります。そのためウィンドウモードでの起動を強くお勧めします。

ウィンドウモードでの起動方法

BMS起動前にショートカットを右クリック→プロパティからリンク先に "-window" の起動オプションを追加します。

また、プロパティの「互換性」タブ→「高DPI設定の変更」→「高DPIスケール設定の上書き」にチェックを入れ、「アプリケーション」を選択してください。

BMS起動時にランチャーの右上に window の表記が出れば成功です。

ランチャーの Cockpit Display Extraction から Main 画面の Border オプションを外します。

これでBMSがボーダーレスウィンドウモードで起動するようになります。

解像度の設定

メニュー画面のSETUPから各種設定を行います。

SETUPページで最初に表示されるSIMULATIONタブでは各種シミュレーション設定(ラベルの有無やブラックアウトの有効化・無効化など)を設定できます。

解像度の設定を変更するにはGRAPHICSタブを選択しRESOLUTIONをモニタ解像度に合わせてください。

初期設定では最低解像度が設定されています。

アンチエイリアシング効果も同様にMULTISAMPLINGから選択します。

ジョイスティックの設定はCONTROLLERSタブから行います。

ジョイスティック設定方法についてはこちらのページで解説します。

ジョイスティック設定用の外部アプリケーションをこちらでダウンロードできます。

設定の変更後は APPLY を押してから OK を押してください。

トレーニングミッションを遊ぶ

BMSにはF-16の操作を覚えるためのトレーニングミッションが存在します。

トレーニングミッションの遊び方はBMS内のドキュメントに記載されています。

ランチャーから Documentaion and Manuals を選びFalcon BMS Manuals フォルダからBMS-Training.pdf を選んでください。

日本語に翻訳したトレーニングミッションマニュアルをこちらにて公開しています。

トレーニングミッションを開始するにはメニューから TACTICAL ENGAGEMENT を選択し、TRAINING タブを選択してください。

一覧から飛行したいミッションを選択したら、ミッション内容を確認し COMMIT します。

COMMIT を押してマップ画面に入ったら MISSIONS 一覧から自分の飛行したいフライトを選択し、次にフライト内のいずれの機体に搭乗するかを選びます。

搭乗機体を選択するには飛行機のアイコンをクリックします。

自分の名前がアイコン下に表示されれば搭乗機体として登録されたことになります。

一番上の機体アイコンが隊長機、続くアイコンが僚機となります。

キャンペーンを開始する

メニューの CAMPAIGN からキャンペーンを開始します。

  • 新しいキャンペーンを遊びたい場合は NEW

  • セーブデータから始めたい場合は SAVED

  • マルチプレイに参加する場合は ONLINE

タブを選択します。

NEW を選んだ場合はこれから遊ぶキャンペーンを選択します。

各シアターには最大3つのキャンペーンが用意されておりキャンペーンによって開始状況・勝利条件が異なります。

キャンペーンを選択したら地図から配備される基地を選択します。

配備される基地を選択したら、選んだ基地に展開している部隊から所属する部隊を選びます。

選択した部隊の情報は画面左下に表示されます。

キャンペーンでミッションを開始する

キャンペーンを開始したら FRAG OREDER から参加したいミッションを選びます。

ミッションを選択したらフライト内の機体のいずれかに搭乗します。

搭乗機体を選択するには飛行機のアイコンをクリックします。

自分の名前がアイコン下に表示されれば搭乗機体として登録されたことになります。

一番上の機体アイコンが隊長機、続くアイコンが僚機となります。

機体への搭乗を登録したら BRIEFING でミッション内容を確認し、必要であれば LOADOUT で武装を変更、マップ画面でミッション内容を調整・確認したのちTAKEOFF からミッションを開始します。

