戦闘空域に到達し攻撃を行う前に、効率的に通信して攻撃を設定できるよう事前にいくつかのシステムを設定する必要があります。ターゲットから40nmの範囲に近づく前に以下の手順を踏むことになるでしょう。
敵ユニットがあなたを捕捉される前にカウンターメジャーシステムを設定するのがベストです。これは素早く必要なプログラムを選択でき、防衛準備が不要で攻撃に集中できます。
CMSP(カウンターメジャーシグナルプロセッサ)パネル:
1.モードセレクトダイヤルにて選択します。独自に作成したレベルに応じて、3つのオプションから選択することができます。
MAN:手動モードでは、手動でプログラムを選択し、それをアクティブにすることで選択したECMプログラムを開始できます。
SEMI:半自動モードでは、自動でプログラムを選択しますが、プログラムの起動および停止は手動となります。同様に自動でECMプログラムを選択しますが、それを起動および停止するのは手動になります。
AUTO:自動モード
2.プログラム:プログラムを組む場合、少なくても6つのタイプを用意しておくと良いでしょう。
未知のタイプ(赤外線やレーダー誘導)のミサイルに反応して、短い間隔でチャフとフレアを同時に放出するプログラム
長い間隔で長期間にわたってチャフとフレアを同時に放出するプログラム。ターゲットエリアに侵入する場合、赤外線とレーダー誘導防空システムの両方に対抗する予防措置としてそのようなプログラムをアクティブにする場合があります。
短い間隔でチャフだけ放出するプログラム。レーダー誘導システムに対抗するため、このプログラムを使用します。
長い間隔で長期間にわたってチャフのみ放出するプログラム。ターゲットエリアに侵入する場合、レーダー誘導防空システムに対抗する予防措置としてそのようなプログラムをアクティブにする場合があります。
短い間隔でフレアのみ放出するプログラム。赤外線誘導ミサイルに対抗するため、このプログラムを使用します。
長い間隔で長期間にわたってフレアのみ放出するプログラム。ターゲットエリアに侵入する場合、赤外線誘導ミサイルシステムに対抗する予防措置としてそのようなプログラムをアクティブにする場合があります。
3.DISP、RWR、JMR、MWSスイッチをONにすることにより、システムを有効にします。
4.MANまたはSEMIモードでは、DISPプログラムを手動で選択でき、以下のHOTASコマンドでプログラムを開始/停止することができます。
CMS Forward 短押し :選択したプログラムの開始。
CMS Aft 短押し :アクティブなプログラムを停止します。
CMS Left 短押し :前のプログラムを選択します。
CMS Right 短押し :次のプログラムを選択します。
外部ライトが点灯している場合、敵が視覚的にあなたを補足できる可能性が高くなるため、戦闘空域に侵入する前にそれらを消灯します。Master Exterior light スイッチを中央の位置にすることにより、ポジションライト、フォーメーションライト、機首投光器、ナセル投光器、衝突防止灯をオフにできます。
戦闘空域に到着する前に、戦闘システムを有効にする必要があります。
マスターアームスイッチをARMの位置に設定します。
ARMまたはGUNARMのいずれかにGUN/ PACスイッチを設定します。 ARMが選択されている場合は機関砲を使用したとき、PAC(精密姿勢補正)システムが使用されます。 GUNARMが選択されている場合は、PACが無効になります。
ターゲティングポッドが搭載されていれば、レーザースイッチをARMの位置に移動する。
注意:戦闘空域に入る前に、TGP(ターゲッティングポッド)とJTRS(データリンク)スイッチをONにする必要があります。
MFCDに表示されるDSMSページで赤い故障表示が無いかチェックし、リリースプロファイルを確認し、マーベリックが搭載されている場合、電源をONにします。
DSMSステータスページについて。マスターアームスイッチをARMに設定すると、全11のステーションは、緑色表示されるはずです。青や赤のステーションは、次の操作が必要です。
青いステーション:マスターアームスイッチをTRAINからARMに切り替える必要があります。
赤いステーション:これは一般的に指定したプロファイルと兵装との競合を示します。読み込まれたプロファイルが航空機に搭載されていない兵器が含まれている場合に発生します。これを改善するには、DSMSイベントリで正しい兵装を設定するかステーションのエラー表示をクリアします。
兵装プロファイルページでリリースセッティングを確認します。この章の後半で別の武器のリリースセッティングを載せています。プロファイル設定を表示するには、DSMSステータスページのPROF(プロファイル)を選択してください。これによりプロファイルメインページが表示されます。
OSB19とOSB20を使用してプロファイルを選択します。選択したプロファイルをOSB17(ACT PRO)を押してアクティブに出来ます。
OSB9を押してONまたはOFFに設定することで、HUDロータリーから追加または削除できます。(HUDロータリー:SOIがHUDの状態でSEL rockerキーかDMS左右で兵装を切り替える)
選択したプロファイルの詳細ページを表示するにはOSB3(VIEW PRO)を押します。
プロファイルの詳細ページでは、投下設定はページの右側に表示されます。
ページの左側にある設定の変更(CHG SET)では、プロファイルに割り当てられている武器の追加設定を変更できるページを表示するOSBです。
また、武装のプロファイルを変更するのにOSB19と20を使用することができます。
ここでは特定のコントロールについて説明し各兵装のオプション設定については、後半の章で説明します。
攻撃を開始する前に、戦闘空域の状況認識をするためにTADを設定することができます。これはSADL(状況認識データリンク)ネットワークに参加し、HUD上フックシップシンボルとナビゲーションポイント単位で追跡するため、TADのフック機能を組み合わせて使用することができます。
TADオブジェクトのフック
フックのより有用な側面の一つに、TADのシンボルをフックしてHUD上のフックシップボックスに表示させることです。
TAD上では、フックしたシンボルとの距離と方位が表示されます。
フックシップシンボルがHUDに表示されると、そのオブジェクトがどこにあるか分かりやすくなります。シンボルをフックするために、まずオブジェクトの上にTADカーソルを置き、次TMS Forward短押しします。または、パッシブフックにカーソルを保持しても出来ます。攻撃準備をするときにフックする一般的で便利なオブジェクトは次のとおりです。
ウイングマン
ウェイポイント
既知の脅威
オフセットウェイポイント
ミッションターゲット
TGPは、攻撃前に視覚的に長い距離から捜索し、SPIをマークするために貴重なツールです。TGP A-Gページからこれを行うことになるでしょう。 TGP A-Gのページを表示するには次の操作を行う必要があります。
MFCDでTGPを選択
TGPページが最初に表示されたときSTBY(スタンバイ)になります。 OSB2を押してA-Gを選択します。
ターゲットエリアの捜索
TGP A-Gページを選択した状態では、赤外線とCCDカメラを使って作戦空域のターゲットと脅威を索敵することが出来ます。これを始めるためには、TGPがターゲットエリアまで視認できる必要があります。もしこのエリアにウェイポイントやTADオブジェクトがある場合、TGPをSPIスレーブすると即座にカメラを向けることが出来ます。これを行う方法は次の通りです。
