第27回の競技はロボットによる「出前」です。赤・青2チームに分かれて対戦します。フィールドで戦うのは各チーム1台の出前ロボットと3人の高専生(注文人・店主・操縦者)です。出前ロボットは お盆に高く積み上げられた蕎麦(そば)の蒸籠(せいろ)を、3つの障害物(スラローム・角材・傾斜)を乗り越えて運びます。競技時間3分間で、少しでも多くの蒸籠を出前したチームが勝利となります。
足場の悪い条件下で、 ロボットが いかに蒸籠を崩すことなく運びきれるかがポイントになります。今年はロボットの移動手段やコントロール方法などにこれまでのような制限を設けていません。会場によって変わる環境にも左右されない、高専生と一緒に元気に働く 「ユニークでタフなロボット」にご期待ください。
引用元:https://official-robocon.com/history/kosen/?history=twenty-seventh
本校から出場した2チームとも準決勝に残る良いパフォーマンスを見せ,
東京高専Aチーム(ロボット名 とろろニクス):ベスト4
東京高専Bチーム(ロボット名 そばな・そばを):準優勝
という結果になりました。
決勝まで進んだBチームは全国大会出場を決めました。
今年度のロボコンテーマは「出前迅速」というもので,積み上げられた蒸籠をなるべく多く,ロボットによって,三つの障害物(スラローム・角材・傾斜)を乗り越えて運ぶ内容です。
競技時間3分間の中で,運べた蒸籠の数の多いチームが勝利となります。
積み上げられた蒸籠は,不安定であり,このバランスを保ちながら上記の三つの障害物をクリアしなければならず,蒸籠の転倒防止機構に加え,隘路・段差・傾斜に対応できる移動機構がそれぞれ良好に機能できるかがポイントとなります。
これに対し,Aチームは,
オムニホイルを用いた全方向移動機構と独特な脚機構を組み合わせた足回りにパッシブ型の蒸籠転倒防止機構を搭載したマシンを作り上げ,
Bチームは,
単純な左右独立駆動型の移動機構とクローラ機構を組み合わせた足回りにアクティブ型(パラレルリンク機構を使用)の蒸籠転倒防止機構を搭載したマシンを作り上げました。
両チームともしっかりマシンを完成させ,地区大会に臨みましたが比較的単純な機構からなるBチームのマシンが,結果的に有利だったようで,同地区大会に参加した20チームの内,唯一2往復の出前を行うことに成功しました。ただし現段階では,操作性・安定性が良いとは言えず,今後各機構要素の改良に加え,転倒防止機構と移動機構とを組み合わせた統合的な制御システムの実装などが必要となりそうです。
Aチーム ロボット名「とろろニクス(トロロニクス)」
エントリーメンバ 編集中
ピットクルー 編集中
Bチーム ロボット名「そばな・そばを(ソバナアンドソバヲ)」
エントリーメンバ 編集中
ピットクルー 編集中
登録メンバは上の表のとおりですが,ロボットの設計製作はもっと多くの学生の力を必要としています。
先輩たちの積み重ねと,ロボコンゼミメンバの知恵と汗によって成り立っています。
特に表には現れないのですが,制御班の学生は,ロボットの晴れ舞台を,強力にサポートしています。
画像左 そばな(ピンク) 画面右 そばお(黄)
Bチームが初戦敗退。
編集中