マップ画面では画面右上の時計で現在時刻を確認し、時間の進む速度を最大64倍速まで早めることが可能です。

フライトの離陸時間前に TAKEOFF を選んだあとはミッションをどのように開始するかを選択できます。

  • Ramp を選ぶと離陸時間20分前にエンジン始動前の状況からミッションが開始されます。

  • Taxiway を選ぶと離陸時間4分前の誘導路からミッションが開始されます。

  • Runway を選ぶと離陸開始1分前の滑走路からミッションが開始されます。

フライトの離陸時刻から機体がマップ上でIPに到達する前に TAKEOFF を選ぶと空中からミッションが開始できます。

ミッションを計画する

フライトプランの変更

フライトプランのコースはステアポイントを意味する白い丸、四角、三角の記号とそれらを結ぶ線で表されます。

各ステアポイントはドラッグアンドドロップにより位置を変更でき、ダブルクリックによって表示される PKG ウィンドウから各地点の到着時刻、飛行高度、通過速度、行うべきアクションなどを設定できます。

フライトプランが赤い線とマーカーで表されているときは、その地点の到達時刻(TOS)あるいは通過速度(CAS)の設定に無理があることを意味しています。その場合はPKG ウィンドウを開き調整しなおしてください。

錠のマークをクリックするとTOS、CAS、あるいはその両方をロックすることができます。

ロックしたTOSあるいはCASを変更すると、全ステアポイントのロックされていないTOS/CASが調整されフライトプランが修正されます。

全てのステアポイントのTOSを解除、CASをロックして調整するとフライトプランの修正がしやすいです。

データカートリッジの設定

マップ画面のDTCアイコンからデータカートリッジ設定へアクセスできます。

データカートリッジはミッション情報を記録した磁気テープで、飛行前にF-16コクピット内の指定のスロットに挿入されデータが読み込まれます。

データカートリッジには無線周波数のプリセット、各飛行モード時のMFD画面の初期設定、自己防御プログラムのプリセット設定(チャフ・フレア放出パターン)、ターゲット座標とステアポイント情報などが記録されます。

キャンペーンを始める際、DTCアイコンから Data Cartridge ウィンドウを開き、COMMS タブを選択、UHF15番を選択し SET TOWER を押すことでUHF15番目のプリセットに所属する基地のタワー周波数を登録しておくと便利です。

DEFAULT にチェックマークを入れるとアビオニクス起動後の無線機の初期設定がDTCにて選択したプリセット番号になります。

目標周囲の状況確認

ミッション開始前に目標とその周辺の位置関係を確認しておくことが重要です。

MAP上の任意のユニットあるいは地点の上で右クリックメニューを開き、Recon を選択すると、周囲の様子を3D画面で確認することができます。

Recon 画面が開いたら、TARGET LIST から攻撃したい目標を選択、RECON ウィンドウの DESIGNATE AS TGT STPT # から任意のステアポイント番号を設定して ACCEPT を押すことで、そのステアポイント座標をターゲットの座標で上書きします。

これを行う場合は三角形で表されたターゲットステアポイントと同じ番号を目標の座標で上書きするように設定するのがオススメです。

RECON 画面で ACCEPT した後は Data Cartridge ウィンドウを選び、TARGET タブから指定したステアポイント番号に目標の座標が上書きされていることを確認したうえで SAVE してください。これを行わなければ正常にDTCに情報が登録されません。

脅威情報ステアポイントの登録

飛行前にフライトプランのコース上周囲の脅威の存在(敵の高射大隊ユニットなど)を確認し、脅威ステアポイントを登録しておくことでMFDのHSD画面に脅威の位置とその射程範囲を表示することが可能になります。

マップ上で右クリックメニューを開き、Ground Units から Battalions を表示、Air Defense にチェックを入れてください。これでマップ上に敵の高射大隊が表示されるようになります。

マップ上の高射大隊ユニットを表す兵科記号を右クリックし、Status を押すことで、そのユニットの編成が確認できます。

脅威の種類を確認できたら、マップ上を右クリックし、メニューから Set Preplanned Threat Stpt を選択すると緑色をした脅威マーカーがマップに追加されます。

