セルバンテス

■インプレッション

若干長めの射程で中距離帯に強みを持つ、パワー重視の万能寄りキャラ。チマチマとした小技やあれこれ分岐する派生連携よりかは、一発でダウンさせるような重く豪快な技で圧倒するスタイル。相手のガードを叩き割ったり、ガードバックの大きな技を駆使してリング際へ押し込んでいくのも得意。リターンの大きな主力技は発生速度に難のあるものも多いが、代わりに技レベルが強めに設定されているので相手の小技とかち合っても押し潰せる。

当たれば強力な分、ガードされてしまうと結構な隙を晒してしまう技も多い。リスク覚悟でダメージレースによる勝利を狙うのか、ここぞと言う所で大技を通すのか、個性が出る所。

ソウルエッジの力を得ているというバックボーンがある為、長距離を空中突進する「ジオ・ダ・レイ(↓↙←Bなど)」や壁を蹴る反動で飛び掛かる為の「ダ・バロン」、一定距離をワープするといった人外の強力な技も持つ。これらは絡め手と言うよりかは真っ向勝負の技であり、一歩間違えば自らリングアウトの危険性もある。元より中距離帯に居座るのが重要な事や、位置を問わず壁を利用するのが強いキャラでもあるので、立ち位置には他のキャラ以上に気を配る必要がある。

ステージをうまく利用していくのが重要なのだが、壁の無いステージではやれる事が明確に減ってしまうのが泣き所。


今作では多くの技から「ダ・ロード(↓↙←など)」の構えへ移行できるようになっており、開発からの”もっと飛び回れ”という意思を感じる技構成。考え無しに移行してはアッサリ反撃で潰されてしまう為、そこまでの読み合いにどうやって持っていくかが課題となる。

■主要技(ダ・ロードとダ・バロン)

セルバンテス最大の特徴でもある二つの構え。突進技を出すための布石になるのだが、どちらも隙や準備動作が大きい。出してしまえば強力な技が多く、如何にしてこれらの構えに移行するかが腕の見せ所でもある。

▲ダ・ロード(↓↙←など)

※以後、「DL」と表記する。

DLは様々な技から移行でき、出せれば強力な技が揃うのだが隙が大きい。

▲ダ・バロン

※以後、「DB」と表記する。

DBはワープ技である「ダークネスフレア(←←など任意の方向+[B+K])」や「ジオ・ダ・レイ(DL中に↑[B]など)」で壁に接触した時に移行する。後ろに限らず、手前や奥の壁も意識して利用できるようにしたい。

▲ダムド・プレラティ(DL中にA)

範囲の広い上段横斬り。ガードさせても有利、且つガードバックが大きいのでここから様々なカウンター狙いの行動に移れる。

▲ジオ・ダ・レイ(DL中にB)

超長射程の中段突進技・コンボ始動。如何にして相手を誘ってこれを叩きこむか、という点はセルバンテスの面白い所。

Bボタンと共に↑や↓を押しっぱなしにすることで突進方向を調整できる。大胆な立ち位置調整や、ダ・バロンへ移行するための壁へ飛んでいこう。尚、ダ・バロンへ移行したい時は[B]となるのでボタンを押しっぱなしするように。

▲ブランシェスラッパー(DL中にK)

中段の浴びせ蹴り。技後に背向けになるのが特徴で、ガードされたとしても背向けB+Kを出す事で反撃を許さない。

軸ずれが起きやすいのが泣き所。

▲フラッシュカーレント(DL中にA+B)

ダメージの高いコンボ用の技。一応上段を潜ってはくれるが、そのまま出して良い技ではない。

・・・空を飛んで降りてこない吉光はこれでお仕置きできる。

▲シャドウフレア(DL中にB+K)

一瞬で相手の直上へワープしてBAを浴びせる特徴的な技。距離を一気に詰められる利点はあるものの、横移動をされるとアッサリ避けられてしまう。遠距離対決などで使うならタイミングはしっかり見極めたい。コマンドを[B+K]にすれば背後に回れる。

・・・空を飛んで降りてこない吉光はこれでお仕置きできるPart2。

▲ダ・スライド(DL中に→)

構えを中断して大きくステップ1.5歩分ぐらい前進する。DLを見て守りに入った相手に近寄って投げに行くなどがお勧め。

▲ソアリングプレラティ(DB中にA)

