/////本会議録の無断閲覧を禁ず/////
20██年3月16日
審査委員長「それでは、2月17日に行われた、██████████での事情をお聞かせ願おう」
████「はい……。私達LG████と、LG█████は、近隣の方からのヒュージが現れたとの通報を受けて、当番だった為、すぐに現場に急行しました。
通報があったのは、██地区と、██████近辺で、そのうちケイブがあると予測されたのは、██████の方でした。
そこで、███████の皆さんと相談し、私達が███のケイブの破壊を行うことになりました。そして、ケイブ自体は早くに見つけられたんですが……」
審査副委員長「そこで、██君が負傷したんだね?」
████「はい……。状況を把握するために、██さんが『鷹の目』を使っている間、援護をしていたんですが、見たこともないヒュージに攻撃をされてしまいました」
審査委員2「その、見たこともないヒュージとは?」
████「他のヒュージよりも動きが素早くて、攻撃も通りにくいようなヒュージでした」
審査委員1「動きが素早い、というのは、君達の技量不足でそう思っただけなのでは?」
████「……確かに、それもあるかもしれません。でも、そのヒュージが周りと違ったのは、間違いありません。私達の救援に来てくれた、LG█████とLG█████の皆さんも苦戦していましたし」
審査委員4「そうですね。手元の資料にもそのヒュージの討伐に、LG█████、LG█████の他に、我が学院のトップレギオンでもある、LG████████も出撃し、三レギオンがかりで討伐した、とあります。彼女の言う通り、そのヒュージが異色だった事は間違いないでしょう」
審査委員長「ふむ……。その後、手元の資料と君たちの報告によると、LG█████とLG█████、████のヒュージ討伐に当たっていた、LG█████と合流するまでに、████君、████君を亡くして、██君が植物状態になってしまったという事だね?」
████「っ……。……はい、事実です」
審査委員長「話せる範囲で構わない。当時の状況を教えて欲しい」
████「……はい。██さんが負傷して、そのヒュージと私達だけで戦うのは難しい、っていう由紀さんの判断で、私たちは一度LG█████の皆さんと、あとは救援をお願いした█████と█████の皆さんと合流するために、███の辺りまで撤退しようとしていました。でも、そのヒュージや、他のヒュージ達の攻撃が激しくて……。それで、██さんは、どうにかするために、ブレイブとカリスマを同時に使ったんです」
審査委員、一同ざわめく。
審査委員1「どうして、また」
████「私にも分かりません。でも、██さんは本当に優しい方なので、本当に私たちを救おうとしてくれたのだと思います。でも、そのせいで██さんは倒れてしまって……。
合流地点まで後少しだったこともあって、私たちは██さんを守ろうって、なんとか██さんを庇いながら、皆さんがくるのを待っていたんですけど、でも……」
██氏は泣き崩れた。
審査委員長「……分かった。もう良い。ひとまず、今日の審査会はここまでとする。██君は部屋に帰りたまえ」
████「すみません……ありがとう、ございます……」/////本会議録の無断閲覧を禁ず/////
20██年3月16日
審査委員長「それでは、2月17日に行われた、██████████での事情をお聞かせ願おう」
████「はい……。私達LG████と、LG█████は、近隣の方からのヒュージが現れたとの通報を受けて、当番だった為、すぐに現場に急行しました。
通報があったのは、██地区と、██████近辺で、そのうちケイブがあると予測されたのは、██████の方でした。
そこで、███████の皆さんと相談し、私達が███のケイブの破壊を行うことになりました。そして、ケイブ自体は早くに見つけられたんですが……」
審査副委員長「そこで、██君が負傷したんだね?」
████「はい……。状況を把握するために、██さんが『鷹の目』を使っている間、援護をしていたんですが、見たこともないヒュージに攻撃をされてしまいました」
審査委員2「その、見たこともないヒュージとは?」
████「他のヒュージよりも動きが素早くて、攻撃も通りにくいようなヒュージでした」
審査委員1「動きが素早い、というのは、君達の技量不足でそう思っただけなのでは?」
████「……確かに、それもあるかもしれません。でも、そのヒュージが周りと違ったのは、間違いありません。私達の救援に来てくれた、LG█████とLG█████の皆さんも苦戦していましたし」
審査委員4「そうですね。手元の資料にもそのヒュージの討伐に、LG█████、LG█████の他に、我が学院のトップレギオンでもある、LG████████も出撃し、三レギオンがかりで討伐した、とあります。彼女の言う通り、そのヒュージが異色だった事は間違いないでしょう」
審査委員長「ふむ……。その後、手元の資料と君たちの報告によると、LG█████とLG█████、████のヒュージ討伐に当たっていた、LG█████と合流するまでに、████君、████君を亡くして、██君が植物状態になってしまったという事だね?」
████「っ……。……はい、事実です」
審査委員長「話せる範囲で構わない。当時の状況を教えて欲しい」
████「……はい。██さんが負傷して、そのヒュージと私達だけで戦うのは難しい、っていう由紀さんの判断で、私たちは一度LG█████の皆さんと、あとは救援をお願いした█████と█████の皆さんと合流するために、███の辺りまで撤退しようとしていました。でも、そのヒュージや、他のヒュージ達の攻撃が激しくて……。それで、██さんは、どうにかするために、ブレイブとカリスマを同時に使ったんです」
審査委員、一同ざわめく。
審査委員1「どうして、また」
████「私にも分かりません。でも、██さんは本当に優しい方なので、本当に私たちを救おうとしてくれたのだと思います。でも、そのせいで██さんは倒れてしまって……。
合流地点まで後少しだったこともあって、私たちは██さんを守ろうって、なんとか██さんを庇いながら、皆さんがくるのを待っていたんですけど、でも……」
██氏は泣き崩れた。
審査委員長「……分かった。もう良い。ひとまず、今日の審査会はここまでとする。██君は部屋に帰りたまえ」
████「すみません……ありがとう、ございます……」