目的のターゲットエリアに最寄りのTADシンボル上にTADカーソルを移動する。
カーソルが記号の上にあるときに TMS Forward長押し します。これでその場所をSPI登録できます。
"ウェディングケーキ"のようなSPIシンボルがTAD上に表示されます。
TGPをSOIし、 China Hat Forward長押し することで、TGPがSPIに向くでしょう。
TGPは、現在のSPIの場所で保持されます。
TGPをこの場所へ向かせたら、センサーを移動して調整するために次のコマンドを使用することができます。
ナローとワイドのビュー変更( China Hat Forward 短押し )
赤外線とCCDのカメラタイプ変更( Boat Switch center でCCD)
赤外線カメラを使用している場合、ブラックホットとホワイトホットで極性を変更する( Boat Switch Forward と Boat Switch Aft )
ズーム調整( DMS Forward と DMS Aft )
縦横のカメラ移動 ( Slew )
ターゲットを発見したら、AREAまたはPOINTトラックでTGPを固定させることが出来ます。もしターゲットが移動している場合、POINTトラックが最良の選択となります。AREAとPOINTトラックを切り替えるには TMS Forward短押し します。INRトラックに戻るには TMS Aft短押し します。
TGPでSPI設定
TGPを使用してターゲットを発見したら、SPIとして設定することもできます。それにはTMS Forward 長押しします。TAD上ではSPIシンボルとTGPダイアモンドがターゲットに重なって表示されます。HUDではTVVからSPIラインが伸びています。下図では、TGPポイントはSPIになっていますが、HUDの表示外です。
一度TGPを使用してSPIを設定すると、スレーブしたマーベリックやHUD TDC等の他のシステムでも"Slave All to SPI"コマンド(China Hat Forward長押し)を使ってSPIに向けることが出来る。
レーザーとLSSのセットアップ
ターゲットエリアに近づくと、TGPレーザーでターゲットをフライトメンバーに指示する、もしくはTGPサーチを使ってJTACやフライトメンバーからレーザーでターゲットを指示されロックオンできるでしょう。これら両方の機能は、TGP A-Gページから行うことが出来ます。A-Gページを表示した後に、次の操作を行う必要があります。
レーザーでターゲットを指示する
TGPのレーザーを使用すると、ターゲットを(静止または移動)追跡することができ、符号化されたレーザーでマーキングすることが出来ます。レーザースポットトラッカーを使用して味方ユニットは、そのレーザーを検出しそれがあなたのレーザーとレーザートラッカーの両方が同じコードに設定されている場合、追跡することができます。僚機やレーザー誘導爆弾に攻撃ターゲットを指定する、また他のユニットにターゲットを渡すときに便利なツールになります。
まず最初にしなければならないことは、あなたとレーザースポットを検索する両方が同じレーザーコードに設定する必要があります。そのためには、A-G CNTL(コントロール)ページに移動します。
A-Gコントロールページでは、2つの主要な設定があります。
レーザーコードを設定:デフォルトのコードは1688ですが、スクラッチパッドで新しい4桁のコードを入力しOSB18(L)を押すことで、これを変更することができます。
レーザー照射のラッチ設定をONまたはOFFにする:ラッチ設定をOFFにした場合、レーザー照射ボタン(ノーズホイールステアリングボタン)を押している間のみ照射します。ラッチ設定をONにした場合は、レーザー照射ボタンでオンオフを切り替えることができ、ボタンを押したままにする必要がありません。
TGPで目的のターゲットをレーザー照射して追跡しているならば、TGP A-Gページのレーザーステータスに"L"と点滅表示されます。また、HUDにも表示されます。
検索とレーザーロックの指定
他の航空機や味方機のためにレーザーでターゲットを指定する方法を学んだように、別の航空機または味方機がレーザーであなたにターゲットを指定することができます。そのためには、LSS(レーザースポットサーチ)かLST(レーザースポットトラック)モードを使用します。レーザー指定されたターゲットを追跡できたら、その後簡単にそのターゲットのエリアまたはPOINTトラックに切り替え、それを追跡することができます。
あなたがまずすることは、レーザーの設定と同様にA-G CNTL(コントロール)ページに移動し、LSSのコードを入力します。レーザーのコードと同様に、1688がデフォルト値になっていますが、任意の4桁のコードをスクラッチパッドに入力し、OSB17(LSS)を押すことによって変更することができます。
LSSコードを設定した後メインA-Gページに戻りターゲットエリアに向きを合わせ、 DMS Right長押し することでLSSモードを開始します。開始するとTGPのビデオ画像がフリーズし、前後にスキャン状況のキューが表示されます。
検索エリアで正しいコードが検出された場合、DETECTメッセージがTGPに表示されます。
レーザーが検出されるとTGPはLST(レーザースポットトラック)モードに移行しようとします。これはOSB6の表示とクロスヘアの中心にポイントトラックボックスが表示されることによって示されます。もし指定されたポイントが移動目標の場合、最初にレーザー検出された場所にサークルが表示されます。
LSTモードで追跡されているときに、 TMS Forward短押し でAREAとPOINTに、また TMS Aft短押し でINRトラックに切り替えることができます。
AHCPのIFFCCスイッチをTESTにする。
UFCのセレクトロッカースイッチを使用してHUDに表示されているIFFCCテストモードからWEAPON、30mmと選択していきます。(UFCのENTERボタンを押す)
30mmメニューを選択した状態では、セレクトロッカースイッチを使用して3つのオプションを選択できます。それぞれが選択されているときに、データロッカースイッチを押すことによって、それぞれのオプションを変更することができます。
AMMO TYPE:航空機に搭載されている弾薬の種類を設定します。 3つのオプションがあります。
TPトレーニング:訓練弾。
HEI:高性能焼夷榴弾。軽装甲目標のために使用されます。
CM(コンバットミックス):徹甲焼夷弾と、焼夷榴弾の両方が含まれています。重装甲目標のために使用されます。
注意:ミッションエディタで航空機に搭載されたものと、ミッションブリーフィングで指定されているものを確認してください。
AMMO MFG:弾薬の製造業者を設定します。 3つのオプションがあります。
OLIN
ALLT
AVE
すべて同じ性能を持っています。
MIN ALT:この値は100フィート単位で設定し、HUD上を基準にガンのMRC(最小範囲キュー)の標高を決めることができます。
IFFCC30mmの設定が完了したら、IFFCCスイッチをONにします。
DSMSステータスページの中央には選択したプロファイルが表示され、その上に現在のマスターモード設定が表示されます。マスターモードはMaster Mode Control Button(Mキー)を押すことでNAV→GUNS→CCIP→CCRPの順で変更できます。 GUNSは、プロファイル名上部に表示されます。また、HUDにも表示されます。
DSMSステータスページの下部に機関砲のステータスラインがあります。これは残弾数を示し、装弾タイプはIFFCC30mmメニューで設定したものが表示されます。