横移動する相手を捉える為の中段横斬り突進。ガードされても相手を押しのけて通り過ぎてしまうので反撃は受けづらい・・・が、こちらも背向けになったり軸がずれたりと安定しない。飛距離も一連の突進技の中では短いので、本当に横移動を止めたい時だけ出そう。


▲ロアリング・ジオ・ダ・レイ(DB中にB)

高ダメージ60点を誇る中段突進技。DBという構えの大本命であり、隙あらばこの技を出す事を貪欲に狙いたい。

ガードされると不利ではあるが、反撃は受けづらい。そして特筆すべきがガード耐久値への影響で、なんと耐久値を最大で50%も削る(遠ければ遠いほど大きく削る)。これがどういう事かと言うと、体力ゲージが黄色なら確実に、場合によっては何の色も付いてないのにいきなり割れる。ガードされても良いからこの技を出していきたい。

▲ブランシェアブダクション(DB中にK)

前述の技が強力過ぎて忘れてしまいがちだが、一発でダウンを取れる優秀な高速下段。

とは言え、飛距離が全然無いので立ち回りに多用できるものでもない。ダウン中の相手に当てる事でリーサルヒットを誘発するので、壁が近くにある時の起き攻めなどに使うと面白い。

■主要技(中~遠距離)

・二択に行く技

セルバンテスの得意距離は「一歩踏み込みながらの技が当たる距離」。やや長めの攻撃範囲を生かし、自分から攻め込んで立ち回りを制圧し続けるのが理想形。

分類上は二択へ行く技としたが、ここから接近戦をしようという訳では無くて”自分から触りに行くための技”ぐらいに受け取って欲しい。相手次第だが、ここから更に近寄って行かずとも良い事が多い。

▲ラギングヴェイヴ(↘↘or→→or↗↗A)

相手をダウンさせる、範囲の広い上段横斬り。確反はあるのだが、ガードバックの大きい技なので先端をガードさせておけば反撃を受けづらくなる。

この反撃を受けづらい状況を生かし、

①コマンド(→→[A])で先端をガードさせてDLへ移行し、②慌てて確反を撃とうとした相手は最速のA,Aなどをスカり、③その瞬間にはジオ・ダ・レイが決まる。

とにかく先端をガードさせていく距離感を掴むことでDL移行を絡めた読み合いに持ち込める。

▲ライオットストーム(↘↘or↗↗B)

長い射程の中段縦斬り。立ち回りの基本はこの技にあると言っても過言ではない。

これもやはりガードバックの大きな技で、ガードされた時の隙も少ないので反撃はまず受けない。先端をガードさせてからカウンターヒットを狙うチャンスでもある。

この技を振り回せる距離を維持したい。

▲バイルラングス(→→B)

距離調節のし易い中段突き。手軽に出せる速さ且つ反撃も受けづらい技。相手に近い所でヒットすれば、突き刺した勢いのままに投げへ移行する。リングアウトや壁コンボも狙えるので覚えておきたい。

※慣れてきたら「ヘッドスナップキック(bK)」も使っていきたい。中段横斬り扱いの飛び蹴りで、下段を回避し、ガードされても五分の状況、当たれば相手をリングアウトにできるなど優秀な技。

・置き技

得意距離だけあって、優秀な技が揃っている。

▲ボウブレイカー(↙↙or←←or↖↖B)

一歩下がってから出す長い中段突き。

相手の前進を見て即座に出せると、いい感じに置ける。尚、この技は他のガードバックが大きい技の後に出したりするのも有効な手段。

相手が崖を背負っていればリングアウトが狙える。

▲マーシレスウェイヴ(↙↙or←←or↖↖A)

ガードされても反撃を受けない上段横斬り。発生が遅いので使いづらく見えるだろうが、この技の真価は(←←[A])とした時に出せるDL移行。敢えて遠目で仕込んでおくことで、スカ確を取りにくる相手へジオ・ダ・レイをぶちかましたり、或いはそれを見せておくことで悠々と置き技を振れるようになる。

▲ジブリングトルペイド(↓↓or↑↑A,A)

前にすり足しつつ長い下段横斬りの連携を繰り出す。基本的にはランカウンターを狙って出す技で、初段ノーマルヒットだった場合は二段目に対してしゃがみガードが間に合う。

ちょっと遠目で出して二段目だけが当たる事を狙う、初段だけで止める、(A,[A])とする事でお馴染みDLへの移行、或いはジブリングプレッシャー(~A,B)にして中段攻撃を迫るなど、使い方は色々。

