工学部
工学部は建築工学コース、応用科学コース、情報工学コース、機械工学コース、電子工学コース、電子情報工学コースに分かれています。
工学部では、それぞれの特徴ある講義の下、未来への人材の育成を行っています。カリキュラムはそれぞれのコースに専門教育科目という科目があり、1年が履修する講義の数は全体的に見て少ないのですが、大体3年になったころから本格的で専門的な講義が組み込まれていきます。
電子情報工学コース
電子情報工学コースは、電気電子工学、また情報工学について学ぶコースで、電子情報工学コースは2025年度から作られたコースです。私の学年は女子推薦枠が入試にあったことで、ほかのコースより男女比率の偏りが小さいです。
このコースは、少人数クラスであることもありすぐに話せる友達ができました。1年次のはじめは基礎の分野を学び、主に電気電子工学コースと一緒に授業を受けます。
ほかの大学の教授や企業の方のお話を聞く授業があり、そこでは理系工学分野に進んだ人生の先輩から、勉学のことだけでなく、大学生活のことや就職、その後の人生などたくさんのことを聞くことができます。
大学の教授方が行う授業は、講義を聞く授業がほとんどですが、プレゼンテーションをしたり、ディスカッションをしたりと、人と話し、関わる授業もあります。この授業は他の学部が混ざっているため、いろいろな人と交流が持てる場になっています。
※赤文字は必修科目です。
機械工学コース
機械工学コースは、すべてのモノづくり産業の中心である機械工学を母体とし、量子物理学、ナノ加工学が一体となることで、モノづくりの基礎となる機械工学の知識や技術を核として、物理学を含む様々な知識を学ぶことができます。1年次は専門科目の土台となる物理、数学、英語などを学びます。そして、2、3年生次に工業数学や材料力学、流体力学などの専門科目を学び、4年生次に研究室に配属されて卒業研究を行うという流れです。
私は機械工学の分野に興味があり機械工学コースに入ったのですが、機械工学の分野は就職に強いという印象も持っていました。実際、学部の先生方も卒業できれば就職はかなり強いといったことをおっしゃっていました。そのため、機械工学の分野に興味がある人はもちろん、将来何がしたいかをまだ決められていない人にもおすすめです。
※赤文字は必修科目です。
電気電子工学コース
電気電子工学コースでは、幅広い分野の電気電子工学について体系的に学びます。1~3年次には、電磁気学・電気回路・電子回路・プログラミングなどの必修科目に加え、光・電磁波工学、半導体工学、計算機工学、電気機器工学、電気エネルギー工学といった選択科目にも取り組みます。4年次には、卒業研究として先端的な研究課題に挑戦し、これまでに培った知識を実践的に活かす力を養います。
今年から、電気情報工学コースの開設されましたが、学ぶ内容に大きな違いはなく、電気情報工学コースの学生とともに授業を受ける機会も多くあります。
私は、三重県が抱える過疎化や少子高齢化といった課題に対して、医療や福祉の現場で活躍できるロボットを開発したいという思いから、このコースを選びました。ロボット開発に必要な工学分野の中で、自分に適した分野を選びながら学べることが魅力です。
テストが多く比較的忙しいコースではありますが、熱心に指導してくださる先生方が多く、将来に直結する専門的な知識や技術を身につけることができます。将来の目標が明確な方はもちろん、まだ具体的な進路に悩んでいる方にもおすすめできるコースです。
※赤文字は必修科目です。
応用化学コース
応用化学コースは、化学の基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。1年次・2年次に無機化学、有機化学、物理化学、分析化学、生物化学の基礎教科をしっかり学んだ上で、3年次では、更により専門的な化学関連教科を系統的かつ総合的に網羅して学びます。また、実験や研究活動も重視されており、2年次・3年次で化学実験を行い、実験技術および実験結果の解析法を学びます。4年次には各研究室に所属し、自主的に課題に取り組みながら専門性を深める機会が設けられ、最先端の実験研究を行います。
応用化学コースは忙しいと思われがちですが、自由な時間はたくさんあります。応用化学工学コースは一学年の人数が多く、全員で受ける授業もあるのでたくさん友達ができます。また工学部の中では女子が多い方なので、女の子も安心です。
卒業後は化学・材料・エネルギー関連の企業や公的機関で活躍するなど進路の幅広さが特徴で、もちろん大学院進学によるさらなる専門性の追求も可能です。化学の力で社会に貢献したい人に適したコースです。
※赤文字は必修科目です。
建築学コース
工学部建築学コースは、専門的な建築に関する知識について学ぶコースです。1年次から建築図学、建築力学、建築概論などの専門科目があり、3年次で施工管理、設計などより専門的なことを選択して学びます。建築学コースでは友達がたくさんでき、みんなで協力して課題を終わらせています。建築学コースは課題提出が近づくととても忙しいですが、それ以外の時期は自由な時間も確保できます。実際にバイト、サークル、部活に勤しんでいる人もたくさんいます。他学科と比べて専門科目が多く、新しく学べることも多いので大変ですが充実感があります。建築に興味があれば、スケッチなどが苦手でも何度も取り組むことで確実に上達できます。院進する人も多いので、大学生活の中で特に興味のある分野を見つけ、就職することができると思います。少人数のコースだからこそ、先生方の手厚い指導を受けることができるのも大きな魅力です。
※赤文字は必修科目です。
情報科学コース
情報工学コースは多岐にわたる情報工学についてを基礎から学ぶコースです。情報工学コースでは1年次は情報工学を学ぶ上での土台となる数学、物理、データサイエンス等を中心に学び、2年次から3年次にかけて情報工学の専門となるプログラミングや情報工学実験を学び、4年次には今までやってきたことを生かし、先端的な研究課題に取り組みます。情報工学はエンジニアやゲームの作成をしたい人などが学ぶ分野であり、ここ数年人気になってきている分野であり、今後ブームになってくるであろうといわれている分野です。今年情報工学コースは大幅な定員増加を行ったため、情報工学コースは人数が多いため、多くの友達を作ることができます。また情報工学コースでは就職が強いことも魅力的で、トヨタ自動車やFUJI、富士通などの大手企業への就職実績もあります。また広範囲の情報工学を学べるので学びたいことがまだ漠然としている人も学びたいことを見つけることができます。
※赤文字は必修科目です。