地元の人たちの協力を得て製作した、ふるさとの特産品“ふるさとオブジェ”を、手動または自動ロボットに載せ、様々な障害を克服するタイムレース。「お堀越え」、「シーソー渡り」、5本のポールを交互にすり抜ける「スラローム」をクリアした後、最大の難関「縄跳び」を3回して、早くゴールにオブジェを運んだ方が勝ち。
引用元:https://official-robocon.com/history/kosen/?history=nineteenth
東京高専の2チームは参加20チーム中Aチーム,Bチームはともに1回戦敗退となりました。
1チームもゴールできないという難しい課題の中,2つのチームの活躍は次のとおりでした。
Aチームは「堀渡り」「シーソー」「スラローム」「手動マシンから自動縄跳びマシンへのオブジェパス」「縄跳び」まで完了しましたが,「自動縄 跳びマシンから手動マシンへのオブジェパス」のところで自動縄跳びマシンがオブジェを離してくれないというトラブルに見舞われ,対戦チームも「縄跳び」完 了まで追いついてきたところで時間切れとなり,審査員判定で負けてしまいました。
Bチームは「堀渡り」「シーソー」「スラローム」を完了し「手動マシンから自動縄跳びマシンへのオブジェパス」のところで手動マシンにトラブルが発生し,パス直前で時間切れとなりました。
なお,技術面で大会中にどこまで披露できたかをまとめると次のとおりでした。
(1)縄跳びを終えて,オブジェゴール直前で時間切れになったチームは2チームです。本校チームは本番ではここまで達することはできませんでした。
(2)縄跳びまで進み,3回縄跳びを終わって,無事着地に成功するところまでできたチームは本校Aチームを含め,3チームでした。
(3)スラロームまでクリアできたのは,本校Bチームを含めて7チームでした。
Aチームは,1回戦敗退ではありましたが,スムーズな動作と安定性,縄跳びのすばらしさが評価され,全国大会に審査員推薦で出場が決まりました。 4年連続の全国大会出場が叶いました。
今年度はふるさとオブジェ製作課題があり,本校では地域の小学生とともにオブジェを製作しました。ご協力くださり,ありがとうございました。
椚田小学校6年生の皆さん
浅川小上浅川分校の皆さん
Aチーム ロボット名「雷門兄弟 (ライトキョウダイ)」
エントリーメンバ ◎佐々木(3年),梶原(3年),藤本(3年)
ピットクルー 柏田(4年),勝村(3年),神山(3年),川尻(3年),山下(2年)
Bチーム ロボット名「我々高尾 (ワレワレタカオ)」
エントリーメンバ 刈本(3年),三宅(2年),根本(2年)
ピットクルー 西本(2年),◎東野(2年),佐藤(2年),鮎沢(1年),佐藤(1年)
登録メンバは上の表のとおりですが,ロボットの設計製作はもっと多くの学生の力を必要としています。
先輩たちの積み重ねと,ロボコンゼミメンバの知恵と汗によって成り立っています。
手前のオレンジパーカーが東京高専
自動縄跳びマシンへオブジェを受け渡し
Aチーム 見事な三重跳び直後のアクシデント
(縄跳びマシンがオブジェパスを拒んだ!終わってしまった)
(この時点で残り1分7秒)
これで今年のロボコンも終わりかと沈んでいたところ,最後の最後に”審査員推薦”
スラローム終了後のアクシデント
縄跳びに移れず
Aチームは惜しくも1回戦敗退となりました。
11月26日(日)両国国技館でロボコン全国大会が開催されました。本校Aチーム「雷門兄弟(ライトキョウダイ)」 が出場しましたが,惜しくも初戦で敗退いたしました。オブジェ製作および応援に参加していただいた椚田小学校の皆さん,応援いただいております本校後援会 の皆様に厚くお礼申し上げます。
今年度の競技も昨年度に引き続き,総合的な技術力の勝負になりました。
手動マシン(操縦者が赤外線通信で操 縦しています)は駆動のための車輪(左右差動方式,3組6輪構成)となっており,堀渡りのために,跳ね上げ可能な前後クローラ駆動機能を持っています。オ ブジェを落とさないために,重力センサおよびモータ駆動により,水平面維持のためのフィードバック制御が行われています。
縄跳び用自動マシンは,2本の圧縮コイルばねを利用し1mほど飛び上がります。その間に三重とびを行ないます。
オブジェが保持台にのると,起動スイッチが入り,シーケンス制御により,5秒待ち,保持爪でオブジェを確実に保持し,三重跳びを披露,保持爪の開放まで行います。
本校チーム「雷門兄弟(ライトキョウダイ)」は,華麗な縄跳び三重跳びを見せ,1分39秒でオブジェゴールを決めました。しかし1秒差で惜しくも破れ,2回戦(緒戦)で敗退しました。
このタイムは全国大会出場マシン25台の実戦タイムの中で上位3割以内に入るタイムです。
今後のますますの研鑽と技術蓄積,チーム指導に当たる 所存でございます。今後ともご支援,応援をよろしくお願いいたします。