尚、二段目だけがカウンターヒットすると相手が浮くのでコンボチャンス。状況確認は難しいが、ストームジェネレイト(b2)などで追撃しよう。

・スカ確

素晴らしく強いのだが、「ジオ・ダ・レイ・ラファーガ(↓↙←B/ファスト)」への依存が強い。これを物にできるかどうかに掛かっている。

▲セイルノーチラス(→B,B)

長くて速い二段突き。カウンターヒットしていれば二段繋がり、ガードされても距離が離れるので反撃も受けづらい。

とは言え、初段をガードされてしまうと二段目は横移動で回避されてしまう。出し切るかどうかは良く見て撃ちたい。

▲ラギングヴェイヴ(↘↘or→→or↗↗A)

パッと出せて射程の長い技でもある。セイルノーチラスが届かない時はこちらで。

▲ジオ・ダ・レイ・ラファーガ(↓↙←B/ファスト)

通称速ダ。(最速ジオ・ダ・レイの意)

コマンドの難しい、高速の中段突進。構えを経由せずに出せ、速く、長く、痛く、相手に近ければコンボ始動という破格の技。失敗すれば無防備なDLの構えを相手の目の前で晒す事になる。

素早く、そして最後の←とBが同じタイミングで入力されていることが技の条件となる。また、そのタイミングが寸分たがわずピッタリであればジャスト入力の判定が行われ、威力が上昇し、ついでに足元にエフェクトが出る。スカ確だけで無く、コンボなどでも多用される最重要技・・・とは言っても、これが今すぐ出せないからと言ってセルバンテスで戦えないとかそんな事は全くないのでどうか安心して欲しい。

■主要技(近距離)

ちょっと長めのB,Bが届く所はもう近距離。相手と密着するような(肘や膝の技に頼らざるを得ないような)位置取りは辛いので距離を離したい。

全体的に技の速さで劣っていることが多いので、ここを上手く捌き、有利を取ってかち合い狙いの重い技を決めて流れを引き戻そう。ガードインパクトが適切に使えるようになるとだいぶ楽になる。

・横斬り

全ての基本となる「ブリジットスミサリーン(A,A,A)」はセルバンテスの技の中では最速。確定反撃や近距離で取り敢えず手を出す時には重宝するので、2段止めを基本に積極的に使っていこう。

▲パイレーツクロス(aB)

縦斬りと横斬りの複合である十文字斬り。発生速度が早く、その割にダメージが大きいのでこれを刺し込んでいるだけでもダメージレースでは優位に立てる。

問題はガードされた時の隙の大きさ。流石にアッパー系(↘B)などは入らないものの、重めの確定反撃を受けてしまう。

▲ハーフマストウェイブ(→A,A)

上段の横斬り二連。最後までガードさせてしまえば反撃は受けないが、初段をガードされていた場合は(↓A)などで割り込まれてしまう。

中段縦斬りへの別派生となる「ハーフマストウィンドミル(→A,B)」も合わせて使っていこう。こちらを選択した場合、割り込みができない代わりに反撃を受ける。

尚、コマンドを(→A,[A])とすればDLへ移行する。上記の縦斬り派生を見せる事で割り込みし辛くなり、その上で横斬り派生を例によって先端ガードさせるようにしていきたい。

▲ストームシグナル(a→)

若干遅めの上中横斬り。二刀流を生かして一瞬で二回斬るので、実質中段横斬り。

カウンターヒットした所で何かコンボになる訳ではないのだが、ノーマルヒットでもスタンで大きく有利が取れ、ガードされても反撃をまず受けないリスクの無さが利点。

・縦斬り

基本技である「ワイルドストーム(B,B,B)」は射程が若干長い代わりに発生速度が遅い。カウンターヒットしていれば最後まで繋がり大きなダメージを奪えるのだが、近距離で押し込まれて辛い時には別の技をチョイスしよう。キックに頼る局面も出てくるだろうが、例えば「アンカーニーキック(→K)」などは速くて反撃も受けないので覚えておいて損はない。

▲ブラッディヒルトキック(←B,K)

素早い中段の肘から上段回し蹴り。初段カウンターヒットで繋がり、ダウンも取れる。二段目に割り込まれるものの、ガードさせてしまえば反撃をまず受けない。基本的には初段の肘一発止めで様子を見ながら使っていこう。

やたらと割り込もうとしてくる相手には中段三連派生の「ブラッディコルポサント(←B,B,B)」を出していこう。こちらは使いやすい縦斬り三連。

▲キラーエックス(↓A+B)

