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*4. 戦闘規定
**4.1フェンスイン(Fence In)
***4.1.1フェンスインとは
フライトリーダーは指定のウェイポイント、もしくはターゲット(作戦エリア)から40nmの範囲に近づく前に「フェンスイン」とコールする。
このコールによりフライトチームは各システムの設定を行い、作戦空域に進入する準備を整える。
***4.1.2作戦エリア到着前の準備
****カウンターメジャーの設定
敵ユニットに捕捉される前にカウンターメジャーシステムを設定するのが望ましい。これにより素早く必要なプログラムを選択でき、攻撃に集中することが出来る。
プログラムを組む場合、最低でも6つのタイプを用意しておくと良い。(フライトマニュアルより)
+未知のタイプ(赤外線やレーダー誘導)のミサイルに反応して、短い間隔でチャフとフレアを同時に放出するプログラム。
+長い間隔で長期間にわたってチャフとフレアを同時に放出するプログラム。ターゲットエリアに侵入する場合、赤外線とレーダー誘導防空システムの両方に対抗する予防措置としてそのようなプログラムをアクティブにする場合がある。
+短い間隔でチャフだけ放出するプログラム。レーダー誘導システムに対抗する場合、このプログラムを使用する。
+長い間隔で長期間にわたってチャフのみ放出するプログラム。ターゲットエリアに侵入する場合、レーダー誘導防空システムに対抗する予防措置としてそのようなプログラムをアクティブにする場合がある。
+短い間隔でフレアのみ放出するプログラム。赤外線誘導ミサイルに対抗するため、このプログラムを使用する。
+長い間隔で長期間にわたってフレアのみ放出するプログラム。ターゲットエリアに侵入する場合、赤外線誘導ミサイルシステムに対抗する予防措置としてそのようなプログラムをアクティブにする場合がある。
設定例(参考程度に)
|CENTER:プログラム|CENTER:チャフ|CENTER:フレア|CENTER:インターバル|CENTER:サイクル|CENTER:用途|
|CENTER:A|CENTER:2|CENTER:0|CENTER:1.00|CENTER:10|CENTER:レーダー誘導システム用|
|CENTER:B|CENTER:4|CENTER:2|CENTER:0.50|CENTER:10|CENTER:ミサイル用|
|CENTER:C|CENTER:0|CENTER:2|CENTER:1.00|CENTER:10|CENTER:赤外線誘導システム用|
|CENTER:D|CENTER:2|CENTER:0|CENTER:4.00|CENTER:20|CENTER:早期警戒レーダーや中・長距離SAMのレーダーかく乱用|
****外部ライト
外部ライトが点灯している場合、敵が視覚的に補足できる可能性が高くなるため、戦闘空域に侵入する前にそれらを消灯すること。Master Exterior lightスイッチ(スロットルのピンキースイッチ。デフォルト左Ctrl+P) を中央の位置にすることにより、航空灯(ポジショニングライト)・編隊灯(フォーメーションライト)・機首投光器・ナセル投光器・衝突防止灯(アンチコリジョンライト)をオフにできる。
****AHCPの設定&footnote(武装HUDコントロールパネル)
各戦闘システムを有効にしておく必要がある。
+マスターアームスイッチをARMに設定する。
+GUN/ PACスイッチをARMまたはGUNARMどちらかに設定する。 ARMが選択されている場合は、機関砲を使用したとき精密姿勢補正(PAC)システムが使用される。 GUNARMが選択されている場合は、PACを使用せず機関砲を発射する。
+TGPスイッチをONにする。(ターゲッテイングポッドが搭載されている場合)
+レーザースイッチをARMにする。(使用する場合)
+MAV(マーベリックページ)を表示する。(搭載されている場合)
+EOPowerをONにし、マーベリックのシーカーを起動させておく。(IPへの進入3~4分前に起動させると良い)
&blankimg(4.1.2.3-01.png) &blankimg(4.1.2.3-02.png)
****DSMSの設定&footnote(兵装マネージメントシステム)
搭載している兵器、目標にあわせ各兵装の設定を行う。