次の操作をAHCPから行うことで機関砲を有効にできます。
マスターアームスイッチをARMやTRAINに設定する。
・ARMに設定されている場合、航空機から起動することができますし、アクティブな兵装ステーションのステータスが緑色で表示されます。
・TRAINに設定されている場合、武器とDSMSのトレーニングを行うことができ、HUDはそれに応じて動作します。しかし、実際に武器は発射されません。DSMSイベントリを使用して新しくステーションに兵装を割り当てるか、装備されている兵装を補充できます。アクティブな兵装ステーションのステータスが青色で表示されます。
GUN/ PACスイッチをARMまたはGUNARMに設定する。
・ARMに設定されている場合、トリガのファーストステージで精密姿勢制御(PAC)システムが作動しターゲット上に機関砲のピパーを維持しようとします。トリガーのセカンドステージで、機関砲を掃射します。
・GUNARMに設定すると、PACが無効になりトリガーのセカンドステージで機関砲を掃射します。
AHCP上でのマスターとGUN/ PACスイッチの設定によって、DSMSステータスページ上のデータはそれに応じて変更されます。
マスターアームスイッチの設定。選択したプロファイルの反転色は(DSMSステータスページの中心)マスターアームスイッチの設定が表示されます。
白:セーフティ
緑:セーフティ解除
青:トレーニング
DSMSステータスページの下部にある機関砲の残弾表示には、GUN/ PACスイッチの設定を表示します。
通常表示:セーフティ
反転表示:セーフティ解除
マスターモードでGUNSを選択しAHCPスイッチが正しく設定されていると、HUD上には4つのガンサイトタイプ(デフォルトでCCIPガンレティクル)のいずれかになります。これらガンサイトのそれぞれが独自の照準を提供し、それらの選択はしばしば個人的な好みで、またはシステム障害が発生した場合により異なります。
HUDをSOIに設定し DMS Left短押し でガンサイトを切り替えられます。
CCIPガンレティクル
CCIPガンレティクルはデフォルトの照準器であり、4ガンサイトの中で最も照準情報を表示します。中央にあるレティクルは 照準と機関砲の有効レンジ、ターゲットの移動向きを表示します。
CM弾薬が装填され選択されている場合は、レチクルの中心に2つのピパー(照準)が表示されます。中央のピパーはHEI(高爆発焼夷)弾の、右下のピパーはAP(徹甲弾)予測照準を示しています。上記の画像は、HEIまたはTPのレティクルを示しています。
0以外のMIN ALTがIFFCC30mmメニューで入力されている場合は、最小レンジキューのインジケータがレティクルの右側に表示されます。キューがレティクルの3時方向にあるときにMIN ALT設定となります。
機関砲の有効レンジがレティクル下のデジタル数値と周りにアナログレンジバーで表示されます。
照準の両側に縦線で構成される移動ターゲットのインデックスがあります。ターゲットがLOSに垂直に20ノットで移動するために必要なリードを表します。移動ターゲットの指標は、照準を通る架空の水平線に固定されています。
正確なデータが読み込めないとき、レティクルの中心に"X"を表示されます。
CCIPガンクロス
CCIPガンクロスは、CCIPガンレティクルと似た動作をしますが、アナログレンジのバーを削除しよりコンパクトにターゲットインデックスを移動します。
正確な照準情報が読み込めないときは、中央に"X"と表示されます。
4/8/12ガンレティクル
正確なターゲットの標高が入手出来ないとき、このレティクルは4,000、8,000、12,000フィートに調整された3つの照準を提供します。
4,000フィート風向き修正ガンクロス
このガンクロスは4,000フィートの風補正を計算して表示します。不正確なターゲットの標高情報がCCIP射撃を妨げるときに使用されます。
機関砲を使用するときは、次の点に注意してください。
正確にCCIPの照準を使用するには、照準点の標高を知っている必要があります。これは多くの場合、DTSの標高を選択することによって行われます。DTSは、HUDデータブロックの3行目に表示されるまで、UFCデータロッカーキーを押し、次にSELロッカーキーを押すことによって行われます。 DTSが選択されていない場合、標高はステアポイントに基づいて行われます。ステアポイントに基づくとCCIPの照準が示している場所よりも高い標高にある場合は、CCIP INVALIDエラーが発生します。
スラントレンジが大幅に機関砲の効果に影響します。弾が発射された後は徐々に分散し速度を失うことになります。分散と速度の損失は、精度と与えるダメージの効果を現象させます。効果的な機銃の範囲は、一般的に0.5から2マイルの範囲です。戦車の場合は、0.5マイルが最大範囲となります。そして、CMを使用し装甲がもっとも弱い戦車の背後から攻撃してください。
ターゲットが移動している場合は、CCIPガンレティクル上に表示される移動ターゲットのインデックスを使用することをお勧めします。その表示は、自機に対して横方向に20ノットの一定速度で移動するターゲットと仮定して表示されます。たとえば、左方向に推定10ノットで移動しているターゲットには移動ターゲットインデックスの左半分の位置で掃射しなさい。
ターゲットを狙う場合、同じターゲットに続けて掃射しないよう注意してください。ターゲットに対して直線的な動きは、たとえば戦車上部に装備されている機関銃の格好の的となります。
最小攻撃レンジに達したら、水平・垂直に急転回し敵の反撃を回避しましょう。また敵の赤外線SAMが近くにいる場合、必要に応じてフレアを放出しながら急転回するとよいでしょう。
機銃掃射後、再攻撃する前にターゲッティングポッドを使用して敵の被害状況を確認することができます。ただ、ターゲットを見失わないよう注意してください。
予想されるターゲットが敵の歩兵の場合、HEI弾を装填しておくのが最適です。
PAC(精密姿勢制御)を使用しないで掃射する場合
GUN/ PACスイッチをGUNARMに設定すると、PACは使用されません。この場合、機銃掃射を成功させるためには次の点に注意しておくことになるでしょう。
重装甲/要塞化された目標には着弾密度を増加させるため高角度から攻撃します。遠方、低い角度からの攻撃は着弾密度が低くなります。一般的に2~0.5 nm間で機銃掃射行います。戦車のような重装甲ターゲットの場合、それは0.5~1nm間で掃射するのが最善です。
ターゲットが密集または軽装甲ターゲットには、ローアングルで分散した機銃掃射を行うことがあります。
PACを使用した機銃掃射
PACは、掃射時の航空機の機首を安定させるため、SASを通してエレベーター及びラダーを制御することによって行います。
CCIP INVALIDメッセージ
ターゲットが現在の航空機の高度よりも高い場合(例えばあなたの現在の高度よりも高い丘)、システムは適切な目標高度を生成することはできません。このような場合"CCIP INVALID"のメッセージがHUDに表示されます。そのようなターゲットを攻撃するには、2つのオプションがあります。
ターゲットの高度より高い高度に上昇する。
4/8/12ガンレティクル、または4000フィート風向き修正ガンクロスに切り替え
DSMステータスページで、ロケット弾を積んだステーションは次の情報が含まれます。
上部は、ロケット弾頭の形式を示しています。
下部は、ロケットの種類を示しています。
左または右のボックスには、ステーションに残っているロケット弾数を示しています。
プロファイルページ
コントロールページ上ではロケットで使用可能な3つの投下設定が用意されています。