少しだけ横にも判定がある中段縦斬り。一発でダウンが取れ、反撃も受けづらい優秀な技。特にこの技で狙っていきたいのは、相手の小技を潰してリーサルヒットにする事。反撃を受けづらい技、ガードバックの大きな技をガードさせておいて出すなど工夫すれば十分狙っていける。相手がAとかBとか出したいポイントを探そう。

尚、技後はしゃがみ状態になるので、そこから「カースドブルーピーター(立ち途中A)」などを狙うのも良い。

▲キャノンボールリフター(↘B)

発生遅めのコンボ始動アッパー。ここから簡単なコンボでも70点近く持っていけるので期待値は高い。この択を如何に通せるかが重要になってくる本命択。

距離が離れるとスタンだけで終わってしまうので狙うならちゃんと近寄ろう。

・下段

下段攻撃はそれ程強くない。ここで揺さぶりをかけていくキャラではないので、アクセント程度に使っていくしかない。

「ブレイクウェイブ(↙A)」は発生が遅くて見切られやすいものの、下段攻撃としては優秀な長さを誇る。

アップデートで追加された「アンカーマルーンドキック(k↓)」は横斬り扱いの下段キック。当てて不利ではあるのだが、ローリスクにけん制できる。

▲デッドリートーレント~ダ・ロード(↙aB,B)

貴重な強い下段。人間が反応できる速さでは無いので、先読みで適当にしゃがまれたりしない限りは二段目までは当たる。三段目はガードされてしまうので、二段止めで使っていくのが基本。ここぞと言う時にだけ最後まで出し切ろう。三段目は自動でダウン投げ~DLまで進行してくれるのでそのままジオ・ダ・レイ>背向けB+Kというコンボに繋げよう。

▲アンカーボウキック(↓K)

普通のしゃがみキック。当てて不利。

▲ソウルドリフト(↓A)

特殊下段扱いの基本技にしてセルバンテスの最速技の一つ。接近戦はどれだけこの技で的確に割り込んでいけるかが問われる重要技。

尚、技後はしゃがみ状態になるので、そこから「カースドブルーピーター(立ち途中A)」などを狙うのも良い。

・投げ

中段はガードされ、下段も頼れないとなれば投げるしかない。相手が投げを嫌がってしゃがんでくれればこっちの物なので、積極的に使う必要がある。

▲プレラティクレディット(A+G)

基本投げではあるのだが、相手を前方に投げ落とせるので覚えておこう。

▲デッドコンパス(↘↘or→→or↗↗A+G)

ダメージが無い代わりに相手を前方に押し出す。壁際で使えば相手をスタンさせ、そのまま壁コンボに行けてしまう凶悪な技。しかも投げ抜け不可能。強烈な選択肢であるこれを匂わせて、本命の(↘B)や(立ち途中A)などをぶち込みたい。

この技の存在により、相手を壁際まで押し込んでいく戦法が非常に有効。

▲ライム・オブ・エンシェントマリナー(SC中に↓↘→A+G)

ソウルチャージ中限定のコマンド投げ。前方投げなので抜けられやすくはあるのだが、70点のダメージは大きい。せっかくソウルチャージしたのに相手を崩せそうに無い時などに狙う価値はある。

・起き攻め

相手のダウンを奪う機会は多いので、ここで貪欲にダブルアップを狙っていきたい。寝たままやり過ごそうなどという相手には「ストームネスト(↙[B])」で痛い目に合わせてやろう・・・滅多に当たるものではないが。ボタンホールドしないバージョンの「サブマージハープーン(↙B)」であれば狙う機会もある。

また、手早く済ませたい時はキラーエックス(↓A+B)も選択肢に入る。

▲ブレイクウェイブ(↙A)

射程の長い下段横斬り。横転も寝っぱなしも狩れる。

▲ライオットストーム(↘↘or↗↗B)

ダメージが高く、射程も長く、ガードされてしまってもリスクが少なく、寝っぱなしに当たる。ノーマルヒットすれば追撃もできるわけで、かなり有力な択。更に太い択を狙うならキャノンボールリフター(↘B)でいこう。

▲ハイタイドアンカリング(↓[B+K])

これもまた寝っぱなしに当たり、ガードされても反撃を受けづらい技。ガード耐久値も15%削れるので中々の物。ホールドして出した場合、相手との距離が離れていると下段の衝撃波で相手をよろけさせる事もできる。

