画面中央に溜まっていくソウルゲージには原則2種類の使い道がありますが、何れにせよ非常に強力です。使い忘れたまま負けてしまったり、ソウルゲージを2本フルに持った状態で持て余す事の無いようにしましょう。
いわゆる超必殺技。キャラによって「素早く発生する」又は「発生が遅い代わりに、技の出始めで相手の攻撃を弾く」といった性能をしています。当たれば一瞬で大ダメージを与えられますが、外してしまえば何にもなりません。↘Bのような技で相手が浮いた所に確実に決めるなど、コンボを狙っていきましょう。
衝撃波の後、一定時間(約10秒間)パワーアップ。衝撃波で相手との距離を離せるので、緊急回避のように使うこともできます。ソウルチャージ中はキャラごとに特定の技が強化されるので、該当する技を主軸に攻め込んでいきましょう。更にソウルチャージ中はガードの上から相手の体力を削ることができるので、攻撃を仕掛けるだけでも単純に強力です。また、タイムカウントが停止するのでタイムアップで逃げ切ろうとする相手に最後の勝負を仕掛けることもできます。
余談ですが、ソウルチャージは化物や人外の力を持っているキャラほど強力な傾向があります。
▲ヴォルドのCE「ザ・スピナー・オブ・マッドネス」
見ての通り攻撃範囲が非常に長い。前を向いている時は大きく下がってから打つのでそれはそれで厄介だが、背向け状態の時はその場から出してくる。「背中を向けている時はどうせ接近戦が主体だから攻撃は届かない」などと油断していると痛い目に合う。
▲ナイトメアのCE「ダークレコンキスタ・トライアンフ」
いわゆる技の出始めで相手の攻撃を弾くタイプ・・・なのだが、ボタン押しっぱなしで溜めることによりガード不能技と化す。縦斬りなので8WAY-RUNで避けるのが正解。こちらの攻撃を弾かれての発動だったら素直に相手を褒め称えよう。
▲キリクのSC中限定CE「禁厭恒沙・堕月」
SC中のみ、ゲージ消費無しで発動できる”ガード不能の投げ”。投げ抜けも不可能。命を削って打ってくるだけあって、とんでもない威力を持つ。ただし、適当に出しても演出中にアッサリしゃがまれてしまう。
ゲーム内解説にある通り「準裁師中にBをガードさせれば避けられない」。SC中のキリクが棒を背中に回す構えが見えたら即座に横移動しよう。構えからのブレイクアタックを回避できれば反撃できる。
TIPS
▲御剣の「稲穂田楽」(SC中・↙K,B,B)
射程こそ短いものの、凄まじい速さの下段からガッツリダメージを奪っていく。これを恐れてしゃがむと別の強烈な中段技が待っている・・・と、相手に二択を迫ることができるシリーズ伝統の強力な技。
▲吉光の「六道巡り百鬼夜行」(SC中・万字蜻蛉中にB,B,B,B,)
ガード不能の縦斬りから洒落にならないダメージを奪う連続技。刀をプロペラ代わりにして空を飛ぶという如何わしい構えからしか出せないのだが、吉光側はあの手この手で流れるように構え状態に移行してくる。8WAY-RUNで避けるか、咄嗟の反撃で構えその物を何とか潰したい。
▲体力ゲージに付いている斜めの線。体力がこれを下回ると色が黄色くなり、クリティカルエッジの威力が底上げされる。最後の逆転チャンスとなるので諦めないように。
ちなみに、これは「クリティカルエッジでとどめを刺せる」目安でもある。上記の残り体力やカウンター判定などで威力は上がるので、飽く迄もデッドラインの目安にしよう。
読み合いという不確定要素がある以上、少ないチャンスで最大限のリターン=大きなダメージを与えることで勝利を掴みましょう。幸い、ソウルキャリバーというゲームのコンボは短く、技2~3個で終わるものが多いです。まずは説明書かトレーニングモードのサンプルコンボを一つか二つ確認し、見なくても出せるようになるまで練習してみましょう。
最初のお勧めは、ほとんどのキャラが持っている中段縦斬り(↘B)で相手を宙に浮かせてから何か一発追撃するコンボです。
▲①トレーニングモードのメニューを開き・・・
▲②続けて技表を開きましょう。主要技のタブに基本となるコンボが掲載。
▲③メニュー内、技表の下には戦術指南も掲載。キャラ別の基本方針などがバッチリ書いてある。
TIPS
▲ほとんどのキャラが持つアッパー系の縦斬り「↘B」。喰らった側は大きく空に浮くので、何かしらの追撃が入る。尚、ソウルキャリバーというゲームはここからポコポコ殴られ続けて何もできないという事は無い筈なので安心して欲しい。オウアー
