対面】第46回対話「やりがい

開催報告

202210月26日に髙田馬場駅近くの貸し会議室で哲学対話を開催しました!

テーマは「やりがい」。

以下のような話題について話し合いました。

  • 「やりがい」を感じるのはどんなとき?

  • 健全なやりがいとは?

  • やりがいと自己評価の関係

参加者の感想

今回の対話でとても印象的だったのは、「やりがい」が人間の行動の根っこにあるという事です。行動をしたことで得られる反応や結果から、人間はやりがいを感じます。「自分が居たからこの結果が出た」というのは、その人が行動する動機になりますし、その人のアイデンティティを保つ地盤のような役割を果たします。僕自身も、「自分が居るからこの場所が成り立っている」という仕事にはやりがいを持って行動することができますし、多少無理も惜しみません。それだけ「やりがい」というものが、人が何か行動する上で大事なのだと気づきました。


世の中でよく言われる「やりがい搾取」も、深く考えて放してみると一筋縄ではいかない問題だなと思いました。「やりがい」がその人のアイデンティティに結びついている以上、簡単にその人から仕事を取り上げるのも本人にとっては迷惑という事も考えられるからです。もちろん、あまりにも不当な報酬や過酷な労働はいけませんし、それに関してはまた改めて考えてみたいです。とても楽しい対話でした。