■ソウルチャージ中の動き

大きな特徴として、「ダークネスフレア(←←など任意の方向+[B+K])」の発生速度が目に見えて早くなる。これを使って相手から距離を離しつつダ・ロードへ移行、更にそこから下記のシュリーキング・ジオ・ダ・レイをぶっ放していくのが無法に強い。技の発動前に接近して潰す、或いは逃がさないか、思いっきり遠くまで逃げるぐらいしかまともな対抗策が無く、かなりの圧を掛ける事ができる。

接近戦の場合、強化されたディープシーストームフレア(SC中にB,B,B,B)やディープシーキャノンフレア(SC中に↘B,B)の最終段であるワープ斬りが当たれば、そのままヴァイルスライドカルバリン(SC中に↙K,Bヒット時B)が確定してしまい、ダメージは出るわリングアウトは狙えるわで大変な事にできる。

派手さは無いが?相手の後ろに回る事で幻惑するヘッドスナップキック~インファーナルフレア(SC中にb[K])とダブルエンダーラングス(SC中に→→[B])、それでも崩せないならライム・オブ・エンシェントマリナー(SC中に↓↘→A+G)と、手札は色々とある。魔人としての力全開といった感じで、人外の力を存分に振るって押し切ってしまいたい。

▲シュリーキング・ジオ・ダ・レイ(SC中・DL中に↓or↑B,B)

これがどういう事かと言うと、ソウルチャージ中のジオ・ダ・レイは「何もない空間を壁に見立ててダ・バロン系列の技を出せる」という事。最も強力で撃つべきはこのB派生だが、最初に紹介したAやKの派生も勿論出せる。

ジオ・ダ・レイで一定距離すっ飛んでいった後、ダ・バロンの動作無しで、相手に向かって方向を変えて撃ちなおす。元になる技の「ロアリング・ジオ・ダ・レイ」の強さは冒頭に記載したとおりだが、更にブレイクアタック属性まで付加されてもはや止めようがない。

実に単発で69点のダメージを叩きだす超強い技なのでドンドン頼ろう。SC中ならばガードされても有利なので、そこからディープシーストームフレア(SC中にB,B,B,B)を振ったりすると実に多くの人が引っ掛かる。

▲ヴァイルスライドカルバリン(SC中に↙K,Bヒット時B)

通常時は発生が遅くて使い辛い技だったが、ソウルチャージ中は劇的に強化されるトンデモ技。立ち状態への奇襲は勿論、ダウンした相手も引き起こして全段叩き込むことができる。ダメージの高さに加えて、相手を前方へ吹っ飛ばすのでリングアウトも狙えてしまう。

発生の遅さだけはどうにもならないので、うまく使いこなしたい。

■リバーサルエッジ

▲ダムドカルバリン(REヒット後A,B)

Aから狙うのは基本的にはこれで良い。ガードされてもBA属性で押し込める。

LH時はAまでで止めておき、「キャノンボールリフター(↘B)」からのコンボが入る。

▲ワイルドファイアカルバリン(REヒット後B)

ヒット後は速ダからのコンボが入るが、安定させたければ「キラーエックス(↓A+B)」での妥協も可能。

LH時は「ブラッディカルバリン(↑A+B)」×2回>ハーフマストウェイブ(→A,A)のコンボが安定する。

▲アンカーチェーンドラッガー(REヒット後K)

コンボの類は入らないが、相手を右後方へ蹴り飛ばす。リングアウトも狙えるのだが、位置関係はしっかり把握しておきたい。

■コンボ

ジオ・ダ・レイ・ラファーガ(↓↙←B/ファスト)=速ダをコンボに組み込めれば最大火力を狙っていけるのだが、如何せん難しい。今回は割愛するが、狙いたい人は「相手が浮いているなら入る>背向けB+Gで更に追撃できる」という点を考慮してレシピ変更を試行錯誤してみて欲しい。

多くのキャラに共通する基礎的な事だが、各コンボの締めの部分は多くがCEへ変更する事でダメージアップを図れるので試してみよう。

  • キャノンボールリフター(↘B)>ブラッディカルバリン(↑A+B)>ストームジェネレイト(b↓)

全ての基本となるコンボ。前後位置が入れ替わってしまうので、それが嫌な場合は下記のコンボを使おう。

  • キャノンボールリフター(↘B)>ブラッディカルバリン(↑A+B)>ブラッディカルバリン(↑A+B)>ハーフマストウェイブ(→A,A)

