教育学部紹介
教育学部では名前の通り、教育について学び、教員になるための免許を取ることができます。
たくさんのコースがあり、国語教育コース、社会科教育コース、数学教育コース、理科教育コース、音楽教育コース、美術教育コース、保健体育コース、技術・ものづくり教育コース、家政教育コース、英語教育コース、特別支援教育コース、幼児教育コース、学校教育コース(教育学専攻、教育心理学専攻)に分かれています。
教員免許は、小学校、中学校、高等学校の免許状を取得することができ、単位を修得することにより他教科の免許も副免許として取得することができます。
それぞれのコースが少人数になっているため、密度の高い授業を受けることができます。また少人数だからこそ、同学年の人とすぐ仲良くなることができ、先輩とのつながりも強いというメリットがあります。
国語教育コース
国語教育コースは、国語の先生になるために必要な基礎教養を学んだり国語をどのように教えることができるかについて考えたりするコースです。1年次には三重大学の生徒全員が受講する共通教育や、小学生へ授業内容をどのように教えるかということの考え方を学びます。2年次からは国語についてより深く学んでいき、その後に現代文学や古典文学などの専門的な学習を進めていきます。
国語教育コースは、他の学部学科に比べ少人数のためコース全員と深く関わることができ仲良くなれます。また、国語が好きな人が多く集まるので、趣味が合う人が多く見つけられます。他にも、運動会やシンポジウムなどといった国語教育コースのみで行われる行事が多くあり、学年を越えて先輩後輩多くの人と話すことができるので人間関係を広げることができます。国語が好きな人や読書が好きな人、そして人と話すことが好きな人にとてもおすすめです。
※赤文字は必修科目です。
社会教育コース
社会科教育コースは、社会科の教員になることができるコースです。1年次の社会科入門では、主に社会問題についての議論や、自らの研究の報告会などをします。その授業では、社会に出る際に必要なマナーや、発表資料の作成方法を学ぶなどさまざまな面で成長でき、社会人になる際に役立つ力が身に付きます。2年次からはゼミに入り、地歴公民各分野の詳しい研究ができます。社会科は人数が少ないと感じますが、その分、絆は深くとても仲が良いです。そして社会科は2年次からゼミが始まるということもあり、縦の繋がりをとても大切にしています。そのため普段は関わることができないような先輩との繋がりも多くあります。他のコースの学生や異なる学部の学生と一緒に受ける授業も多数あるため、幅広い交友関係を築くことも可能です。私は、社会科は勉学としての社会科の学びも多くありますが、今もなお変化し続ける社会に目を向け、社会問題を自分ごとのように捉え深く考えるということを重要視していると感じるため、社会問題に興味のある方にもぜひおすすめしたいです。
(1年)
※赤文字は必修科目です。
数学教育コース
数学教育コースは、教育に関する生徒との関わり方や専門的な数学の知識を主に学んでいます。1年次では教師になるために必要な知識・考え方を学ぶ授業を受けたり、実施研修として小学校に行っています。実際に教育現場に行くことでその場の雰囲気を感じたり、生徒と会話することで教師を体験することができます。また高校数学の次のステップである数学に新しい概念や考え方を学んだり、学生による数学の模擬授業を行っています。数学の新しい概念に初めは戸惑いますが、少しずつ慣れていくと面白いと思えたり、模擬授業ではメンバーと意見交換をすることで教師になるための力を身につけることができます。空きコマではメンバーと遊んだり、自分のしたいことをしたりなどして、充実した毎日を送っています。皆さんも数学教育コースで一緒に楽しい大学生活を送りましょう!