リリースタイプ(OSB6):このオプションでリリースタイプを選択します。
SGL(シングル):リリースボタンを押すたびに、単一のロケットを発射します。
PRS(ペア):リリースボタンを押すたびに、2つの異なるポッドからそれぞれロケットを発射します。
RIP SGL(リップルシングル):リリースボタンを押すごとに、RIP QTY(リップル数)の設定で指定されたロケット数を発射します。
RIP PRS(リップルペア):リリースボタンを押すごとに、ペアでRIP PRS設定で指定されたロケット数を発射します。
注意:ロケットを複数発射した場合、発射時の照準点に着弾します。
リップル数 (OSB 8):RIP SGLまたはRIP PRSのいずれかがリリースタイプとして選択されている場合は、発射するロケット数を設定するためにこのオプションを使用することができます。
リリースモード (OSB 10):プロファイル設定をCCRPかCCIPで選択している場合、HUDのモードに従って割り当てられます。
プロファイル追加設定ページ
ロケットプロファイルの設定ページには、追加設定オプションがあります。一部の設定はすべてのロケットで利用できないことに注意してください。例えば、爆発性の弾頭と照明弾は異なる場合があります。
エスケープマニューバー(OSB20):エスケープマニューバーの種類を選択できます。
NONE
CLM:上昇マニューバー
TRN:旋回マニューバー
TLT:水平旋回マニューバー
指定飛行時間(OSB19):発射から着弾までのロケットの飛行時間を指定します。
最低投下高度(OSB18):ロケットを発射する最低高度を設定するために使用します。この設定は、HUD CCIPレティクル内に表示されるPBILと最小レンジキャレット(MRC)の最小レンジステープル(MRS)の配置を限定するでしょう。
水平オフセット(OSB7):-15~15ミル間で武器の水平方向のオフセットを設定します。
垂直オフセット(OSB8):-15~15ミル間で武器の垂直方向のオフセットを設定します。
武器の射出速度(OSB9):毎秒-10~30フィート毎秒間でポッドの射出速度を設定します。
投下遅延設定(OSB10):-0.40~0.40間で投下の遅延を設定します。
ロケットプロファイルが選択され、マスターアームスイッチをARMに設定すると、ロケットを発射することができます。CCIPまたはCCRPモードでロケット発射することができますがそれぞれ長所と短所があります。
最も簡単にCCIPモードでロケットを選択するには、HUDをSOI設定し
マスターモードボタンを押してCCIPモードを選択します。現在のモードは、HUDの中央に表示されます。
ロケットプロファイルを選択するまでDMS Left か Rightを短押ししてください。プロファイル名は、DSMSのステータスページとHUDの左下隅に表示されています。
多くのCCIPガンレティクルと同じように、航空機を操縦してターゲット上にCCIPの照準を配置されます。2nmよりも距離が遠い場合、HUDの左側にロケットの予想飛行時間が表示されます。
ターゲットまでの距離が2nm未満である場合、CCIPレティクル下の数値が消え、レチクル内のアナログレンジバーが縮小していきます。
約1nmで、ロケットを発射する武器のリリースボタンを押したままにします。
CCIPモードを使用する主な利点は、CCRPモードよりも正確であるということです。欠点は、ターゲットに向かって機首を保つ必要があるということです。
正確にロケットを着弾させるためには、航空機が照準点の標高を知っている必要があります。これは多くの場合、DTSの標高を選択することによって行われます。DTSは、HUDデータブロックの3行目に表示されるまで、UFCデータロッカーキーを押し、次にSELロッカーキーを押すことによって行われます。 DTSが選択されていない場合、標高はステアポイントに基づいて行われます。ステアポイントに基づくとCCIPの照準が示している場所よりも高い標高にある場合は、CCIP INVALIDエラーが発生します。
CCRPモードでは、SPIに関連してロケットを発射することができますし、水平飛行や打ち上げ発射することができます。このモードを使用する前に、まず目的のターゲットをSPI指定する必要があります。これは、TDC、TAD、マーベリック、ガン照準、TGPで行うことができます。
ターゲットをSPI設定したあと、ロケットプロファイルを選択して、マスターモードキーでCCRPに設定します。
そうすると、ASL(垂直ステアリングライン)がSPIに沿ってHUD上に描画されます。 ASLの上には内部ドットソリューションキューと呼ばれる小さな円が表示されます。
また、HUD上はロケットレティクルになりますが、CCIPモードとは異なり、距離の数値やアナログバーが存在しません。
狙いをつけロケットを発射するには、小さいソリューションキュー内にロケットレティクルの照準を合わせるよう航空機を飛行させなければなりません。そうすることで、適切な方位と高度で飛行させロケットの発射しSPIの位置に着弾することが出来ます。
ソリューションキュー内に照準を長いこと維持できなかった場合、短い時間でいくつかのロケットを発射する必要があるかもしれません
CCRPモードの利点は、水平飛行であるいは打ち上げ状態から発射できるということです。欠点は、CCIPモードよりもはるかに精度が低くなることです。一般的にはターゲットを抑制するためにCCRPモードを使用します。
CCIPモードで無誘導爆弾を投下したい場合には、MAN REL(マニュアルリリース)、3/9リリース、5MILリリースの3つの方法があります。マニュアルリリースがデフォルトとして設定されていますが、IFFCCテストメニューから3/9または5MILを選択することができます。これを行うには:
AHCP上のIFFCCスイッチをTESTにする。
CCIP CONSENT OPTの行を選択し、UFCのDATAロッカーキーを押し3つのオプションを変更します。
完了したらIFFCCスイッチをONに戻します。
無誘導爆弾を11あるステーションの1つに搭載され、それが対応する武器のプロファイルを持っている場合、そのデータは適切なステーションボックスに表示されます。
直接武器のステーションボックス横のOSBを押すと、選択した武器のタイプ(M/武器名)のマニュアルプロファイルを作成することによって武器を選択することができます。
選択した武器の種類は、(プロファイルまたは手動で)反転に示すようにその武器ステーションボックスを持つことになります。
無誘導爆弾の種類に応じて、ステータスページ上の武器ボックス内の情報は異なります。
上の行は、武器の種類を示します(つまり、MK-82)
下の行は、空白はTERを示す。もしくはパイロットリリースのオプションを表示。
ボックスの左または右側の数は、ステーションの残弾数。
プロファイルページ
次のセットアップセクションでは、無誘導爆弾の3つの一般的なタイプを設定するための構成が表示されます。
コントロールページ上の汎用爆弾で利用可能な4つのリリース設定があります。
リリースタイプ(OSB 6):4つのリリースタイプを選択できます。
SGL(シングル):リリースボタンを押すたびに、単一の爆弾を投下します。
PRS(ペア):リリースボタンを押すたびに、2つの異なるステーションからそれぞれ爆弾を投下します。
RIP SGL(リップルシングル):リリースボタンを押すごとに、RIP QTY(投下数)の設定で指定された爆弾を投下します。
RIP PRS(リップルペア):リリースボタンを押すごとに、ペアでRIP PRS設定で指定された爆弾を投下します。
注意:爆弾を複数した場合、投下時の照準点に着弾します。
