真喜志
■インプレッション
実に6つの特殊構えを持ち、それぞれの構えは次々とヌンチャクを持ち替えながら派生し続ける事が可能。その流れるような動作から連続攻撃を繰り出し、ここぞと言う時には相手の呼吸を外す事で大ダメージのカウンターを狙う接近戦重視のキャラ。
実際テクニカルに分類されるキャラではあるのだが、それは後々中級者以上と戦うようになってくると色々な動きをする必要があるという「知識量」の面による所が大きい。操作自体は特に難しいものを要求される訳ではないので、以下のステップで覚えていけば心配ない。
- まずは構えなどを意識せずに、連携攻撃を固まりごとに使って覚える。
- 相手のガードを崩せないなど物足りなくなってきたら、構えからの別の技(派生ルート)を使ってみる。
- それぞれの構えの性能を把握してくる頃に、七星転生(構え変更)を取り入れ自分流の攻めスタイルを確立する。
という訳で、本ページでは初心者がてっとり早くマキシを使い始める事を目的として記載する。まずは第一歩としての理解を促すため、できるだけ派生や七星転生の話などは割愛する(筆者のメインキャラである為、いずれ別のページを設ける予定)。
マキシの弱味としては、どうしても構えを取ってその場から技を出すという性質上、バックステップなどで後ろへ逃げていく相手は苦しい。また、如何に連続攻撃と言えど構えを経由する為に隙ができるタイミングを避けられない面もあり、割と適当に出される速い技(↓Aなど)で割り込まれてしまう事も多々ある。如何にして得意の間合いへ近寄り逃がさないか、相手に途中で手を出させない為にどうやって裏をかくか、という点が他のキャラ以上に重要になってくる。
■主要技【中~遠距離】
正直、あんまり居続けたくはない位置。とっとと自分から仕掛けてペースを握ってしまおう。
・二択に行く技
▲荒波閉じ(↘↘or→→or↗↗A)
前に踏み込みながら出す上段横斬り。動作が早く、ヒットさせると相手を背向けにさせるので大きく有利が取れる。ガードされてもほとんど反撃を受けないのも強み。
▲骸狩り(↘↘or→→or↗↗K)
中段横扱いの飛び蹴り。荒波閉じを警戒してしゃがんでくる相手や、間合い外からの奇襲に使っていこう。これもまたガードされた所で不利は小さい。
▲繋ぎ鯨鬚~天枢(↘↘or→→or↗↗A+B)
中段横、中段縦と繋ぐ連携。
技の後は”天枢”という構えになるので、続けて(A,K)と撃っていこう。距離が遠くて不安な時は(K)で飛び蹴りになるぞ。
・置き技
残念ながら、技を置いて相手を待ち構えるような戦い方はマキシには向いていない。うっかりスカろうもんなら深刻な隙を晒すことになる。スカって構えに移行してしまった所を好機と寄ってくる相手に、続く構えからの攻撃をぶっ放す戦法も使っていこう。そこもスカったら、その、なんだ、諦めよう。
▲夜光虫~禄存(↓↓A)
大きく回転する中段横斬り。技の後は構えから(B)で追撃しよう。スカってしまったらすぐにガードして構えを解くか、ここぞと近寄ってくる相手に軸移動回避も兼ねた(A)を決め打ちしてしまう手もある。
尚、(↓↓A)とコマンド表記されているが、実際には”反時計回りしながらA”である。2P側に行くとコマンドが(↑↑A)になるので注意しよう。
逆のコマンドで出すと裏夜光虫という技になり、構えへ移行しない。
▲繋ぎ風雲~天枢(↙↙or←←or↖↖A,B)
グイっと前へ踏み込みながら二連撃。
技の後は”天枢”という構えになるので、続けて(A,K)と撃っていこう。距離が遠くて不安な時は(K)で飛び蹴りになるぞ。
