ソウルキャリバー6 基本講座①

【STEP1・ステップと8WAY-RUN】

ソウルキャリバーは移動に特有のシステムがあります。ステップと8WAY-RUNという2種類の移動方法を使い、自由にステージを歩き回りましょう。各キャラの得意な距離は全く違うため、自分の得意距離へどうやって持ち込むかが重要です。

■ステップ(方向キーを短く1回押す)

ソウルキャリバーでのステップは、【方向キーを短く1回押す】です。多くのゲームではステップと言えば方向キー2回だったりしますが、それをやると以下の8WAY-RUNになってしまい、動き出しが遅くなるので気を付けましょう。

■8WAY-RUN(方向キーを押しっぱなしにする)

ソウルキャリバー特有の移動システムとして、この”8WAY-RUN”によって対戦相手を中心に回り込むように歩き回ることができます。

また、8WAY-RUN中には出せる技が変化し、方向キーと押すボタンによって様々です。

TIPS

  • ソウルキャリバーは位置取りが大変重要です。互いに自分のキャラが得意な間合いを抑えるように動きあうのが、このゲームの醍醐味です。
  • 8WAY-RUN中の技は、”RUN中に対応する方向にキーを入力しながらボタンを押す”です。仮に↖方向へ歩いていても、技を撃ちたい瞬間に方向キーをぐるりと動かして↗+ボタンを押せばそちらに対応する技が出ます。
  • 立ち止まっている状態から素早く8WAY-RUN中の技を出したい時は、(→→+B)のように方向キーを2回入力すると良いでしょう。攻略が語られる際、多くの場では技のコマンドを「RUN中に→B」ではなく「→→+B」で呼びます。
  • 8WAY-RUNはガードする事でも止まれます。相手の武器の範囲ギリギリまで近づいて一旦ガードするのも一つの手です。

【STEP2・横斬りと縦斬り】

ソウルキャリバーには2種類の攻撃があり、それぞれ特性があります。

  • 横斬り(A)

素早く広範囲を薙ぎ払う攻撃です。8WAY-RUNで画面奥や手前に動こうとする相手の出足を潰すことができます。ただし、威力は控えめです。

  • 縦斬り(B)

攻撃力の高い、直線的な判定の攻撃です。大きく振り下ろして相手をダウンさせたり、下から斬り上げて空へ打ち上げるような強力な技が多い反面、8WAY-RUNで奥や手前に避けられます。

▲御剣の「 旋掛」(←A)。

画像はリプレイ機能で視点を弄ったもの。剣の軌跡(光っている部分)で横の範囲の広さが見える。これにより8WAY-RUNで奥や手前に動こうとした相手にバッチリ当たる。

▲対するこちらは「天神楽」(→→B)。

ダメージが大きく、前進しながら放つ縦の方向(前方)に長い技だが、見ての通り横の範囲は狭いので8WAY-RUNで容易く避けられてしまう。

TIPS

  • ソウルキャリバーの最も基本的な考え方は「本命となる強力な縦斬り(B)を当てて勝つ。しかし画面奥や手前に避けられてしまうので、横斬り(A)で抑制していく」
  • キック(K)は概ね素早い代わりに威力が低く、技によって性能も様々です(回し蹴りは横斬り、ドロップキックは縦斬り扱いなど)。
  • 前方への長い突きも縦斬りの一種です。ステップで後ろに逃げようとする相手を捉えたり、真っ直ぐ走り寄ってこようとする相手を追い払えます。
  • 縦斬りには斜めに攻撃する”袈裟斬り”などもあり、必ずしも8WAY-RUNで避けられるとは限りません。

⇐8WAY-RUNで避けるのに失敗してしまった例・ソフィーティアのソードカタラクト(←←B)。おかしなアングルになっているが、これは画面手前側へ逃げようとした御剣が歩き過ぎて剣の軌跡に踏み込んでしまった極端な例。

とは言え、このように縦斬りにも関わらず引っ掛けられてしまう事もある。数は多くないのだが、”横に避け難い縦攻撃”への大雑把な対処方として「相手が手に武器を持っていない側へ逃げる」というのが上げられる。

こちらは極端な例だが、避けられる方向が決まっている技もあるのだ、という事は頭の片隅に置いておくといつか役に立つ。

【STEP3・防御】

Gボタンを押している間、”立ちガード”します。また、↙or↓or↘+Gで”しゃがみガード”となります。

基本的に攻撃はガードされた時と避けられた時に隙ができます。攻撃をガードする事で相手に隙を作り、自分が動くチャンスになる訳です。

ただし、あらゆる攻撃には上段・中段・下段という分類があり、それに応じた2種類のガードを使い分ける必要があります。また、例えガードに成功していたとしても、何度も攻撃を受け止めていると「ガードクラッシュ」というシステムで強引にガードを叩き割られてしまいます。