簡単な割に良く減る基本コンボ。難しければブラッディカルバリンを一回減らしてみよう。

  • ライオットストーム(↘↘or↗↗B)>ストームジェネレイト(b↓)

立ち回りで沢山打つ技なのでこのコンボの出番は多い。入れ替わりが嫌なら、最後をキラーエックス(↓A+B)に変えよう。

  • ジオ・ダ・レイ(DL中にB)>プレッシャーアスターン(背向けB+K)>ハイタイドアンカリング(↓[B+K])

ジオ・ダ・レイは様々な場所から狙っていく事になるので、このコンボは必ずマスターしたい。最後は受け身を取ると地震がヒットして更に攻められる。

  • カースドブルーピーター(立ち途中A)>ハーフマストウィンドミル(→A,B)

しゃがんだ所から出せる中段横斬りのスタンから繋げていくコンボ。リングアウトも狙える。

[リーサルヒット限定]

  • アイスバーグサーキュラー~ダ・ロード(A+B)>フラッシュカーレント(DL中にA+B)

たったこれだけで80点を叩き出してしまう。リバーサルエッジやリバースインパクトを狙ってくる相手にはこれでしっかりお仕置きしよう。

  • キラーエックス(↓A+B)>ジェノサイドカルバリン(←A+B)>ブレイクウェイブ(↙A)

小技潰しのキラーエックスから狙っていく簡単高威力コンボ。壁を利用できるなら、最後の追撃は捨ててダ・バロンを使っていくのも手。

[壁際限定]

  • キャノンボールリフター(↘B)>壁>ドレッドノートカルバリン(→[B],A+B)>壁>ワイルドストーム(B,B,B)

簡単な割に良く減る壁コンボ。ドレッドノートカルバリンは→Bは勝手に出るまでボタンを押しっぱなしにすればタイミングを図る必要も無い。尚、SC中であれば最後は(B,B,B,B)>(SC中に↙K,Bヒット時B)まで繋げて大変な事に。

  • デッドコンパス(→→A+G)>壁>セイルノーチラス(→B,B)>壁>サブマージハープーン(↙B)>キラーエックス(↓A+B)

投げ抜け不可能のコマンド投げで押し付けるならこちら。サブマージハープーンはダウン状態の相手をスタンさせてくれる。

  • カースドブルーピーター(立ち途中A)>ハーフマストウィンドミル(→A,B)>セイルノーチラス(→B,B)

リングアウトコンボの応用ができる。誰だって壁際からは逃げたいので、中段横斬りを狙っていくのは良い選択肢と言える。

■セルバンテス対策

速ダによるスカ確を始め、威力と範囲に優れた技で中距離戦を徹底されるとかなり辛い。とは言え、セルバンテス側も相手を追い払うというよりは自分から仕掛けに行かざるを得ないタイプ。必ず近寄りながら触りに来るタイミングがあるので、こちらも距離を詰めて接近戦に持ち込み続けたい。セルバンテスから触りに行く技には中段横斬りが無い為、横移動としゃがみガードを交互に繰り返していけば多少は接近も楽になる。自分が遠距離タイプであれば、できるだけリスクの少ない置き技で迎撃に努めたい。

接近戦では有効な下段がシザースリフター(↙aB)ぐらいしか無く、投げか中段かで択を迫ってくる。基本的に立ちガードをしておき、投げ抜けは後ろ抜けを選択したい。後ろ投げは単発だと威力が低いのだが、投げの後に追撃されてしまう。背後にステージ端を背負っている時だけは通常抜けを意識しよう。落ちたり叩きつけられたり大惨事になる。

速い技に乏しい事情から(↓A)やREも多用してくる。しゃがみで割り込めない技を多めに投入し、REは発生が遅いのでできるだけ横移動で避けてしまいたい。

反面、こちらからの(A,A)や(B,B)のような小技は安易に手癖で出さない事。無理に割り込めばリーサルヒットの餌食になったり、技レベルで押し負けてしまう。下手に暴れずに確定反撃をきっちり取ってやれば、セルバンテス側もやり辛い。

ソウルチャージ中、ちょっとでも距離が離れると手が付けられなくなる。逃がさないのが一番だが、ジオ・ダ・レイが見えたらまずは横移動して本命択を避けてしまおう。この場合、敢えてこちらも大きく距離を取る事で「B派生は回避でき、AやKは遠すぎて届かない」という状況にできるので試してみよう。