ヒューズセレクト(OSB7):ノーズ、テール、N/T(ノーズ/テール)の3つから選択できます。
投下数(OSB8):RIP SGLまたはRIP PRSのいずれかにリリースタイプが選択されている場合、爆弾の投下数を設定することができます。
リリースモード (OSB 10):爆弾を投下するモードをCCIPまたはCCRPリリースモードから選択します。
プロファイル追加設定ページ
追加設定ページでは以下の設定を行うことが出来ます。
エスケープマニューバー(OSB20):エスケープマニューバーの種類を選択できます。
NONE
CLM:上昇マニューバー
TRN:旋回マニューバー
TLT:水平旋回マニューバー
指定落下時間(OSB19):投下から着弾までの希望落下時間(秒)を設定します。時間設定をするとPBIL(予測着弾ライン)にリリースキューが限定されます。もしセットしたTOFで爆弾を投下したいなら、ターゲットにDRCを保持し照準をターゲットに重ねます。DRCと照準が一致すると、入力したTOFで爆弾が投下されます。
最小投下高度(OSB18):爆弾を投下する最低高度を設定するために使用します。この設定は、HUD CCIPレティクル内に表示されるPBILと最小レンジキャレット(MRC)の最小レンジステープル(MRS)の配置を限定するでしょう。
水平オフセット(OSB7):-15~15ミル間で武器の水平方向のオフセットを設定します。
垂直オフセット(OSB8):-15~15ミル間で武器の垂直方向のオフセットを設定します。
武器の射出速度(OSB9):毎秒-10~30フィート毎秒間でポッドの射出速度を設定します。
投下遅延設定(OSB10):-0.40~0.40間で投下の遅延を設定します。
バリュート付無誘導爆弾のプロファイルページ
コントロールページ上の汎用爆弾で利用可能な4つのリリース設定があります。
リリースタイプ(OSB 6):4つのリリースタイプを選択できます。
SGL(シングル):リリースボタンを押すたびに、単一の爆弾を投下します。
PRS(ペア):リリースボタンを押すたびに、2つの異なるステーションからそれぞれ爆弾を投下します。
RIP SGL(リップルシングル):リリースボタンを押すごとに、RIP QTY(投下数)の設定で指定された爆弾を投下します。
RIP PRS(リップルペア):リリースボタンを押すごとに、ペアでRIP PRS設定で指定された爆弾を投下します。
注意:爆弾を複数投下した場合、投下時の照準点に着弾します。
ヒューズセレクト(OSB7):ノーズ、テール、N/T(ノーズ/テール)の3つから選択できます。
投下数(OSB8):RIP SGLまたはRIP PRSのいずれかにリリースタイプが選択されている場合、爆弾の投下数を設定することができます。
リリースモード (OSB 10):爆弾を投下するモードをCCIPまたはCCRPリリースモードから選択します。
バリュート付無誘導爆弾の追加設定ページ
バリュート付汎用爆弾のプロファイル設定ページには、追加設定ページがあります。
MAN REL(マニュアルリリース)
マニュアルリリースはCCIPのデフォルトリリースモードであり、IFFCC TESTの設定に変更を必要としません。多くのロケットと機関砲のCCIPと同様に、ターゲット上に照準を合わせ、武器を発射します。非常に簡単! CCIPマニュアルリリースを使用して無誘導爆弾を投下するには:
AHCPのマスターアームスイッチをARMへ設定します。
目的の武器プロファイルが選択されるまでDMS左または右を短押ししてください。
CCIP(HUDの中央に表示)が選択されるまで、マスターモードボタン(Mキー)を押してください。
機体が水平の場合、PBIL(着弾投影ライン)が表示されます。できるだけ機体を水平に維持し、左右にバンクしないようにします。
目的のターゲットに向かって10~45度間で急降下します。
ターゲットの範囲と標高に応じて、PBILは点線から直線になりレティクルが見えてくるでしょう。中央のレチクルと照準は爆弾が着弾する場所を表しています。
ターゲット上に照準を合わせ武器のリリースボタンを押します。リップルモードで複数の爆弾を落とす場合は、すべての爆弾が投下されるまでリリースボタンを押している必要があります。
HUDの左下側には、最初の爆弾が着弾するまでの時間を示すカウントダウンの数値です。
CR(コンセントリリース)3/9 or 5 MIL
2つのCRモードでは、CCIPマニュアルリリースで攻撃するように多くのターゲットを指定することができます。HUDの最下部に表示されるため攻撃のダイビング時間を短縮したいときに便利です。それは通常より早くエスケープマニューバーを開始することが出来ます。
IFFCCテストメニューから、OCCIP CONSENT PTを選択して3/9または5MILのどちらかをUFCのDATAロッカーキーで選択してください。デフォルトでは、マニュアルリリースに設定されているためOFFになっています。完了したら、IFFCCスイッチをONにします。
3度以上の角度で降下している場合、破線のPBILとレティクルがHUDに表示されます。中央のレティクルは、HUDの一番下に固定されたままです。目的のターゲット上に照準を合わせるよう航空機を操縦し、武器のリリースボタンを押し続けます。
武器のリリースボタンを押したままにすると、PBILは直線に変わりASL(ステアリングライン)が指定されたターゲットに向かって表示されます。 ASLに小さな丸(ソリューションキュー)とキューの隣にはTTRN(残り投下時間)が表示されます。
武器のリリースボタンを押したままでソリューションキューが照準を通過すると、爆弾は自動的に投下されます。
投下された後、武器のリリースボタンを離してください。
HUDの左下には、最初の爆弾が着弾するまでの時間を示すカウントダウンの数値が表示されます。
飛行条件によって投下できない場合は、ソリューションキューに”X”が表示されます。
注意:正確にCCIP爆撃を使用するには、航空機が照準点の標高を知っている必要があります。これは多くの場合、DTSの標高を選択することによって行われます。DTSはHUDデータブロックの3行目に表示されるまで、最初にUFCのデータロッカーキー、次にSELロッカーキーを押すことによって行われます。 DTSが選択されていない場合、標高はステアポイントに基づいて行われます。ステアポイントに基づくとCCIPの照準が指示されている場所よりも高い標高にある場合は、CCIP INVALIDエラーが発生します。
3/9モードではソリューションキューをレティクルの中に合わせると投下できます。
5MILモードではソリューションキューを照準に合わせないと投下できないため、より正確に投下することが可能です。
CCRPモードでは、SPIを登録した場所に攻撃することができます。 CCIPのように降下姿勢から行うだけでなく、水平飛行または上昇姿勢から投下することも出来ます。
CCRPモードを使用するには、次の手順を実行する必要があります。
AHCPパネルのマスターアームスイッチをARMに設定します。
使用する武器のプロファイルが選択されるまで DMS左右を短押し します。
CCRPがが選択されるまで(HUDの中央に表示)、 MMCB(Master Mode Control Button) を押します。
必要に応じてSPIでターゲットを設定します。これはいくつかの方法があります。
・ターゲット上にTDC(Target Designation Cursor)を移動し、 TMS Forward長押し してSPIを設定する。
・ターゲット上にTGPカーソルを移動し、 TMS Forward長押し してSPIを設定する。