▲「カウンターヒット」。技の出始めを、より速い技で攻撃されたときに発生。この時は通常よりも大きなダメージを受け、技によっては態勢も崩れてしまう。また、8WAY-RUNで移動中に横斬りが当たると「RUNカウンター」という扱いでやはり同上。体勢が崩れたときは、追撃のチャンスとなる。発生させたプレイヤーの側に「COUNTER」と表示が出る。
▲ソウルキャリバー独自のシステムである「スタン」(黄色の稲妻が走る)。一部の技を、特定の条件でヒットさせると発生する。スタン中は全ての追撃がカウンターヒット扱いになるので、普段とはまた違った技が繋がる。こちらも例によって何もできない無防備な状態。
攻撃を受けてダウンしてしまった後、起き上がる動作中は非常に無防備な状態です。この状態から如何に相手の起き攻め=起き上がりを狙った追撃を切り抜けて起き上がるか、という点は対戦に臨むうえで大変重要です。起き攻めの凌ぎパターンを覚えておきましょう。
起き上がる時は、ガードボタンを押し続けることで立ちガードをしながら立ちます。しゃがみガードをしたい時は、まずガードボタンを押し続けて上体が起きたぐらいで↓を押し続けましょう。また、距離を離したい時は←に入力することで後転してから起きることもできますが、後転中は無防備です。
▲①ダウンした状態。まずは何もしないでおき・・・
▲②痛いけど、とりあえず一発攻撃を受けてから、
▲③受け身を取って態勢を立て直そう。
TIPS
▲クリティカルエッジに攻撃を弾く性能が付いているキャラは、起き上がりに出すことで起き攻めを拒否して形勢逆転の可能性もある。アイヴィー、ザサラメール、ナイトメアなどを相手にする時は注意しよう。
▲キリクの「煌翼閃」(ダウン中に↓A+B)
ダウン状態から攻撃する技。読まれると危ないので毎回出して良い技ではないが、”これがあるから近寄ってくるなよ”という意思は見せていきたい。
シャンファも近い技が一応ある。
▲アスタロスの「ザムゥイリオス」(ダウン中の相手の頭側からA+G)
投げキャラにだけ許されたダウン投げ。寝たままで起き攻めをやり過ごそうとする相手を掴み上げて無理やり引き起こす。この状態にもっていける技でダウンさせ、もう一発を狙うのが常套手段。
自分のキャラを動かすために最低限必要な技を把握し、CPU戦で動かしながら覚えていきましょう。ソウルキャリバーには膨大な数の技があるので迷ってしまうでしょうが、ここでもトレーニングモードが大変役に立ちます。トレーニングモードのコマンドリストには「主要技」というページがあるので、まずはそこにある技に絞って覚えましょう。或いは、戦術指南にもおすすめ技を絞って掲載しているので、そこを取っ掛かりにするのも良いでしょう。
[対戦に挑むための考え方]
TIPS
▲大振りな下段横斬り(↙A)
一発で相手をダウンさせたり、ダウン中の横転に当たったり、射程が長いなど様々だが総じて強力。代わりに特徴的なモーションで技の出が遅く、ガードされた時の隙も大きい。
見てからガードできるようになると楽になるので頑張ろう。初心者帯で今夜勝ちたいだけの時はこれ系統の技を連発するだけで良い。
▲しゃがみ下段横斬り(↓A)
技の発生が早く、下段、横斬り、ヒットで有利、ガードされても隙は小さく、しゃがみ状態なので上段を避けながら出せる。
ただし、「特殊下段」という変わった判定を持つ。これは立ちガードでも防がれてしまい、相手がガードをしていない時だけ下段扱いでヒットする。ガードを崩すのには使えないので、主な用途は相手の攻撃への割り込みや、小さな不利を誤魔化すように出す。(A,A)や(B,B)と並ぶ、基本にして最重要行動の一つ。
▲8WAY-RUN中の縦斬り(↑↑or↓↓B)
8WAY-RUN中の攻撃となるわけだが、相手の縦斬りを目の前で回避し、その流れのまま反撃する用途の技が割り振られている。横斬りで阻止されるリスクはあるものの、リターンの大きい技が多いので積極的に狙っていきたい。
基本講座②はここまで。
これらを踏まえておけば、ひとまず対戦に挑む準備はOKです。とは言え、まだまだ使っていないシステムや対戦で考えるべきセオリーは残っています。
しばらく戦ってみて、自分のキャラクターの技を意識しなくても出せるようになってきたり、上達に伸び悩んだら次へ進みましょう。
次の基本講座③では上級者向けの共通システムや、対戦における初歩的な戦術論を扱います。