※赤文字は必修科目です。
理科教育コース
理科教育コースは、小・中・高等学校における理科教育の方法や各分野の専門知識の習得ができると同時に学校教員になるための教育技能を身につけることができるコースです。1年次は理科教師になるために必要な幅広い教養と基礎知識について学習し、2年次からは物理学・化学・生物学・地学・理科教育の5分野・7研究室からどれか一つの研究室に所属し、1年次に学習しなかった実践技能なども学習していきます。3年次では学校現場における教育実践を通して理科の各分野での専門性を高めることができます。また、4年次では副免許取得を目的とする教育実習を行います。
教育学部は少人数で構成されています。そのため、同じコースの仲間たちと一緒に過ごす時間が長くなり仲良くなる機会も多く、さらに教授との距離が近く、安心した学校生活を送ることができます。また教育学部は縦の繋がりが強いという特徴があり、入学時には先輩がおすすめの講義の履修登録など様々なことを教えにきてくれます。理科教育コースでは三重ジュニアドクター育成塾のサポートや県内小学生向けの科学教室を開くなど教育実習以外にも教育実践の機会がたくさんあり、幅広い学校教育の経験を積むことができます。
※赤文字は必修科目です。
音楽教育コース
音楽教育コースでは、器楽の演奏法、声楽における発声及び歌唱法、それらを踏まえた合奏・合唱及び指揮法と、音楽理論とその発展にある作曲法を体系的に修めることによって、音楽の実技系各分野における専門性を高めます。日本音楽の歴史や演奏法、音楽史を学び様々な価値観や美学に触れ、個性的で柔軟な発想を育みます。2年次から専門的な授業が始まり、音楽の教師になるために必要な教養とソルフェージュ、基礎理論、技能及び指導法、和声法を行います。3年次からは学生それぞれが「作曲」「ピアノ」「声楽」「音楽教育学」の4つのゼミから、自分の専門分野を選択し、その専門性をさらに高めることができます。また3年次では4週間、4年次では2週間学校現場に赴き、実際に学級に入ったり、音楽の授業をしたりして、教育実践を通して、実際の学校の雰囲気を味わうことができます。教育実習での「人に音楽を伝える」という、実際の経験は、教育についての考え方や見方が改められ、さらには自分自身の音楽を磨くことにもつながります。大学生活を通して、多方面から音楽を学び、じっくりと音楽と向き合うことのできるコースです。教育や文化に関心を持ち、情熱を持って音楽を学ぼうとする人におすすめなコースです。
※赤文字は必修科目です。
英語教育コース
英語教育コースは少人数のコースです。みんな同じ授業が多く、授業ではグループワークが多いため、すぐに仲良くなることが出来ます。1年生では、リーディング、リスニング、スピーキングなどの授業があります。どの授業も質が高く、英語を身につけることが出来ます。他に、留学に行く人が多いことも特徴の1つです。春休みや夏休みなどの長期休みに留学に行き、いろんなことを学んで自分の成長につなげていきます。国は、ニュージーランドやイギリス、マレーシアなど様々です。また、1年生から英語に触れる機会がたくさんあります。海外の大学と交流をしたり、英語を使って幼稚園や小学校の子どもたちと触れ合ったりする機会もあり、英語を使ってコミュニケーションをとることの楽しさを実感することができます。英語教育コースで一緒に楽しい思い出を作りましょう!
