第32回 競技名「らん♪ RUN Laundry」
第32回の競技は、“洗濯物干し”です。本物のTシャツ・バスタオル・シーツを、フィールドに設置された3本の物干しざおにロボットが美しく干していきます。
ロボットが布を扱うのは難しい課題ですが、ハンガーや洗濯ばさみ、洗濯かごを上手に活用しながら、2台のロボットやチームメンバーが助け合ってチャレンジしてください。
試合時間は2分30秒。予選ラウンド、決勝トーナメントともにVゴールはなく試合終了時の得点勝負となります。ただし同点の場合は干された洗濯物の「全体的な美しさ」で勝敗が決まります。
引用元:https://official-robocon.com/history/kosen/?history=32th
まとめ
CAN通信を活用した新たな制御システムを搭載したロボットで大会に挑みましたが,惜しくも両チームともに予選敗退となってしまいました。
昨年に「地区大会13年ぶりの優勝」,「全国大会出場」などと輝かしい結果を残したこともあり,ゼミ生は今年も全国出場してやるぞ!という強い気持ちをもってロボット製作に取り組んでおりました。特に意識していたのは「安定した動作」です。昨年のロボットたちが安定した強さを持っているため,至極当然のことであると思います。しかし,結果は不安定な動作による予選敗退となりました。これは,新たな制御システムに不安定な点を確認したにもかかわらず,改善できないまま最後まで使用したことが敗因として考えられます。結果を残すためには,チームの方針に従い何かを断念する必要があるのかもしれません。
しかし,新たな試みを断念せずに突き通したことは悪いことばかりではありません。より強力な制御システムへの足掛かりを作ることができ,これからの東京高専ロボコンゼミに革命を起こす武器を手に入れたといっても過言ではありません。したがって,今大会における敗戦は次年度に向けた強烈な一歩となり,ゼミ生は悔しい思いを胸に,また新たなロボット製作へ情熱を注いでいきます。
当代ゼミリーダー:3D和田