※”天枢”の構えはこの後も沢山出てくるので覚えよう。
・スカ確
基本的にはとっとと二択に行きたいのだが、相手が置きに長けていればそういう訳にもいかない。幸い長い技もあるので上手く使っていこう。
▲裏搾り浪刃~文曲(↙↙or←←or↖↖B)
射程長めの縦斬りを繰り出す。姿勢が低くなることも利用し、相手の上段攻撃を避けられればリーサルヒットにもできる。
カウンターヒットで相手がスタンしていれば追加で(B)を、リーサルヒットした場合は(B,B)で大ダメージをだせる。ノーマルヒットの時はガードで構えを解くか、(→,マキシが光ったらK)とする事で飛び蹴りを出して相手を追い込もう。
▲漢打ち(↓↓or↑↑B)
主に横移動で縦斬りを回避した時に使う。大きく前に出てくれるので意外に遠くまで届くのだが、軸ズレを起こしやすいという悲しい仕様を抱えてしまっている。
▲浪華弾き~玉衝(↘↘or↗↗B)
発生速度では劣るが、技の出始めで姿勢が低くなるので上段攻撃を潜れる。スカ確+先読みでのぶっ込み用途の技。ヒットしたら(K,K)で追撃しよう。
カウンターヒットの時は派手な音と共に相手が上空へすっ飛ぶので、慌てずに(→,マキシが光ったらB)と入力しよう。
※”玉衝”の構えは下段蹴りの(K,K)の出番が多い。
■主要技【近距離】
この位置から相手を逃がさないのが何よりも重要。尚、マキシにとっての最適な近距離は「帆桁弾き~巨門(←B)」の先端が相手に当たる位置。近距離キャラの分類ではあるが、相手に密着する必要はない事は覚えておこう。
・横斬り
▲絡み錦併せ双哭(A,A,A,B)
主力技としても紹介されている上上中中の4連撃。注意点として、最初のA,A部分がヒットしていないと三段目に簡単に割り込まれてしまう。相手に当たっているかどうかをよく見て、最後まで出そう。
▲閉じ~天枢~架け黒浪(→A,A,K)
一歩踏み出しながらの上段横斬り~”天枢”AKで上中と繰り出す最重要技の一つ。ランカウンターで三段全て繋がり、更に攻め立てる事ができるので相手の横移動潰しに最適。
相手にガードされていた場合は二段目を(↓A)などで割り込まれ、三段目も反撃を受けてしまう。ガードされていたらすぐに止めたり、(→A,A,[K])と入力して最後をBAにするなどの工夫ができるようになると良い。
・縦斬り
▲面弾き~天枢~疾翔龍(B,B,B,K)
縦斬り3連から飛び蹴りで締める主力連携。二段目、三段目でカウンターが取れた場合は最後まで強制ヒットする。初段を見てから横移動するような相手には次の項目の「乱れ鯨波」が刺さる。また、最後の飛び蹴りはガードされても反撃を受けづらい。
▲乱れ鯨波(B,A,K)
中段縦斬りから上横、中横と繋げる三段連携。初段のBを見た後に横移動する相手を許さない。
ここまで来ると何となく理解してきたと思うが、初段のBで”天枢”の構えに移行している。横斬りの項目で説明した後半部分がそのまま当て嵌まる。
※この技のように、一部の連携には構え移行も含めた一連の流れを一纏めにして技名が付いている。
▲乱れ舞雲(←B,B,K)
中中上の三段連携だが、初段がヒットしていれば最後をしゃがまれる事はない。また、最後の飛び蹴りは横斬り扱い。
この技と、前述の「閉じ~天枢~架け黒浪」の2つでそれぞれ縦横の主力として使っていくのがマキシの基本となる。立つべき位置もそれで慣れていきたい。
▲張式改・並び双哭(→A+B)