※赤文字は必修科目、青文字は英語教育コースの必修科目です。
特別支援教育コース
特別支援教育コースは、特別な教育的ニーズに目を向けることや適切な支援ができる教員等の育成を行うコースです。このコースでは、必ず二種類の教員免許状を取得できます。一つは特別支援学校の免許状、もう一つは小学校の免許状、もしくは中学校・高等学校の教諭免許状です。また、幼稚園教諭免許状の取得を目指すこともできます。複数の教員免許状を取得していると、教員採用試験で有利になります。このコースでは、同学年はもちろん、学年の垣根を越えて先輩方との絆も深めることができます。また、他コースと一緒に授業を受けることが多くあり、他コースの人とも仲良くなります。さらに、特別支援教育だけでなく、医学や心理学などの分野を専門とする先生方もいて、様々な分野の知識を得ることや、授業外で、国児学園のボランティアや、障がいのある人たちの支援に手伝いに行くことができます。このような活動に興味がある人におすすめのコースです。
※赤文字は必修科目です。
幼児教育コース
幼児教育コースは、保育のことについて学べるコースです。1年次から幼稚園の見学に行くことができ、2年次から主に保育に関する専門教育を学びながら、さらに多くの実地体験を行います。3年次・4年次は幼児教育学・幼児心理学・保育内容学の専門教育を学びながら実習を行います。
幼児教育コースは実践的な授業が多く、実際に幼稚園や保育園に行く機会が多いので子供たちとたくさん触れ合うことができます。幼児教育コースは1クラスが少人数なのでみんなと仲良くすることができ、先輩方も優しく、接しやすいです。
私は将来保育士になりたくて幼児教育コースに入学しました。保育の現場は怖いのかなという不安がありましたが実際に行くと、本当に楽しく、ワクワクする現場でより一層保育の道に進みたいという思いが強まりました。
保育士や幼稚園教諭になりたいと思っている、興味があるといった人は楽しく学べると思います。
※赤文字は必修科目です。
学校教育コース 教育学専攻
学校教育コース教育学専攻は、教科内容ではなく教科を越えて「教えること」に関わる内容を中心に学んでいきます。教育学専攻では、教科の学習指導の根本となるような事柄(教育の哲学、教育方法など)や、いじめ・不登校・学級崩壊など学校の諸問題、そしてより大きな教育システム(教育行政・制度、諸外国の教育など)に関わる事柄など、教育に関わる幅広い理解ができるようなカリキュラムを用意しています。
教育学専攻の学生の気質(かたぎ)としては、子どもが好きで、子どもの発達や内面に関心のある人が多いです。教育学専攻は小学校免許の取得を必須としていますが、多くの学生は、幼稚園や特別支援、また中学校の免許も取得します。教育学専攻では理論と実践の融合を目指し、哲学や理念を持って、専門的な共同体をつくりながら教育実践をデザインできる教師を育てます。実際に学校現場に足を運んで活動する実施研究科目が1年生から設定されており、教育の現代的諸問題に対する問題解決能力を育てられるのがこの専攻の魅力です。
※赤文字は必修科目です。
学校教育コース 教育心理学専攻
学校教育コース教育心理学専攻は他コースと比べて少人数となっているので、自然と仲良くなれます。また、教員を目指してこのコースを選んだ人もいますが、教員になるかは決めていないけれど、「心理学の勉強がしたい!」とこのコースを選んだ人もいます。学校教育コースは何かの教科に特化するのではなく、教育について学ぶことができます。特に心理学専攻では、学校で必要となるものを中心とした心理学を専門として学んでいます。免許は小学校免許を取得することが必須となりますが、自分の努力次第では副免許として他校種や他教科の免許を取得することができます。実際に副免許を取ろうとしている人は多いです。1年次から実際に小中学生と関わる機会も多く、とてもいい経験になると思います。専門の授業や免許取得のための授業は、現場に出ていた先生の授業もあり、とても面白いです。
※赤文字は必修科目です。
家政教育コース
家政教育コースは、家庭科の分野の教育方法について詳しく学ぶことができるコースです。特に、被服・調理・保育・生活の分野について学ぶことができます。1年生は、教育学部の必須科目や共通教育の授業を中心に学び、2年生から家庭科の専門分野についての学びを深めていきます。3・4年生では、ゼミに入り、被服・調理・保育・生活の分野それぞれのゼミで研究をしていきます。
家政教育コースは、調理や被服が上手な人が入ると考える方もいるかもしれませんが、コースの中には調理や被服が苦手な子も多く、みんなで協力しながら、楽しく授業を受けています。そのため、家庭科の得意不得意には関係なく、家庭科が好きな方におすすめです。調理実習やパジャマ作り、附属幼稚園のボランティアに行く授業など家庭科の面白い授業を受けることができます。また、家政教育は少人数だからこそ、支え合って学んでいくことができると思います。私は調理や裁縫が好きだったため、子供達に家庭科の楽しさを伝えていきたいと思い家政教育コースを選びました。家庭科に興味がある方や、家庭科を教育方法について学んでいきたい人におすすめなコースです。
※赤文字は必修科目です。