JTAC
チェックイン
ブリーフィングで指定されたCP(Contact Point: フライトがJTACと通信を行うポイント)や、JTACの支援を行う必要がある場合チェックインを行う。
チェックインとは航空機の位置・高度・兵装などの情報をJTACに渡す最初の作業である。
以下のフォーマットにしたがって情報を提供する。
(JTACコールサイン), this is (フライトコールサイン)
Number and Type of Aircraft
Position and Altitude
直近にランドマークやIPがあればその名前、無ければ直近のポイントからの方位と距離。 Holding CP や Holding 10nm Southwest of Kobuleti など。
Number and type of armament
AIでは種類だけだが、当サーバーでは数と種類を報告すること。 2xMk-82 など
Time on station
通信例
JTAC
This is JTAC, requesting air support.
こちらJTAC、航空支援を要請する。
Hawg1
Warrior1, this is Hawg1.
Warrior1, こちら Hawg1.
One A-10.
A-10 1機
Holding CP at altitude 13000ft.
現在地 CP 、高度 13000ft
I have 2xAGM-65D, 2xMk-82Air, 14xrockets, 1150xcannon
搭載兵装 2xAGM-65D, 2xMk-82Air, 14xrockets, 1150xcannon
Playtime is 0+15
行動可能時間 0+15
Available for tasking. What do you have for us?
航空支援可能。目標の情報送れ
JTAC
Hawg1, this is Warrior1, Type2 in effect. Advise when ready for 9-line
Hawg1, こちら Warrior1, Type2 コントロール、9-line送信する
9-Line
状況により三種類のタイプが使われる。Type1が最も制限がきつく、Type3が最も緩い。
TYPE1:誤射の可能性が高い場合に使われる。JTACは攻撃機とターゲット双方を視覚的に直接確認することで安全性・確実性を向上させる。3種の中でもっとも制限がきつく、もっとも頻繁に使われている。
TYPE2:JTACが攻撃機もしくはターゲットいずれかの視覚的確認が不可能な場合や、第三者を通じて行われる場合にこのタイプが使用される。
TYPE3:誤射の可能性が低い場合このタイプが使用される。これはもっとも制限が緩いタイプである。
9-LineとはJTACからフライトに渡す9項目の情報である。
IP (Initial Point): 攻撃に移る際、最初に通過するポイント。当サーバーではADDER、BANKS、DODGE、MAZDAの4つのみ使用する(IPをJTACが作る場合はここで座標をコールすること)。
Heading: IPから見たターゲットの方位。
Distance: IPからのターゲットの距離。
Elevation: ターゲットの高度。
Number and type of target: ターゲットの種類と数。当サーバーでは8種類に分類し、ターゲットの数も報告すること。
Coordinates: ターゲットの座標。当サーバーではKa-50や迫撃砲なども使用するためLat/Longで統一すること。
Mark type: ターゲットをマークする方法。No mark、WP、Laser、IRの4種類。Laserの場合レーザーコードも報告。
Nearby friendly: 近くの友軍の位置。ターゲットからの方位と距離にて報告する。
Egress: 離脱する方位・場所の指定。
その他必要に応じて
Request Weapons:使用兵装。
Final attack heading:攻撃時の方位。
Time on Target (TOT):攻撃時間の指定。
などの指示を行う。
送信時最初の{IP}と最後の{Egress}も発音し、9-lineの区切りを明確にすること。
またIPがミッションには無いオリジナルの場合には復唱にて座標を確認すること。
通信例 TYPE1,TYPE2の場合
Hawg1 :
Hawg1, this is Warrior1, type1 in effect. Advise when ready for 9-line.
Hawg1, こちら Warrior1, Type1 コントロール、9-line送信する
Ready to copy
準備完了
JTAC :
IP MAZDA Coordinates of IP N415531 E415130
IP座標 N415531 E415130
010 12nm 400ft 2 Tanks N420720 E415810 Laser 1688 SouthEast 3000ft Egress West
方位010 12マイル 400フィート 戦車2両 座標N420720 E415810 レーザーコード1688 南東 3000フィート 西へ離脱せよ
Advice when ready for remarks and further talk-on.
リマーク送信。準備せよ
Hawg1 :
Ready to copy remarks.
リマーク準備完了
JTAC :
Request AGM-65D Final attack heading 350-010
AGM-65での攻撃を要請、侵入方位 350-010とせよ
Hawg1 :
400, N420720 E415810, Final attack heading 350-010, Coordinates of IP N415531 E415130
400フィート 目標座標N420720 E415810 侵入方位 350-010 IP座標 N415531 E415130
JTAC :
Reedback correct. Report IP INBOUND.
復唱確認。IP到達時に報告せよ
通信例 TYPE3の場合
Hawg1 :
Hawg1, this is Warrior1, type3 in effect. Advise when ready for 9-line.
Hawg1, こちら Warrior1, Type3 コントロール、9-line送信する
Ready to copy
準備完了
JTAC :
line is as follows. 400ft 2xTanks N420720 E415810 No mark SouthEast 12000ft Egress West
Lineは次の通り、400フィート 戦車2両 N420720 E415810 ノーマーク 南東 12000フィート 西へ離脱せよ
Advice when ready for remarks and further talk-on.
リマーク送信、準備せよ
Hawg1 :
Ready to copy remarks.
リマーク準備完了
JTAC :
Request AGM-65D
AGM-65Dでの攻撃を要請する
Hawg1 :
400, N420720 E415810
400フィート N420720 E415810
JTAC :
Reedback correct.Cleared to Engage.
