館に入る(客ルート)
館に入る(客ルート)
ボロボロの館に足を踏み入れる。
中に入ると、外見とは打って変わって明るく賑やかな間が広がっていた。
内装も特にボロボロという印象はなく、先程の静けさからは考えられないほどの大衆のざわめきも聞こえてくる。
「狭魔亭へようこそ、いらっしゃいました。」
黒い狐のお面をつけた怪しい人物があなたを出迎える。
※館前で狐面の男と戦闘した場合は別の狐面が迎え入れます。
ここで初めて対峙した際、人間だとバレたら屋敷の外に連れ出し戦闘を開始してください。
KPダイス1d3でどの大広間に通されるか決めてください。初期スタート地点が変わります。
1:一階大広間左
2:一階大広間右
3:二階大広間
通された部屋の光景を見てあなたは自分の目を疑う。
その空間を埋め尽くすのは、おびただしいほどのいびつでおぞましい、非現実的な大量の生き物たちだった。
SAN値チェック表
SAN値チェックは妖怪の遭遇順・回数によって変化します。
妖怪初見 成功 1d3 失敗 1d5
妖怪2回目 成功 1 失敗 1d3+1
妖怪3回目 成功 0 失敗 1d3
狐面の男はあなたたちを大広間へ案内し、空いてる席に通します。
「お品物はお一人様につき最低一品はご注文ください。
神様の御前ゆえ、今宵限りはお代は頂戴いたしませんが、出されたものは『必ず完食』するようお願い申し上げます。」
「また今年は例年よりお客様の数が多いため、料理が運ばれるまで多少のお時間を頂いてしまいますがご了承ください。その間はご自由に過ごしていただいて結構です。
しかし、神様はあなた様の行動や態度をきっとご覧になっておられるでしょうから、ゆめゆめ粗相をしないようご注意ください。」
「では今宵の『祭り』が開始されるまで、どうぞごゆるりとおくつろぎくださいませ…。」
と言葉を残し、奥へと消えて行ってしまった。
※探索者の反応を見てから登場させてください
「ゴ、ゴゴ、注文、ハ…?」
図体のでかい不気味な化け物がじっとあなたを覗き込み、スッと紙を渡してくる。
その紙には3つの文字列が並んでいた。
右側が文字数が少なく、左側は文字数が多い。
※探索者がメニューを選ぶまで店員はいなくなりません。
誤魔化そうとしたり、別の場所に行くことも不可能です。
会話が通じないタイプであるため「ゴ注文ハ…?」と「カシコマリマシタ」しか言えません。
探索者が極度の抵抗をした場合は、首を絞めて攻撃してきます。
1PLだった場合、ススキ君の分はKPダイス1d3で決めてください。
あなたたちが選んだことを確認した店員は
「カシ、カシコマリ、カシ、タ、タタ…」
とまるで機械のようにカクカク動きながら奥へと消えていった。