22回目のロボコンは、2台の歩行ロボットが繰り広げるダンスパフォーマンス。競技は、2足歩行の手動ロボットがフィールドで待つ自動ロボットに、オリジナルのプレゼントを手渡しカップルとなって、仲良くダンスを繰り広げます。ダンスでは、2台のロボットが協力して、ジャンプやスピン、リフトなど華麗な技に挑戦します。課題やダンスの技をクリアするたびにポイントが与えられ、競技時間3分間の中で、よりポイントを獲得したチームの勝利となります。歩行ロボットの最先端技術を使って愛のパフォーマンスに挑戦する、これまでにない対戦型の競技です。
引用元:https://official-robocon.com/history/kosen/?history=twenty-second
Aチームはハチ公物語をモチーフにした教授ロボット(2足歩行手動マシン)とハチ公ロボット(4足歩行自動マシン)で臨みました。教授ロボットはチェビシェフ機構を用いた2足歩行系+上半身を左右に移動しながらバランスを保つ機構を持っていました。ハチ公ロボットは4つの足回りのリンクを動かす4つのモータを同期駆動させる制御システムと,胴体の屈曲を実現した機構を持っていました。しかし信号系回路の突然の不調によりスタートゾーンから出られず,1回目の戦いで敗退しました。制御系回路の信頼性向上が大きな課題となりました。
Bチームは仲良し女の子ハイジとクララをモチーフにした,2足歩行マシン2台で臨みました。2台ともチェビシェフ機構を用いた2足歩行のロボットです。手動マシンの基礎設計上の問題で急きょ手動マシンは予備機に代わりました。しかし,手動マシンの器用な長い腕で,プレゼント台のプレゼントを上手につかみ,自動マシンに渡して,ペアダンスまで進みました。2勝して,ベスト4に残りました。準決勝では,得点は同点でしたが,審査員の審査2対1で敗れてしまいました。
今年度は全国大会なしです。
自分たちのロボットを勝たせるのだという気概,ロボット製作のスケジュール管理,基本設計,信頼性向上,製作精度,大会が迫ってくる中での迅速かつ的確な決断,技術伝承など課題がたくさん見えた地区大会でした。
Aチーム ロボット名「宙犬八公(チュウケンハチコウ)」
エントリーメンバ ◎原(3年),◎鈴木(2年),井上(3年)
ピットクルー 編集中
Bチーム ロボット名「Stand by Milk (スタンドバイミルク)」
エントリーメンバ ◎市川(4年),会田(3年),田村(2年)
ピットクルー 編集中
登録メンバは上の表のとおりですが,ロボットの設計製作はもっと多くの学生の力を必要としています。
先輩たちの積み重ねと,ロボコンゼミメンバの知恵と汗によって成り立っています。
特に表には現れないのですが,制御班の学生は,ロボットの晴れ舞台を,強力にサポートしています。
手動2足歩行マシン
4足歩行自動マシンハチ公
残念,信号系トラブル。
信頼性を上げよう。
2足歩行手動マシン
プレゼント台上のプレゼントを取る。
プレゼントを運ぶ。
自動マシンにプレゼントを渡し,2人で踊る。
ベストカップル!!