・マーベリックでターゲットをロックして、 TMS Forward長押し してSPIを設定する。
・TADオブジェクトをSPIとして設定する。
SPIが設定されている場合、HUD上のASL(アジマスステアリングライン)はSPIに向かって表示されます。
SPIが設定されると、TVVに伸びるSPIロケーターラインまたは、TVVターゲットに伸びるSPIロケーターラインが表示されます。SPIがHUD表示範囲の内外で表示が異なります。
CCRPではASLに向かって航空機を操縦する必要があります。CCRPピパー(照準)がASLに重なるように操縦する必要があります。
投下されるまでの残り時間がTTRN(ASLのソリューションのキューの横の数値)に秒単位で表示されます。
TTRN約6秒からソリューションキューがASL上を下がってきます。ウェポンリリースボタンを押したままにして、ソリューションキューがCCRPピパーに重なるよう航空機を操縦します。CCRPモードでは、5 MILモードが使用されます。MAN REL(マニュアルリリース)と3/9リリースモードはありません。
投下された後、ウェポンリリースボタンを離すことが出来ます。
現在の飛行条件では投下することが出来ないと判断された場合、Xマークがソリューションキューに表示されます。
DSMSステータスページでLUUシリーズを搭載した各ステーションは、次の情報が表示されます:
上段は、照明弾のタイプが表示されます。
下段は、コンテナポッド(常にSUU25)が表示されます。
ステーションボックスの右または左に残弾数が表示されます。
プロファイルページ
リリースタイプ(OSB 6): ボタンを押すことで2種類から選択できます。
SGL(シングル): ウェポンリリースボタン を押すたびに照明弾を発射します。
PRS(ペア): ウェポンリリースボタン を押すたびには、ペアで照明弾を発射します。
注:リップルリリースは照明弾では選択できません。
リリースモード(OSB10):CCRPしか選択出来ません。
プロファイル追加設定ページ
作動高度(HOT):照明弾が作動する高度を設定できます。
照明弾を使用するには前述のようにCCRPモードを使用して無誘導爆弾を使用することと似ています。違いはマニュアルリリースモードが使用出来るかどうかです。
照明弾を使用するには、次の手順を実行する必要があります。
AHCPパネルのマスターアームスイッチをARMに設定します。
使用するプロファイルが選択されるまでDMS左または右を短押しします。
CCRPが選択されるまで(HUDの中央に表示)、MMCB(Master Mode Control Button)を押します。もしCCIPを選択した場合、HUD上にCCRP使用指示メッセージが表示されます。
必要に応じてターゲットをSPI設定します。
SPIが設定されている場合、HUD上のASL(アジマスステアリングライン)はSPIに向かって表示されます。
SPIが設定されると、TVVに伸びるSPIロケーターラインまたは、TVVターゲットに伸びるSPIロケーターラインが表示されます。SPIがHUD表示範囲の内外で表示が異なります。
CCRPではASLに向かって航空機を操縦する必要があります。CCRPピパー(照準)がASLに重なるように操縦する必要があります。
投下されるまでの残り時間がTTRN(ASLのソリューションのキューの横の数値)に秒単位で表示されます。
TTRN約6秒前からソリューションキューがASLを下がってきます。ソリューションキューがCCRPピパーに重なるよう航空機を操縦します。そして照準に重なった時に ウェポンリリースボタン を押して下さい。爆撃CCRPとは異なり、手動でボタンを押す必要があります。自動リリースのつもりで押しっぱなしにしないよう注意して下さい。
攻撃の前に、まずAHCPパネルのスイッチ設定を行います。
マスターアームスイッチをARM
レーザーアームスイッチをARM
TGPをON
自機のTGPを使用してターゲットを自分自身で指定する方法
TGPをどちらかのMFCDで表示させます。
デフォルトのSTBY(スタンバイ)ページから、OSB2を選択しA-G(空対地)ページを表示します。
AGページから、OSB1を押してCNTL(コントロール)を選択。
CNTL(コントロール)ページから調整する3つのオプションがあります。
レーザーコード:レーザーコードを設定出来ます。自身がレーザーでターゲットを指定する場合は、DSMSのインベントリストアページで武器に設定されたレーザーコードと一致していることを確認してください。別の航空機のため、もしくは別の航空機からレーザーが発振される場合は、LSS(レーザースポット検索)モードで指定しているコードと一致している必要があります。
ラッチ:ラッチオプションがONに設定されている場合は、レーザー発振ボタン(ノーズステアリングボタン)を一回押すだけでレーザーが発振され、もう一度押すまでそれを維持します。ラッチがOFFに設定されている場合、レーザーを発振し続けるためにはノーズホイールステアリングボタンを押しっぱなしにする必要があります。
ヤードスティック:USAとOFFを切り替えることが出来ます。これは、メートルとフィート表示を切り替えることが出来ます。
コントロールページでの設定が完了したら、OSB1を押しメインページにRTN(リターン)します。
A-Gページで十字照準線をターゲットに合わせます。
十字照準線が重なったら TMS Forward 短押し を何回か押してAREAまたはPOINTトラックモードにします。ターゲットが移動している場合はPOINTトラックモードを使用してください。
SPIとして設定されていない場合は、 TMS Forward 長押し してください。
レーザーステータスにLと設定されているか確認します。そうでない場合は、 DMS Right 短押し して切り替えます。
GBU-10やGBU-12が搭載されたステーションはステータスページに次の情報が表示されます。-上段にLGBの名前が表示されます。
DSMSインベントリページで設定されたレーザーコードが下段に表示されます。
ボックスの右または左に表示される数字は残弾数です。
プロファイルページ
リリースタイプ(OSB 6):4つのリリースタイプを選択できます。
SGL(シングル):ウェポンリリースボタンを押すたびに、単一の爆弾を投下します。
PRS(ペア):ウェポンリリースボタンを押すたびに、2つの異なるステーションからそれぞれ爆弾を投下します。
RIP SGL(リップルシングル):ウェポンリリースボタンを押すごとに、RIP QTY(投下数)の設定で指定された爆弾を投下します。
RIP PRS(リップルペア):ウェポンリリースボタンを押すごとに、ペアでRIP PRS設定で指定された爆弾を投下します。
注意:爆弾を複数投下した場合、投下時の照準点に着弾します。
ヒューズセレクト(OSB7):ノーズ、テール、N/T(ノーズ/テール)の3つから選択できます。
投下数(OSB8):RIP SGLまたはRIP PRSのいずれかにリリースタイプが選択されている場合、爆弾の投下数を設定することができます。
リリースモード (OSB 10):爆弾を投下するモードをCCIPまたはCCRPリリースモードから選択します。
プロファイル追加設定ページ
追加設定ページでは以下の設定を行うことが出来ます。
エスケープマニューバー(OSB20):エスケープマニューバーの種類を選択できます。
NONE
CLM:上昇マニューバー
TRN:旋回マニューバー
TLT:水平旋回マニューバー