上段を潜りながらの中段。更に発生が早く、一発でダウンが取れ、ガードされても反撃を受けないほどに隙が少ない強力な技。密着状態の時などはこの技に頼っていこう。何かしらの技がガードされてしまった時、暴れるように出すのも一つの手。
※横斬り並みの強判定だったけど、修正でおしおきされました。縦斬りですわコレ。
・ネタ殺しに近い連携だが、「面弾き~天枢~宿星疾風(B,K)」をガードさせ、「張式改・並び双哭(→A+B)」とやると多くの人が引っ掛かる。宿星疾風は飛び蹴りなので反撃できそうに見えるが、ガードさせて有利な技である。知らない相手はこれでぼったくろう。
・下段
使える技が多いので取り上げなかったが、「波走り(↓A)」はやや長い事もあって標準以上の性能。割り込みや隙の誤魔化しに多用していこう。
▲架け牙龍(↙K,K)
下段横蹴りの二連撃。二段目は横斬りでもあるので当てやすい。ヒット後は特にダウンもしないが、しゃがみ状態になっているので「張式改・重ね双哭(しゃがみ↘A+B)」がお勧め。ガードされても距離が離れるので反撃されづらい。コマンド入力は、マキシが下段蹴りでくるっと回っている間に↘を入れっぱなしにしておくとスムーズ。
モーションが特徴的でガードしやすい為、二段目をしゃがんでくる相手には(↙K,B,K)としてやれば二択にできる。
▲浪女雲~天枢(しゃがみ↘A,A,A)
姿勢を低くした状態での下段連続攻撃。コマンド表記ではAが並んでいるが、初段を出した後はいつでも中止して”天枢”へ移行できる。
横斬り扱いなのも相まって中々にいやらしい技。起き攻めにも使える。
天枢に移行後の話は何度も書いたので割愛。
▲破軍~架け海月(特殊構え中にB+K,K,K)
”天枢”を始めとしたマキシの特殊な構えを一部紹介してきたが、それらをガード以外で中断するのがこの破軍。上中の縦斬りを弾くインパクト構えだが、ここから更に別の技に派生できる。
まずはこの下段へ繋げる動作を覚えて欲しい。ずっと立ちガードばかりの相手に困ったら、連携の途中で突然動きを変化させてガードを崩してやろう。
・投げ
連携攻撃ばかりでは、じっとガードをしている相手に悩まされることもある。時には投げを見せていこう。連携攻撃の途中や構えをいきなりガードでキャンセルして投げに行くと良い。
▲天龍堕ち(A+G)
通常投げだが、モーションの都合で相手と位置が入れ替わってしまう点は注意しよう。対となる蛟噛み(←A+G)も同様に位置を入れ替えるタイプなので、マキシの投げはどうやっても左右が入れ替わるのだと覚えておこう。
▲荒れ龍巣~玉衝(右側面投げ)
相手の右側から投げた場合は構え移行付きの技へ変化する。通常であれば、投げて転んだ相手を構えからの(K)で小突いて終わりなのだが、SC中は(K,K)と入力する事で倒れた相手を掘り起こして吹っ飛ばせる。
■起き攻め
前述の各種下段攻撃・・・「架け牙龍(↙K,K)」や「浪女雲~天枢(しゃがみ↘A,A,A)」も使える。
▲追い海月(↓A+B)
下段横斬りから上段横斬りへ勝手につながる。立ち合いの中で出しても簡単にガードされてしまうだろうが、起き攻めとして出すのならば話は別。もう一回ダウンが取れるので更に攻めよう。
相手がしゃがみガードをしてくるのであれば、「別れ覇龍~天枢(↘B)」などをしてやると見切りにくい感じになる。
▲昇り龍鱗(↘↘or→→or↗↗B+K)
寝っぱなしと、時計回りに転がったり受け身を取る相手に当たる中段縦斬り。ダメージが大きく頼りになるが、ガードされてしまうと反撃は受ける。
▲繋ぎ龍脈(←[A+B])
※注・ネタ殺しの部類です。
