船魂娘が初めて発見されてから半年後に顕在するようになった、未確認敵対生物。主に物理的な手段を用いて、人や建造物等を攻撃し、被害を与えている。
機動力に優れ、自身の身をもって物理攻撃を行う「人型」、砲撃を放つ「戦艦型」、飛行生物を放つ「空母型」等、様々な種類がいる事が確認されている。
人類が使用する兵器などでは、一切の攻撃が効かないが、唯一船魂娘による砲撃攻撃や空爆等の攻撃が効くことが分かっている。
撃破後は跡形もなくその姿が消失してしまうが、その場所に稀に船魂娘が漂流していることがあるため、研究者間では、船魂娘と侵略者は同一なのではないか、と言う説があり、「船魂娘を利用するべきではない」と唱える学者たちの言い分にもなっている。
2049年に自衛隊が新日本軍に再編成された際に、発足した海上自衛隊の後継組織。
現在は、主に海上自衛隊の方針を受け継ぐ「国護(こくご)部隊」と、主に船魂娘が所属することになる、対侵略者用の部隊「侵略者撃退部隊」の二つの部隊から構成されている。
主要基地は、横須賀、呉、佐世保、舞鶴、それに加え、侵略者の攻撃を受け、新たに東海、青森、金沢、函館、宮崎の5か所が新たに設置された。総本部があるのは横須賀。
ちなみに、船魂娘の総指揮を執っているのは、侵略者の最初の攻撃を受けた、静岡県静岡市清水区にある東海鎮守府で、基本的には船魂娘はそこに在籍することになる。そこから、大体6名を基準に、各基地に配備されている。
どのようなメカニズムで生まれたか等、詳しい事はあまり分かっていない。が、生活サイクルや食生活は人間と同等である。コミュニケーションに関しても、人間と同じように成立させることが出来、実艦歴上の関わりの有無などに関係なく、船魂娘同士のコミュニケーションも行われているようだ。
ただし、実艦の沈没日前後には非常に攻撃的、または鬱らしき症状が出ることが分かっている。
また、筋力などは超人的な数値を示していることが多い。