指定落下時間(OSB19):投下から着弾までの希望落下時間(秒)を設定します。時間設定をするとPBIL(予測着弾ライン)にリリースキューが限定されます。もしセットしたTOF(落下時間)で爆弾を投下したいなら、ターゲットにDRC(Desired Release Cue)を保持し照準をターゲットに重ねます。DRCと照準が一致すると、入力したTOFで爆弾が投下されます。
最低投下高度(OSB18):爆弾を投下する最低高度を設定するために使用します。この設定は、HUD CCIPレティクル内に表示されるPBILと最小レンジキャレット(MRC)の最小レンジステープル(MRS)の配置を限定するでしょう。
レーザー照射時間(OSB17):レーザー照射時間を設定できます。この機能を使用するにはAUTO LSを有効にする必要があります。
ソリューション(OSB 16):爆弾の飛行経路をORP(最適なリリースポイント)とBAL(弾道リリースポイント)から選択できます。
オートレーザー(OSB 6):ONに設定した場合、LS TIMEの設定に応じて自動的に照射を開始します。
精度を出すためには着弾8秒前に設定します。0に設定した場合、デフォルト設定の着弾4秒前に照射されます。
水平オフセット(OSB7):-15~15ミル間で武器の水平方向のオフセットを設定します。
垂直オフセット(OSB8):-15~15ミル間で武器の垂直方向のオフセットを設定します。
武器の射出速度(OSB9):毎秒-10~30フィート毎秒間でポッドの射出速度を設定します。
投下遅延設定(OSB10):-0.40~0.40間で投下の遅延を設定します。
AHCPパネルとTGP、DSMSを正しく設定し、指定したターゲットを攻撃するには、次の手順に従います。
使用するLGBプロファイルを選択するには、HUDをSOIし DMS 左または右を短押し します。
CCRPが選択されるまで MMCB を押します。モード名は、HUDの中央に表示されます。
ASLとSPI両方が表示されるよう方位を調整します。
ASLとPBILが重なるように航空機を操縦します。
ターゲットまでの距離が近づくと、ソリューションキューの横にTTRNの数値が表示され、投下までの時間を秒単位で表示されます。
投下6秒前からソリューションキューが下がってきます。ソリューションキューがCCRPレティクルを通過するまで、 ウェポンリリースボタン を押したままにします。キューが通過すると同時に爆弾が投下されます。
プロファイルページでAUTO LSがONに設定されて無い場合は、ノーズステアリングボタンを押してレーザーを照射して下さい。レーザーが照射されている場合は、HUDの左側の"L"(レーザーステータス)が点滅します。
レーザーステータス表示の左側に表示される数値は、着弾までのカウントダウンです。
TGPとターゲット間に遮るものが無いよう注意して下さい。遮蔽物がある場合、HUD上に"M"と表示されます。航空機の高度を高くすることによって、遮られる確率を減少できます。
注:精度を向上させるために、航空機がAGL15000フィート以上から爆弾を投下し、着弾8秒前からターゲットをレーザー照射することをお勧めします。
DSMSステータスページでIAM爆弾を搭載した各ステーションは、次の情報が表示されます:
上段は、IAMの名前を示します。
下段は、IAMのステータスを示します。
RDY:武器が使用可能になりました。
ALN GRDY:武器は使用可能ですが航空機が地上にあります。
OFF:武器ステーションの電源が切断されています。
ボックスの左右どちらかに残弾数が表示されます。
プロファイルページ
リリースタイプ(OSB 6): ボタンを押すことで2種類から選択できます。
SGL(シングル): ウェポンリリースボタン を押すたびにIAM爆弾を発射します。
PRS(ペア): ウェポンリリースボタン を押すたびには、ペアでIAM爆弾を発射します。
ヒューズセレクト(OSB7):ノーズ、テール、N/T(ノーズ/テール)の3つから選択できます。
リリースモード (OSB 10):爆弾を投下するモードをCCIPまたはCCRPリリースモードから選択します。
プロファイル追加設定ページ
追加設定ページでは以下の設定を行うことが出来ます。
最低投下高度(OSB18):爆弾を投下する最低高度を設定するために使用します。この設定は、HUD CCIPレティクル内に表示されるPBILと最小レンジキャレット(MRC)の最小レンジステープル(MRS)の配置を限定するでしょう。
IAM爆弾の使用はとても簡単です。SPI指定されたターゲットに爆弾を投下するには次の手順に従います。
AHCPのマスターアームスイッチをARMに設定
使用するIAM爆弾のプロファイルが選択されるまで DMS左または右を短押し します。
CCRPがが選択されるまで(HUDの中央に表示)、 MMCB を押します。
必要に応じてターゲットをSPI設定します。
SPIが設定されている場合、HUD上のASL(アジマスステアリングライン)はSPIに向かって表示されます。
SPIが設定されると、TVVに伸びるSPIロケーターラインまたは、TVVターゲットに伸びるSPIロケーターラインが表示されます。SPIがHUD表示範囲の内外で表示が異なります。
ASLにレティクルが重なるよう航空機を操縦します。
リリースキューは最大・最小投下範囲のキャレット間にあるとき、12時から反時計周りで表示されます。また投下範囲表示にMAN RELと指示されます。
リリースキューが最大最小投下範囲の中にあるとき、ウェポンリリースボタンを押したままにし投下することが出来ます。すぐにボタンを離してしまうと、ハングしてしまうため注意してください。
マーベリックを使用するときは、MAV(マーベリック)ページとDSMSページの両方を使用します。
マーベリックページ
マーベリックすべてのバージョンは、攻撃前にシーカーを安定させるため内部ジャイロを使用しており、航空機に搭載されたすべてのマーベリックのジャイロを調整する必要があります。これを行うには:
MFCDでMAVページを選択します。ページは最初OFFと表示されますが、EO(OSB6)を押すことによって、搭載されたすべてのマーベリックのジャイロアライメントプロセスを開始します。このプロセスは、3分かかります。
ディスプレイ右下にあるEOタイマはマーベリックがオンになってからの時間を表示します。
DSMSマーベリックページ
DSMSステータスページで、マーベリックはステーション3と9に搭載することができます。それらのステーションに搭載されるとステーションボックスに情報が表示されます。
上段はマーベリックのバージョン名が表示されます。
下段は、ランチャーのタイプ(88(LAU-88)または117(LAU-117))とマーベリックの状態が表示されます。マーベリック状態は以下のとおりです。
OFF:マーベリックの電源がOFFに設定されています。
ALN:マーベリックは、ジャイロアライメントプロセスを実行しています。
RDY:そのマーベリックステーションは、現在アクティブになっています。
STBY:そのマーベリックステーションはスタンバイモードになっていますが、初期化は完了しています。
FLAPS:フラップが下がっているときに表示されます。
マーベリックスの初期化が完了した後、MFCDにマーベリックのシーカーからの映像が表示されます。次の手順でターゲットをロックすることができます。
AHCPでマスターアームスイッチをARMに設定。
MFCDからMAVを選択。
マーベリックからの映像がCCDまたは赤外線画像でMFCDに表示されます。
マーベリックセンサーおよびウェポンモード
マーベリックのプロファイルを選択しないと、ディスプレイの左側に示すようにマーベリックはセンサーモードになります。これはセンサを使用することは出来ますが、武器を発射することは出来ません。