▲立ちガード(G)は上段と中段を防ぐ。

顔・首辺りを狙ってくるのが上段。胴体を狙ってくるのは概ね中段攻撃である。判別し辛い技はトレーニングモードで確認しよう。

▲足元を狙う下段は防げない。尚、スクリーンショットのタイミングは難しいので写っているものに他意は無い。

▲投げは一部を除いて上段なのだが、ガードされていてもその上から相手を掴んで投げてしまう。

つまりガードでは防げないので、投げ抜けで振り払うか、しゃがみガードをしなければならない。

▲しゃがみガード(↓+G)は姿勢が低くなる。上段と投げを潜るように回避でき、防御するよりも大きなチャンスとなる。尚、横斬りは上段であることが多い。

▲しゃがみガードで下段を防ぐ。下段はガードされると大きな隙を晒す技が多く、こちらもうまく防げればチャンスとなる。

▲しかし中段攻撃は防げない。このゲームの本命攻撃である縦斬りは大半が中段攻撃なので、迂闊にしゃがむと大ダメージを受けてしまう。

▲ガードをしていると、徐々に体力ゲージの色が変わっていく。ガード耐久値と呼ばれるが、技によって影響を及ぼす量は違う。

黄色でだいたい6割減らされた状態。

▲危険域に達するといよいよ赤く点滅し始める。こうなるともはや風前の灯火。尚、ラウンドを跨ぐと若干だが回復する。

▲点滅状態から重めの技で攻撃されるとガードブレイク状態となり、少しの間一切の行動ができなくなる。コンボ始動の大技やクリティカルエッジなどをぶち込まれてしまう。

TIPS

  • ガード不能技(炎を纏った技)は文字通りガードできません。
  • 投げ抜けの方法は、相手の投げの種類に応じて違います。例として前方投げ(A+G)にはAを、後方投げ(←A+G)には←Aがそれぞれ対応します。尚、投げ抜けのボタン操作は【Gは押しっぱなしにしておいて、投げが来た時だけAを追加で押して同時押し状態にする(+方向キー)】で成立します。また、便宜上"A"を強調してしまいましたが、投げ抜け時に押すボタンはBでもKでもOK。
  • 相手が2種類どちらの投げを繰り出してくるかは見て判別できないので、予想するしかありません。投げによってリングアウトを狙える場合もあるので、相手が自分を前方と後方のどっち側に投げたがっているのか考えてみましょう。
  • 基本的には通常のガード=立ちガードが安定行動です。相手が投げや下段を繰り出してくると予想した時、見えた時にしゃがみガードを使っていきましょう。

【STEP4・動けるチャンスを見極める】

8WAY-RUNとステップによる回避やガードを使い、如何に「自分が行動するチャンス」を作るかが対戦の肝となります。

  • 8WAY-RUNやステップで相手の攻撃を避けた時。攻撃を空振った相手は隙だらけなので反撃のチャンスです。しゃがむことで相手の上段攻撃や投げを回避した時も同様です。
  • 相手の攻撃をガードすればチャンスですが、例えば(B,B)のような連続技=連携に途中で割って入る事は原則できません。一連の攻撃をきっちりガードし切ってから反撃しましょう。例えば(B,B,B)のような連携で、3発目だけが大振りで遅い攻撃などであれば、素早い技で割り込める場合もあります。また、技によっては中段,中段,上段というように続く技なども有り、その場合は3発目だけをしゃがんで避けるといった対処法もあります。一つ一つの技への対処法を知る事で、苦手なキャラ相手でも突破口が見えてくるでしょう。多分。
  • 自分から攻撃した場合については以下の通り。

▲①自分の攻撃が・・・

▲②ヒットしたならチャンスは継続

▲②ガードされたらチャンスは消滅

▲③更に攻撃するor移動して有利な位置へ

▲③再度チャンスを得るためにガードor回避orRE

TIPS

  • 「自分が行動するチャンス」とは、厳密には「自分が先に動き出せるチャンス」です。チャンスのある側が遅い技を仕掛け、それに対して相手が素早い技だった時は負けることもあります。
  • この「チャンス」の事を、格ゲー用語では【有利・不利】と呼び表します。”有利な側が先に動ける”と読み取ってください。
  • 技の中には「ガードされても有利な技」や「ヒットしても不利になってしまう技」もあります。また、セオリー通りに「ガードされると不利になってしまう技」であっても、相手を大きく押し返す事で不利を誤魔化していける技もあります。(”ガードバックが大きい”などと呼ばれます)
  • 「攻撃をガードされたら再度チャンスを得るためにガードor回避orRE」と書きましたが、大振りな技は次の行動ができるようになるまで時間がかかります。武器を振り切った状態から姿勢を戻すのにどうしても隙がある訳で、”相手が反撃に繰り出してくる素早い技は確定でヒット”してしまいます。これを格ゲー用語で【確定反撃】(略して確反)と呼びます。相手の重い攻撃をガードしたなら、まずは素早い反撃をサッと当てて確実にダメージを与える=チャンスを作り、次に本命の重い攻撃or下段or投げの択を迫る・・・というように勝負を仕掛けると良いでしょう。尚、技によって隙の大きさ=確定でヒットさせられる技の種類は様々です。まずは(A,A)や(立ち途中B)といった最も素早い技を堅実な確定反撃として使ってみましょう。

