さて、薪ストーブの使用家屋は安全か?という事に関して、考えていこうと思います。雰囲気的には、薪ストーブをオススメのサイトの雰囲気に似せていこうと思います(要するに、面倒なので、引用文献等はなし:他のページもですが・・・)。
まず、薪ストーブに関してですが、燃焼によって生成する有害なガスや物質はほぼ全て、煙突を経由して屋外に排出されます。なので、原則、室内の空気は室外よりもきれいということになります。(ここで、被害者であれば、やっぱり、外の空気を汚くしているだろう、と思うでしょうが、読み飛ばして下さい。)しかし、本当にそれはきれいなのでしょうか?そもそも、排気ガスが真っ黒だったりしたら、当然、健康に悪いイメージです。(実は、黒いのは炭素の粒子があるだけとWikiにも書いてあります。)なので、基本的には、煙として見えないからと言って、室内の空気が汚染されていないということにはならないわけです。
実際に、以下のような動画がありますので、PMはバンバン屋内で増加することが分かります。
最近、サイトの作り方が少しわかってきたので、他のページでも紹介した、薪ストーブ使用時のPMの測定結果を示したyoutubeの動画を埋め込みます。
なお、PMは、ディーゼルエンジン等からも出ています。ディーゼルエンジンと聞くと、有害で、薪を燃やすと言うと無害なイメージがありますけど、燃やしているのは炭化水素ですから、出てくる成分は似通っているようですね。
ちなみに、PMの後についている数字は、直径がその数字以下だという意味です。単位はμmです。1μmが1mmの1/1000となりますので、すごい細かいですね。細かいほど、肺の奥深くまで入り込んで、更に、血管内にも入り込んでしまいます。いわゆる、呼吸器系疾患以外にも循環器系疾患の原因になるんですね。
私も、この動画を始めてみた時は、「わー、PM上がりまくりで、やべー。こりゃ、使っていたら小児喘息が増えるわ。」と思っていました。薪の追加時とかに、普通に煙とか出てきそうですしね。でも、改めて見てみて、一つ気づきました。ドアを開けてなくてもPMが上がる。
でも、それって当たり前ですよね。だって、煙突ってはめ込んでいるだけで、溶接まではしていないですよね。やって、ネジ止めでしょう。私自身は使っていないので知りませんが。改めて考えたら、薪ストーブの煙突に水を貯めようとしても、当然隙間から流れ出してきて貯まりませんよね。だって、溶接してないし。だったら、ガスや数ミクロン以下の粒子なんて、ダダ漏れですよね。まあ、全部は漏れないでしょうけど。当然、ドアにはゴムパッキンなんて使えないと思います。ということは、ドアの隙間なんて、数ミクロン以下の粒子からしたら、玄関を開けっ放し位のイメージですね。多分ですけど。
そりゃ、この動画みたいにPMが室内で増加し続けるわと思います。というわけで、薪ストーブのドアの隙間とか、煙突の隙間って、PMとかガスから見たら、バカでかいじゃん、と今更気づいたので忘れないうちに更新しました。(2025.03.07)
(追記)当然、使ったほうが、使わないよりも危ないと思います。逆に、すごい機密性を高めたら、室内で使ってもPMとかが漏れ出ないと思います。が、どんなパッキンを使うかが気になります。ガラスの固定のためには、金属製のパッキン的なものでしょうか。1回毎に使い捨てにする、すごい高いやつがあります。ロケットの超低温用の金属製パッキン・・・。でも、ドアを毎回開けるんだから、そんなの一般人は使えないし。テフロンだとしても、流石に燃えてる隣だと溶けるか燃えるでしょうし。
使わないからわかんないんですが、理系としては、一体ドアの隙間ってどう処理しているのかが気になります。まさか、ただただ、ドアをロック機構で押し付けてるだけなんてことはないと思うんですが。21世紀ですし・・・。(2025.03.07)