マーベリックをウェポンモードにするためには、HUDをSOIし DMS左または右を短押し しマーベリックのプロファイルを選択します。
Centroid Tracking Mode
ウェポンモードのマーベリックページでは、ディスプレイの左側のセンサー表示はDLZ(Dynamic Launch Zone)に置き換えられます。DLZ右側のキャレットは、シーカー照準の接地点と航空機の距離を示します。DLZ上部から下部の範囲はマーベリックの最大・最小射程を示しています。また下部の数字はマーベリックの予想飛行時間を示しています。
China Hat Forward長押し してSPIにスレーブし、シーカーをターゲットに合わせます。
China Hat Forward短押し してシーカーの倍率を変更することが出来ます。
スルー(シーカーの移動)を行うとトラッキングゲートが開放されます。マーベリックは、トラッキングゲートの内側に検出されたターゲットをロックしようとします。ターゲットがロックオンできない場合、シーカーは数秒後にブレークロックモードに入り、十字線は、ディスプレイの端に出ます。再びターゲットにスルーすると、トラッキングゲートを開放します。ターゲットのサイズや距離に応じて、ロックするまで何回か試行する場合があります。
ターゲットをロックするにはスルーする方法に加え、ターゲットにトラッキングゲートをあわせ TMS UP短押し することでも出来ます。トラッキングゲートがスレーブ状態のとき(たとえば、マーベリックをSPIにスレーブしたときなど)にもこれを行うことができます。
マーベリックがターゲットをロックした場合、十字線が点滅します。
この時点で、ウェポンリリースボタンを押してミサイルを発射することが出来ます。
LAU-88ランチャーからマーベリックを発射している場合は、ランチャー上の次のマーベリックが自動的に選択され、最後のマーベリックがロックした位置にシーカーを微調整するようになります。これは"クイックドロー"と呼ばれます。
もし別のステーションのマーベリックを選択する場合には、 DMS左または右短押し してプロファイルを変更しなければなりません。
シーカーをボアサイト(正面)に再ケージする場合や、シーカーがGIMBAL LIMITS(動作制限)に達した場合、 China Hat Aft短押し することでボアサイトに戻ります。
マーベリックのCentroidトラックは小型の移動目標や静止した目標に使用するのが最適です。
Force Correlate Tracking Mode
大きな目標の特定の部分(例えば、オフィスビルの特定の窓など)を攻撃する必要がある場合、AGM/TGM-65H, AGM/TGM-65G, AGM-65K, CATM-65Kにおいては、Force Correlate Tracking Modeを使用します。このモードはシーカーが情景の基本的な画像と、その情景の指定された領域の画像を作成します。
マニュアル訳
Boat Switchをセンターにします。
トラッキングゲートをターゲットのすぐ近くの地表に合わせます。
TMS Aft短押ししてトラッキングゲートを安定させます。
トラッキングゲートを移動させ完全に収縮させ、目標にあわせます。
ウェポンリリースボタンを押すことで武器を発射できます。
注:マニュアルの方法とは違うやり方です
このモードでマーベリックを使用するには:
MAVページを開き Boat Switch Center長押し します。
目標にトラッキングゲートを合わせます。
TMS UP短押し して、トラッキングゲートを完全に収縮させます。
この際、シーカーを移動して微調整することが可能です。
ウェポンリリースボタンを押すことで武器を発射できます。
MFCDを見ながらマーベリック操作を完了することができますが、HUDにも多くの同じ情報が表示され、視点を正面に維持することができます。
マーベリックワゴンホイールシンボルはMFCD MAVページのトラッキングゲートに対応するポイントに表示されます。手動でこの位置を設定することもできます。
マーベリックをセンサーモードに設定します。
地上や空中のターゲットをロックする。
Boat Switchをセンター(AUTO)に設定します。これを行うとシーカーのボアサイトは、MAVページに表示されます。
目標に照準を重ね、 TMS UP短押し してロックします。すると"SEEKER BORESIGHT"メッセージが表示されます。
Boat Switchをセンター以外に移動します。
マーベリックページDLZ情報は、HUD上にも表示されます。
AIM-9MまたはCATM-9Mが搭載されたステーションは、ステータスページのステーションボックスに次の情報があります。
上段は、ミサイルの名前が表示されます。すべてのミサイルが消費されたステーションの場合は、DRA(Dual Rail Adapter)が表示されます。
下段は、空対空モードが選択されている場合RDY(レディ)と表示され、そのステーションが選択されます。ときに空対空モードでCOOLと表示されますが、ステーションが選択されていない場合です。
A-A(空対空モード)で空中目標を発見し、追跡するためにターゲティングポッドを使用することができます。空中ユニットを標的とするターゲティングポッドを使用するには、次の手順を実行する必要があります。
AHCPでTGPスイッチをONに設定します。
MFCDからTGPを選択します。
TGPが初期化され、デフォルトのSTBY(スタンバイ)ページが表示されたら、A-A OSB4を押してください。
China Hat Forward短押し することにより、視野をナローとワイドに切り替えることが出来ます。現在の設定コーナーマーカーによって示されます。
照準内の空中目標を配置するよう航空機を操縦します。
ターゲットがクロスヘアエリア内にあるとき、TGPが検出したことを示すためにターゲット上にトラッキングクロスヘア(小さい十字)が表示されます。ターゲットはクロスヘア外を飛行している場合は、トラッキングクロスヘアは消えます。
ターゲットの自動追跡を開始するには、 TMS UP短押し しPOINTトラッキングモードに入ります。
GUNを使用
ファンネルは、HUD上に表示される照準であり適切な角度で目標を攻撃するためのものです。ローター径/ウィングスパンを航空機に合わせかえることが出来ます。これはファンネルの大きさに影響します。AAS(空対空サブメニュー)を設定することで表示される機体の種類を変更することが出来ます。HUDをSOIして DMS左または右短押し して一致する航空機を選択して下さい。
AIM/CATM-9Mを使用
DSMSでAIM/CATM-9Mステーションを選択すると、シーカーのレティクルがHUDの上部に表示されます。これはシーカーが現在見ている場所を表します。このレティクルにターゲットが重なると、ロックしたシーカー音が聞こえます。
ターゲットにシーカーをロックするには、いくつかの方法があります。
ターゲットをSPI設定している場合は、 China Hat Forward長押し することによって、自動的にシーカーをターゲットにスレーブさせます。
China Hat Forward短押し することでシーカーを解放することができ、シーカーはランダムに移動します。それがターゲットを検出した場合、それにロックします。
TMS UP短押し するとシーカーはボアサイトの周りを円形スキャンし始めます。スキャン領域に入ったターゲットを自動的にロックします。
TMS Aft短押し するとロックしたシーカーを解放することができます。これにより確実に敵機を捕捉できます。
ロックしたら、ウェポンリリースボタンを押すことで武器を発射できます。