相手を大きく上空へ打ち上げる連携技。最大ホールドで出す場合は発生が遅くなる代わり、初段がBAになった挙句、ガードさせることで二段目が確定する。ホールドせずに出すこともできるせいか、実に多くの人が横移動せずにガードを固めてそのまますっ飛ばされてくれるのでお試しあれ。
尚、ヒットした時の追撃は前述の「昇り龍鱗」が安定する。
■ソウルチャージ中の動き
マキシのソウルチャージは素晴らしい爆発力を得られる為、積極的に発動していきたい。しかしながら、CE「宿星・千波万濤昂龍拳」もスカ確に使えるほどの長い射程を誇るなど優秀な部類。どちらにせよソウルゲージを無駄に残さないように管理はしっかりしよう。
▲張式改・並び双哭漢駈け~禄存(SC中に→A+B)
速い、長い、痛い、中段攻撃、上段を潜る、しかもBA。誰がどう見ても超強い技。まずはこれをぶっ放して距離感を掴む所から練習しよう。
ヒット後は(B)で追撃するのだが、ガードされても相手は手を出せない。そこを逆手にとって(←,マキシが光ったらK,K)とする事で下段連携によって相手を崩せる。リング際での追撃に使えば相手を落とせる事も覚えておくと良い。
▲閉じ~天枢~馳せ黒浪漢晴れ~玉衝~追い架け疾風吼天竜(SC中に→A,A,A+B,K,K)
技名や構えを意識すると混乱しそうだが、一連の流れを覚えてしまえばどうという事はない。横移動で逃げようとする相手をこれで捉えよう。
覚えやすくするために一連の流れをまとめて記載したが、要は天枢A+B~K,Kという技を使おうということである。
▲斜陽渦女雲~玉衝~追い架け疾風吼天竜(↓↘→A,K,K)
立ち回りで使えない事も無いが、この技の本命はダウンした相手への攻撃。寝ている所を無理やり引き起こして蹴り飛ばせるので、崖際などでは滅法強い。
■リバーサルエッジ
▲繋ぎ水跡(REヒット後A,A)
ガードされても続く下段横斬りでダウンを取れる連携。
▲舷墻弾き~禄存(REヒット後B)
ヒットすると相手が浮くので(B)で追撃。
リーサルヒットで大きく浮いた場合は、(K,[K],→A+B)というコンボで追撃できる。
▲抹香挿し(REヒット後K)
割と普通のキック。崖際なら相手を落とせる。
■コンボ
ここまでの解説で「~で追撃」という記載を多くしてきた。これは、マキシというキャラが空中コンボよりも地上での連携攻撃、特にカウンターヒットで強制的に最後までヒットさせるとか、スタン状態に続けて叩き込む戦いが主体の為。コンボをあんまり書かなかったのは決して手抜きでは無い事を断っておく。
※もうちょっと何か載せられないかと思い直したのですが、どうしても七星転生(構え変更)ありきになってしまう・・・まずは各構えからの技・連携に慣れて欲しいと思います。
- 別れ覇龍~天枢(↘B)>架け黒浪(天枢中にA,K)
相手が浮いたのを見てからでは間に合わない。出すなら決め打ちしていこう。
- [壁際] 別れ覇龍~天枢(↘B)>疾翔龍~文曲(天枢中にB,B)>龍雲離れ双哭(文曲中にA,B)
↘Bで相手を壁に叩きつけるように浮かせた場合、続く連携がカウンターヒット扱いになって全て入る。
- [リーサルヒット] 漢道(A+B)>張式改・吊し裂尾(↓↘→K)
発生頻度の高いBAからのコンボだが、距離が遠いと安定しない。ダメージは下がるが昇り龍鱗(→→B+K)なら安定する。尚、相手が受け身を取らない場合は更に「追い波紋(↓B+K,B)」で踏みつける追撃もできる。吊し裂尾の見た目がスタンなおかげで、受け身を怠る相手はかなり多いので試してみよう。