詳細は[[DSMS>DCS/マニュアル/MFCD/4.DSMS]]ページおよび[[COMBAT EMPLOYMENT>DCS/マニュアル/COMBAT EMPLOYMENT1]]を参照
**4.2作戦エリア内での行動
***4.2.1無線応答
&font(red){ミサイルの発射については必ずコールすること。}(RWRが反応してフレア出し切ったら味方だったというのはよくある話)
|CENTER:コール|CENTER:内容|CENTER:例|
|CENTER:Rifle(ライフル)|CENTER:空対地ミサイル発射時にコールする(マーベリックなど)|CENTER:Two,Rifle&br()(2番機、マーベリック発射)|
|CENTER:FOX1(フォックスワン)|CENTER:セミアクティブレーダー誘導ミサイル発射時にコールする(AIM-7など)|CENTER:Two,FOX1 FOX1|
|CENTER:FOX2(フォックスツー)|CENTER:赤外線誘導ミサイル発射時にコールする(AIM-9など)|CENTER:Two,FOX2 FOX2|
|CENTER:FOX3(フォックススリー)|CENTER:アクティブレーダー誘導ミサイル発射時にコールする(AIM-120など)|CENTER:Two,FOX3 FOX3|
|CENTER:Spike(スパイク)|CENTER:航空機からのレーダーに探知された時にコールする|CENTER:ツー、スパイク9時方向ミグ29|
|CENTER:Mud Spike(マッドスパイク)|CENTER:地上からのレーダーに探知された時にコールする|CENTER:ツー、マッドスパイク2時方向SAM-3|
AWACS
|CENTER:pop up group|CENTER:AWACSが航空機をレーダーで突然に補足したときのコール|
|CENTER:Hot|CENTER:接近中|
|CENTER:Flanking|CENTER:並行・併走|
|CENTER:Cold|CENTER:遠ざかる|
|CENTER:Merged|CENTER:会敵|
|CENTER:bulls|CENTER:Bulls eyeを利用し、目標の位置情報を通達する際に使用。&br()Request Pictureを要求し、敵機が50nm以上離れている場合に使用される。&br()(あなたのコールサイン), (AWACSのコールサイン), new picture, <検出されたグループの数> groups.&br()First group, bulls <Bulls eyeから見た目標の方位> for <Bulls eyeから見た目標の距離>, <高度>.|
|CENTER:BRA|CENTER:目標の位置情報を通達する際に使用。&br()AWACSは目標の位置を、自機からの方位(Bearing), 自機からの距離(Range), 高度(Altitude)の順番に通達してくる。&br()方位、距離、高度の頭文字を取って「BRA」と呼ばれる。&br()Request Pictureを要求し、敵機が50nm未満の場合に使用される。&br()(あなたのコールサイン), (AWACSのコールサイン), new picture,&br()<検出されたグループの数> groups. First group, bra <方位> for <距離>, hits <高度>.|
***4.2.2戦況状況
****リーダー機が離脱した場合
撃墜もしくは何らかのトラブルによりリーダー機が作戦エリアから離脱した場合は、番号の若い順に引き継ぐこと。(1→2→3→4)
**4.3フェンスアウト(Fence Out)
指定のウェイポイント、もしくはターゲット(作戦エリア)から40nm以上離れたポイントにて「フェンスアウト」とコールする。
このコールによりフライトチームは戦闘状態のシステムを解除し、作戦エリアから離脱する。
****外部ライト
消灯していた外部ライトを点灯させる。スロットルのピンキースイッチで操作すると、照明コントロールパネルの設定が変更されるため一度確認すること。
****AHCPの設定&footnote(武装HUDコントロールパネル)
マスターアームスイッチ、GUN/PACスイッチをSAFEにし不用意な誤射を防止すること。TGPやレーザーアームスイッチは状況に応じて切り替える。