このシナリオについて

このシナリオは「初心者向け」ということで、三大探索技能(目星、聞き耳、図書館)をフル活用して探索してもらい、プレイヤーの自主性を最大限尊重できるように作ったシナリオです。


【クトゥルフ神話生物】がいかに邪悪で避けねばならない存在なのか知ってもらうために、手始めに誰にとっても【怖いもの】として理解してもらえる【妖怪】を物語に配置し、CoCのゲームシステム上「人間はいかに無力であるのか」というのをとことん理解してもらった上で最後に本番の邪神の圧倒的強さをぶつける、という構成になっています。

更には、『三大探索技能』のみならず〈言いくるめ〉や〈説得〉などの『交渉技能』、〈忍び歩き〉や〈隠れる〉などの『隠密技能』などを使い、実際にダイスと技能の役割と、このゲームの自由度の高さを感じてもらうこともできると思います。

それとこのシナリオは各所に短時間でSANを減らすポイントがあるため、とても発狂しやすいです。一度でも探索者の発狂を体験してもらえれば、CoCにおいて発狂しないようにすることの大切さも分かってもらえるのではないでしょうか。


初心者でも経験者でも同じようにハラハラドキドキして楽しんでもらいたい、というのがこのシナリオの一つのテーマでもあります。実際にはピンチに陥ってもすぐさま助けが来るようにお助けキャラ・つくしちゃんを若干チート寄りの性能を持たせて配置してあるので、早々妖怪にむしゃむしゃされて終わるなんてことはないと思いますが…。

(だいぶ〈オカルト〉の技能を都合いい感じで使っちゃってます)


ただ単純な作りに見えて、実際にプレイしてもらうと本当に全然違う物語が展開されました。私は作者として実際に10陣も回させてもらったのですが、どれもとても楽しい卓となりました。少し記載しておこうと思います。

・狐面の男と戦闘になり、まさかのスタンガン20に成功し自力でKOさせた卓(原点にして頂点の面白さ、動画化してます!一陣目)

・一人がずっとSAN値減りっぱで発狂状態なのに、もう片方が一切SAN値減らずにむしろ強くなって戻ってきたSAN値格差卓(最初は同じくらいだったはずなのに二陣目)

・探索を一切せず真っ先に館の正面口から突っ込んで行った卓(目星はしてくれ三陣目)

・狐面を見つけたのに「汚いからやだ」と言われ、トンネルを出て速攻で戦闘になる卓(祭りで全く前に進めず初の両ロスト四陣目)

・館内で狐面の男にばれ、追われる最中館に火をつけだして先に炎上祭りを開始しようとした卓(結局砂かけ婆を呼んで何とか沈静化できた五陣目)

・門番とずっとジャンケンしてる卓(ショタ二人の奇妙なジャンケン師弟関係七陣目)

・正面から入ったのに「従業員です!!」と言って強引に従業員ルートに進んだ卓(発狂してつくしちゃんに攻撃した理由がほっぺに絆創膏のキャラ被りは笑ったぞ八陣目)

・永遠にファンブル祭りで館の中で二回以上妖怪にバレた卓(一番危なかった九陣目)

・オカルト好きとして怖がるどころかススキ君と楽しげに一緒に働いていた卓(ススキ君は引かれる用に作ったキャラなのに何でそこで設定が丸かぶりするんだ十陣目)



ネタバレについて

このシナリオは全面的なネタバレ、公表を許可しています。

良ければあなたの回した卓がどんな様子だったか教えてもらえると作者はとても嬉しいです!

是非タグをつけて感想を呟いてみてね。

#狭魔亭の炎上祭り

#狭魔亭の絵巻

動画で使用したイラストを掲載しています! FA的なものに使用してもOK!