ウラミを言葉で表現すると、自分が受けた悲しみや苦しみを相手にも味わわせたい思いで、最もネガティブな感情になります。
ウラミの影響についてはどうなのでしょうか? このウラミの感情を相手に向けると、その感情が自分の潜在意識にも刻まれます。
そして、人の心の潜在意識の奥よりさらに深い層には集合的無意識という層があります。
この層で全ての人はつながっているのです。
そうすると、相手に向けたネガティブな感情もいずれブーメランのように戻ってきます。
なので、相手に向けたときのネガティブな感情と、集合的無意識を介して戻ってきた感情が、倍増します。
このネガティブなエネルギーは、種が発芽するように時間の経過とともに具現化し、繰り返します。 前世で持ったネガティブな感情が、現生に具現化して恨みを伴うトラブルが生じることもあります。
見ていると行きずりの事件も、前世で生じたネガティブな感情が、具現化して引き寄せてしまったケースが多くあります。
なので、恨んだり恨まれたりする人がいる場合は、自分自身の感情が引き寄せていることが多いです。
対処法はあるのでしょうか? 理不尽なことをされたからと相手を責めても何の解決にもなりません。
相手を憎んだり呪ったりすると、その行為は執着となり、ネガティブな感情を掴んで離さない状態になります。
そうなると、さらにネガティブな感情が生じ、負のスパイラルに陥ってしまいます。
原因は、ネガティブな感情が自分自身の中にあり、その感情を現実化するように、事象や人を引き寄せたからです。
そのことを理解することで、自分の心と向き合うことが出来るようになります。 また相手を許すことで、ネガティブな感情を消す準備が整います。
あとは、ネガティブな感情を消せばよいだけです。
米プロゴルファーのタイガーウッズはプレーオフの時に、相手が失敗すれば優勝が決まる場面で、打つ瞬間に「入れ」と祈るそうです。
相手のベストパフォーマンスを祈ることで、 自分自身のベストパフォーマンスを引き出すことが出来ることを彼は知っているからです。
ウッズの父は、かつて米軍最強と言われるグリンベレーという特殊部隊で教官をしてました。
人の最大限をパフォーマンスを引き出す方法を研究し尽くしていたのです。
その父から受けた教育により、タイガーウッズは自分自身の能力を最大限引き出すことが出来、超一流のプロゴルファーになることが出来ました。
潜在意識をどのように活用するかそのコツを知ることによって、人生の結果が大きく変わってくるのかもしれませんね。