▲「ガードされても有利な技」の代表格、ブレイクアタック。青い稲妻を纏っている技が該当するので、ガードしたからと迂闊に手を出さないこと。姿勢が崩されている。ただし、ガードされて五分、或いは不利な技の例外もある。

▲①「確定反撃」の実例。大振りな攻撃をガードされると・・・

▲「ヒットしても不利になってしまう技」といえば、しゃがみキック。素早く、姿勢も低くなるので割り込みにも使える。が、喰らった相手のほうが先に動ける。

▲②どうやってもガードも8WAY-RUNも間に合わない。逆に自分がガードできた時はきっちり反撃する=確反を当てていくのが上級者への道。

▲「ガードバックの大きい技」は、ガードしても反撃が届かない事がよくある。チャンスを移動に使い、近寄ってまたガード、走り寄って勢いのまま攻撃するなど対処が必要。

【STEP5・リバーサルエッジ】(B+K,又は専用ボタン)・・・略称「RE」

ガードだけで相手の攻撃を全て防ぐのは困難です。そこでこの「上・中・下・投げ・クリティカルエッジ」といったほとんどの攻撃を捌いて反撃できる、攻防一体のリバーサルエッジを積極的に使っていきましょう。覚えておきたい性能は以下の通りです。

  • 発動すると相手の攻撃を捌く構えを取った後、自動で切りかかる。ヒットした時は専用のかけひき演出に移行する。
  • 構えている間は相手の攻撃を捌くが、ボタンを押しっぱなしにする事で構えを続け、連携攻撃も受け止めることができる。ボタンを離した時に切りかかる。
  • ボタンを長く押しっぱなしにした場合、相手がガードしていても強制的にかけひき演出に入ることができる。
  • かけひき演出へ移行したらお互い「A・B・K」いずれかのボタンを押し、「A>K>B>A…」順の3すくみで勝った方の技が決まる。
  • もし“あいこ”になった場合はもう一度。二回目はリバーサルエッジに持ち込んだ側があいこを一方勝ちできる。
  • リバーサルエッジをヒットさせると、ソウルゲージが増える。

▲①リバーサルエッジ発動で捌き構えへ移行

▲②相手の攻撃を自動で弾き・・・

▲③ボタンを離した時に反撃、ヒットすれば演出へ

TIPS

  • 何でも捌けるので強い行動に見えますが、最大の弱点は横移動(奥や手前への移動)で容易く避けられてしまう上に致命的な隙もできてしまうことです。一度構えてしまったら途中で止める事もできません。自分から攻める時ではなく、相手のチャンスを潰したい時=自分の攻撃がガードされてしまった時などに狙ってみましょう。
  • 何でも捌けるとは言うものの、ブレイクアタック(青い稲妻を纏った攻撃)とガード不能技(炎を纏った技)には突き破られてしまいます
  • 「A・B・K」の3すくみが基本ではあるのですが、読み合い拒否のガードや一点突破で隙を突く回避なども可能です。ただし、どれもハイリスクな選択肢になってしまうのでゲームを・・・というより各キャラの性能をある程度把握するまでは無理に狙わなくて良いでしょう。
  • キャラクターによって演出中に出せる技の性能は違います。相手の注意すべき技を考慮できるようになってくると、単純なじゃんけんではない読み合いの面白さが感じられるでしょう。

▲グローの「グィネヴィアの不義」(RE中K)

多くのキャラにとって、高いダメージを出せる選択肢は縦斬りに該当するBである。ところが、グローの場合はKを当てる事でここからコンボに繋げることができる。”基本はBが強いけど例外もある”の良い例。

▲ナイトメアの「クリムゾンオーディール」(RE中K)

AもBも当たると痛いナイトメアだが、実は一番厄介なのがコレ。ヒットすると「テラーチャージ」という強化状態になってしまうので非常に危険。

▲タリムやエイミはリバーサルエッジの捌き構えをキャンセルして動く技を持つ。通常、リバーサルエッジは読み違えると多大な隙を晒してしまう訳だが、フォローが効くのは明確な強みの一つ。

[基本講座①のまとめ]

  • 自分の武器の攻撃範囲を活かせるように動き回りましょう。
  • 動き回る相手は横斬りで牽制し、大きなダメージを狙える縦斬りを当てましょう。
  • 相手の攻撃をガードしたり避けたりする事で、自分が先に動けるチャンスを作って攻めましょう。
  • 相手に安易なガードを許さない為に、投げや下段攻撃を織り交ぜていきましょう。
  • リバーサルエッジを使い、相手の攻撃を捌いて反撃しましょう。

ソウルキャリバーを遊ぶ上での基本中の基本ですが、まずはガチャプレイ卒業にこれらを意識してCPU戦をやってみましょう。

次の基本講座②では共通システムや対戦に挑んでいくための練習フローなどを扱います。