今回は、薪ストーブの排気ガスを念頭に置いて、持ち家を持つことに関するリスクを考えてみます。いわゆる、隣人ガチャというやつです。薪ストーブの排気ガスの被害に関しては、「持ち家」の方がダメージが大きいです。なぜなら、日本の家は、新築でも入居した時点で時価が2/3となるためです。簡単のために、3000万円の家を建てたとすると、入居した次の日に売れたとしても、1000万円の損失が発生するためです。当然、諸費用・税金は含んでいません。入居してすぐに、隣に家が完成、薪ストーブの排気ガスによって家族に健康被害が出る、ということも考えられます。すると、住宅ローンの状況によっては詰んでしまいます。というのも、ローン返済を考えると、賃貸を借りて避難するという選択肢が取れない可能性があるからです。絶対にやってはいけませんが、一家心中するしか無いかと追い詰められる可能性があります。
持ち家の事を、一軒家と考えている方がいれば、それは甘い考えです。マンションでも薪ストーブの排気ガスの被害に合う可能性があるためです。証拠としては、名古屋市の薪ストーブに関する啓発文書があります。
https://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/7-19-5-0-0-0-0-0-0-0.html
ここには、近所にマンションがあった時は設置を控えるとの記載があります。すでに、マンションでも薪ストーブの排気ガス被害があったことを示唆しています。
賃貸であれば、金額面からすると持ち家よりもダメージは小さいはずです。そのため、現代では、薪ストーブの排気ガス被害という、本気で意味不明の被害が隣人ガチャによってもたらされる訳です。なので、持ち家は危険すぎることになります。これは、普通は住宅密集地で薪ストーブなんて使うわけ無いだろう、という、常識を持たない非常識な人間によって引き起こされます。もしも、あなたが持ち家を検討しており、契約前にこのページを読むことが出来たら、すごい幸せです。というのは、Bearはその様な状況に陥っているためです。本気で、一家心中も頭によぎりましたが、流石にそれは駄目なんで思いとどまりました。この情報は、ハウスメーカーの営業の人も想定していない、究極の隣人ガチャ失敗例です。
しかし、日本暖炉ストーブ協会によれば、最近は、日本で毎年7000台以上の出荷があるようです。28年間で、約21万台弱の薪ストーブが販売されたようです。後述するように、すべてが使われ続けるとは考えられませんが、それなりの数が日本中に存在しており、毎年その数は増え続けています。あなたが次の被害者になる可能性は、そんなに低いわけではないと思いませんか?
別に、家の周りはそんな非常識な人は居ないと思っている人は、気づいたら近所の家が取り壊されて、新しい家が出来ることが無いでしょうか?
今まで常識的な人が住んでいたとしても、代替わりや、売却後に薪ストーブが設置される可能性があります。特に、最近は24時間換気が必須になっていますので、その給気口からの排気ガスの侵入も問題になっています。もしも、自宅に赤ちゃんが居て、給気口から煙が入ってきたらどうなるか。呼吸器疾患の家族が、年を取った両親が、祖父母が自宅に居たら、どうなるかを想像してください。(健康被害に関しては後述します。)
私は、住宅密集地での薪ストーブの排気ガスが法律や条例で規制されない限り、究極の隣人ガチャの結果が下手すると一家心中であるため、持ち家は選択肢としてありえず、賃貸一択となるのではないかと思います。どうしても、隣人ガチャ失敗を避けたい人は、以下のサイトが役に立つかもしれません。すでに被害者となっている人は、使用ルールを守って、他の人のために薪ストーブ使用者がいる場所を共有しましょう。
※ただし、開示請求をされて身バレ等をしても、管理人は責任を負えませんので、各自、自己責任でお願いします。
つぎは、薪ストーブの排気ガス中の有害成分か、省庁や地方自治体に相談した時、に関してです。(2025/01/10)