この脅威マーカーを先ほどの高射大隊ユニットの上にドラッグアンドドロップし、左クリックして現れる設定ウィンドウから脅威の種類を選択したあと、ACCEPT を押してください。これにより脅威マーカーが有効射程範囲を円として表示してくれるようになります。

脅威マーカーを削除する場合は、マーカー上で右クリックメニューを開き Delete します。

脅威マーカーの追加・削除後は Data Cartridge ウィンドウを開き SAVE を押さないと変更が反映されないことに注意してください。

ミッションを自分で作成する

ミッションの自動生成を無効化

ミッションを自分で作成する場合、すでに自動生成されたミッションによって部隊の機体が一定数以上割り当てられていると、新規に作成できない場合が出てきます。

あらかじめミッションの自動生成を切っておくとミッション作成がやりやすくなります。

ミッションの自動生成を無効化するには、マップ画面の Maximize アイコンをクリックした後、Squardron Records アイコンを選択し、表示される FIGHTER SQUARDRON ウィンドウから Set by HQ をアンチェックしてください。

パッケージを作成する

パッケージを作成する場合は、まず目標にしたいユニットあるいは空域を決定します。

今回は例として敵の高射大隊ユニットを破壊するDEAD任務パッケージを作成します。特定の空域を空中哨戒する任務を作成したい場合は、おおまかな空域に対して同様の操作を行ってください。

マップ上で右クリックメニューから Battalions 単位でのユニット表示に切り替え今回は Air Defense ユニットをチェックします。

表示されたユニットを右クリックして Status から部隊名を確認再度ユニットを右クリックして Add Package を選択します。

ADD PACKAGE ウィンドウが表示されたら、これから追加するパッケージの離陸時刻(TAKEOFF)あるいは目標への到着予想時刻(TIME ON TARGET)を設定したのち NEW を押します。

錠マークを有効化したほうの時刻をもとにフライトプランが生成されます。

ADD FLIGHT ウィンドウが表示されたらAIRCRAFT から自分の所属する部隊の所有する機体を選択します。

AIR BASE で自分の所属する基地を選んだらSQUARDRON から自分の所属する部隊を選びます。

TARGET から目標ユニットの部隊名を選択、ROLE からミッション内容を DEAD に設定、SIZE からフライト機数を決定します。

ミッションの種類には次のものが存在します。

(他数種類ありますが調査中)

(※1)STPTの飛行時間に従い、指定の時間EOR(Erea of Responsibility)の周辺を哨戒した後、AWACSにReliefをリクエストし承認を確認しなければ任務が成功しません。

OK を押すとパッケージにフライトが作成されます。

続けてパッケージに新しいフライトを追加するには再び離陸時刻あるいは到着予定時刻を設定したのち NEW を押します。

今回は ESCORT フライトを追加してみます。

ROLE ESCORT に設定したのちTARGET を護衛対象フライトのコールサインに設定します。

図の例では同じ基地同じ舞台からエスコートフライトを編成しましたが、他基地の他部隊から同様の操作でフライトを作成しても構いません。

作成したパッケージを確認してよければOKを押します。

一度作成したパッケージに新たにフライトを追加したい場合はFRAG ORDER 一覧から作成したフライトを選択しフライトプランをダブルクリックして現れる PKG ウィンドウの名前からパッケージ番号を特定、ATO アイコンをクリックして現れる AIR TASKING ORDER ウィンドウからShow All Packages を有効化し同名のパッケージ番号を検索、パッケージの右クリックメニューから Show Flights を選択するとAdd Package ウィンドウが再び表示されます。

サードパーティー製ミッションプランニングツール

ミッションプランニングに慣れてきたら Weapon Delivery Planner Mission CommanderWeather Commander を導入してみましょう。

BMS本体より細かいアップデートを繰り返すためインストールと一緒にはついてきませんが、付属のマニュアルでも紹介されている公式推奨ツールです。ミッションカードの作成やエディタ機能の拡張が可能になります。