復唱確認。攻撃を許可する
進入・攻撃
TYPE1について
Pushing IP
9-lineの確認が済みしだいIPへ向かう。そのさい"Pushing IP"とコールしIPへ向かうことを宣言する。
IP INBOUND
フライトはIPに到達した時点で"IP INBOUND"とコールすること。
マーク
JTACがターゲットをマークする場合、フライトの要請によりマークを開始する。
LASER
LASER ON
レーザー照射要請
LASING
レーザー 照射中
TERMINATE
レーザー照射停止要請
LASER OFF
レーザー照射停止
SPOT
レーザーをTGPで捕らえた時
SHIFT
次の目標に変更
IR
SPARKLE
IR照射要請
SPARKLE
IR照射中
SNAKE
IR照射を左右に振る
SNAKE
IR照射を揺らし中
STEADY
IR照射を固定する
STEADY
IR照射固定中
STOP
IR照射停止
STOP IR
IR 照射停止
SMOKE
SMOKE ON
スモーク要請
From the mark SouthEast 90m
南東90メーターにマーク
視界もしくはTGPでとらえた場合には"CONTACT (とらえた対象)"とコールする
ex: CONTACT SPARKLE. CONTACT SMOKE.
ただしレーザー照射をTGPのサーチモードでとらえた時のコールは"SPOT"となる。
レーザーマーク
JTACがレーザーでマークを行い、フライトがレーザー誘導爆弾を使用する場合にはTEN Secondsのコールが加わる。
これは照射予定の10秒前にコールしJTACに準備を促すものである。
通信例
Hawg1 :
Hawg1,TEN Seconds
JTAC :
Warrior1, Hawg1, LASER ON.
Warrior1, LASING.
INコール
フライトがターゲットを確認し、攻撃準備が整ったら"IN"コールを行う。
例: IN from South.
TYPE1ではJTACがフライトの攻撃対象を進行方向などで判断し、誤射でない事が確認できたのち"CLEAR HOT"とコールする。これは攻撃許可を意味する。
誤射の可能性が高い場合や、状況によって"ABORT"とコールする。これは攻撃中止を意味する。
攻撃が許可された場合、フライトは直ちに行動に移行すること。
また攻撃後、もしくはABORTコールによる攻撃中止となった場合には、9-LineのEgressに従って離脱すること。
OFFコール
ターゲットエリアから離脱する場合には"OFF"コールを行う。
攻撃を行った場合は"HOT"、行わなかった場合は"DRY"を付け足しDRYの場合は理由も述べる。
例:OFF South , HOT.
例:OFF South , DRY ターゲット確認出来ず。
攻撃後について
ターゲットをすべて破壊した場合、次の9-lineに移行したり周囲の脅威がクリアされればJTACの任務は完了となる。
新たな9-lineの例
Type3 in effect. Advise when ready for 9-line.
Type3コントロール、9-line送信する
任務完了の例
タスク完了。協力感謝する
ターゲットがまだ残っている場合は、再びIPに戻り一連の手順を繰り返すことになる。
通信例
Hawg1
Hawg1, IP INBOUND
JTAC
Warrior1, Hawg1, LASER ON.
Warrior1, LASING.
Hawg1
Hawg1, SPOT.
Hawg1, IN form South.
JTAC
CLEARED HOT!
Hawg1
Hawg1, Rifle!
Hawg1, OFF to West , HOT.
JTAC
Target destroy.Nice work!
TYPE2について
基本的な手順はTYPE1と同じ。
JTACが直接ターゲットを確認できない場合もあるため、攻撃完了後にフライトが"Attack Complete"とコールする。
その後、次の9-lineに移行したり周囲の脅威がクリアされればJTACの任務は完了となる。
TYPE3について
9-lineを復唱し状況に問題が無い場合、JTACは"Cleared to Engage"とコールを行う。
攻撃許可がおりたら、フライトは9-lineの条件に従い攻撃を行う。
JTACが直接ターゲットを確認できない場合が多いため、攻撃完了後にフライトが"Attack Complete"とコールする。
その後、次の9-lineに移行したり周囲の脅威がクリアされればJTACの任務は完了となる。
JTAC 9-lineの設定
CPの設定
ミッションで設定されている場合はそのポイントを使用する。
状況変化や設定されていない場合の目安として戦闘空域から15-25nm離れた場所に設置、もしくは離れた場所でJTACとコンタクトすること。
チェックインや9-lineの通信中は周囲の確認が取りづらく、また離れすぎてチェックインを行っても戦闘空域に到着するまでに状況が変わってしまう可能性が高いため、このくらいの距離を目安としたい。
IPの設定
TYPE1・TYPE2においてはこのポイント通過後、マーク(JTAC)>ターゲット確認(フライト)>攻撃準備(フライト)>攻撃機確認(JTAC)>攻撃許可(JTAC) となるためターゲットから10-15nm離れた場所に設置するのが望ましい。
250ktで10nm飛行するのにかかる時間は2.4分である。
ターゲットとJTACの延長線上にIPを設置すると誤認の可能性が高まり、また最終攻撃方位となることも多く誤射の危険性が高まるため、十分注意する必要がある。
ターゲットとIPに対して左右40度以上離れた場所にてJTACが活動するようにしたい。
危険エリアでの活動になる場合は、Final attack headingの指定が有効である。
この場合は、IPをなるべくターゲットから離し、航空機の行動に余裕をもたせておきたい。
Egress方向の設定
攻撃後もしくは中止時の離脱方向は非常に重要である。
そのためJTACは周囲の状況を細かく分析し安全な方位を確かめる必要がある。
場合によっては、方角だけでなく細かい指定が必要になってくるかもしれない。