2006年4月、私たちAPAチームは、中国に進出している日本企業の工場見学と、生産管理システムの稼動状況を調査するために中国に出張した。
ANAの杭州直行便で杭州市に飛んで2日間滞在した。
杭州ではパナソニックの工場見学を行い、フリータイムに観光を行なった。
次に、鉄道で上海に入り、日本企業の上海法人および、現地のソフトウェア会社を訪問した。
駆け足の旅であったが確実に中国を感じることができた。
杭州市(Hangzhou)は浙江省の省都で、中国の八大古都の一つである。
市の中心部の西側に西湖という湖がある。
西湖は西、南、北の三方を山に囲まれ、風光明媚な名勝として内外に知られている。
杭州では杭州五洲大酒店(杭州コンチネンタルホテル)に宿泊した。5つ星のリッチなホテルである。
空港からタクシーでパナソニックに直行した。工業団地にはパナソニックおよび関連企業が何社も進出しており、まるでパナソニック村のようであった。
挨拶の後、新型洗濯機工場を見学した。
短いラインではあったがU字型ラインになっており効率的にラインが組まれている。
立ち上がったばかりなので日本よりタクトを遅くしてあり、検査も十分に行なっているとのことであった。
その後、同じ工業団地内に最近立ち上げた最新式のコンプレッサ工場を見学させてもらった。
広大な敷地に最新式の工場が建っている。
まだフル稼働していなかったが、現地の若い従業員が自動化ラインで作業をしている。
2階の窓から外を覗くと、草地のままの広大な敷地が残されている。増築用の用地だそうで、とにかく広い。
この用地に日本の新鋭工場がどんどんと建っていくと思うと、中国への生産移転で日本の工場が空洞化している現実を実感できる。
夜は、杭州暮らしが長い上野さんが中国料理店に案内してくれた。
豪華で美味しい料理を食べながら、苦労話などを聞くことができて有意義であった。
2日目はオフ日である。タクシーを1日借り切って西湖の観光に出かけた。生憎と曇り空で空気に透明感が無かった。タクシーの運転手さんが主だった景勝地を案内してくれた。
私は、前日までの疲れが出たのか、良い写真が取れなかった。
帰路はタイアップしているらしい土産物店にいくつか寄った。
山間の茶畑の中に小さな庵風の建物があって、観光客向けにお茶の試飲と販売をしている。
この辺は龍井茶(ロンジンちゃ/りゅうせいちゃ)というお茶の産地で、昔は皇帝以外は飲む事を禁じられた高級茶とのことである。
私も土産に買わされてしまった。
3日目、私たちは、杭州東駅から特急列車に乗って上海に向かった。
列車が時刻通りに来ず、場内アナウンスもよく分からないのでヤキモキしたが、30分遅れで到着し、ようよう、乗車することができた。
社内は満席であった。
上海に到着して駅前のレストランで昼食を摂ったあと、タクシーでK社のオフィスに向かった。
昨年、赴任した上村総経理が出迎えてくれた。
昨年に導入した業務システムは、何とか使っているが、中国のパッケージも使っていて一本化できないとのことであった。
日本にいたのでは分らない問題もいろいろとあるそうだ。この日はそのままホテルに向かった。
夜、ホテルの近くのネオンがギンキラギンの繁華街に食事に出かけた。後で聞いたが、外人がこの辺を現地の人の案内なく歩くのは危険だそうだ。
よく分からないので一軒の大衆食堂風のレストランに入った。メニュ-を見ても中国語なのでさっぱり分らない。
上海蟹風の鍋があったので頼んだら、すっぽん鍋だった。
亀の甲羅を蟹の甲羅と見誤ったのだ。
しかし、すっぱんも中々美味だ。美味しくいただけた。ビールは日本のようにギンギンに冷えておらず生ぬるかった。
翌日、ソフトウェア会社に向かった。パッケージ・ビジネスへの取り組みなどをアドバイスした後、夜は中国料理をご馳走になった。
上海老酒の乾杯には参った。全員と交杯をしなければならず、強い酒なので本気で飲んでいたらぶっ倒れてしまう。
過去にまじめに交杯をして倒れて救急車で病院送りになった人もいたそうだ。
私は飲めないので手心を加えてもらった。
翌日の日程が残っているので早めに切り上げ、外難(ワイナン:wai nan)の川辺からテレビ塔を見てホテルに戻った。