東京旅行
2日目

旅程を組むと迷いにくくて良いぞというお話

記事2本目で出すにはキリが悪いですが、旅程メモを発掘しました。

外出時にスマホをあまり見ないので紙です

人とどこかへ行く時は、その人と行けるならどこでも良いのでゆるっとした旅程を組むのですが、何せ京都-東京間の一人旅です。ガチガチに組みました。

特に東京の駅は魔境だと先駆者たちから伝え聞いていたので、路線名、ホームの番号、値段、時間をメモしていきました。
おかげさまでほぼ迷わずに済みました。
真似するといいぞッ。

2日目

*今回の記事は機械愛が全面に出ております。
電子システム工学課程です。よろしくお願いします。

ビジネスホテルで目を覚まし、窓辺で優雅にお紅茶をかましました。

朝食はホテルのバイキングだったのですが、荷物を放置して良いものか心配でリュックを背負ったまま突撃しました。
旅行に小型ポーチは必須ですね。

濃くないか?

さて、到着した東京テレポート駅、凄まじい情報量です。

プチ遊園地的なマーケットやツインタワー、白い橋のような装飾など、良さげな被写体が多くて写真が綺麗に撮れません。腹立たしいことです。
おや、観覧車の前にバクがいます。
これだけせわしない空間にいたら悪夢ぐらい見そうですものね。

ぼっちで観覧車に乗る勇気は無かったです

といってもお台場に用事はありません。
目的地は日本科学未来館です。
というか、目的地周辺がお台場であるということすら知りませんでした。

ソクラテスもびっくりの無知です。

観光がてら目的地まで徒歩でいくことにしました。
というより、交通費が気になるお年頃なのです。
大学生はいつも金欠と闘っていますから。(個人の見解です)
田舎者はやたら歩く、と友達が言っていたことを思い出します。
休日の2日間で40㎞歩いたことがあるので、それは真ですね。

なぜそのような無理をしてしまったのでしょう

東京はやはり建物の背が高いのですが、お台場付近は空が開けていて気分がよかったです。

そして鳩もいます。まだ私がうら若かった頃、海外旅行で若干ホームシックだった時に、普段見慣れた鳩を見つけてほっとした記憶があります。
見慣れない刺激の中にいると、普遍的なもので安心できるというわけですね。鳩はいいぞくるぽっぽー

こっちを向いてくれません

ガンダムがあります。
シリーズ数がとんでもなく多いというあの作品です。

中学3年生の時にとってもシャイな中学1年生の少年と仲良くなりました。あまり喋ってくれないからと、「はい」か「いいえ」で答えられない質問を大量にかますという迷惑ムーブをかましていました。
そして、「好きなアニメは何?」と聞いたとき、帰ってきた返答が

「マクロス」でした。

ごっついですね~

特別展「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」 到着

日本科学未来館に到着しました。ここからが本題です。

京都駅みたい

この特別展、写真・動画撮影と、SNSでのシェアがOKなんです。
ということで314枚も撮ってしまいました…
絵を描く人でありながら美術展は40分くらいで出ていくのに、この展示の滞在時間は2時間でした。
電子システム工学課程です。よろしくお願いします。

AIBO(アイボ)先輩、賢くて近未来っぽくてカッコいいッス!

入ってすぐの部屋では、ロボットと人間が歩んできた歴史を、
主なロボットのイラストと紹介文だけでなく、関連した
  映画 ( 『ターミネーター』 や 『アイアンマン』 など )
  ゲーム ( 『シーマン』 や 『DETROIT』 など )
  漫画やアニメ ( 『電脳コイル』 や 『ドラえもん』 など )
の説明などを添えながら見られました。
世代を越えて楽しめるとはこのことか…!

壁一面が情報の塊だったので一部分だけ画像を貼ります。
ペッパー君もいたのですが、子供たちに人気で肖像権を守れる写真が見つからなかったので割愛です。さよならペッパー。

ボストンダイナミクス社のロボットはユーモアがあって可愛いです

たまごっち、今となっては画面が小さくて老眼に堪えます。

人を救う機械たち

筋肉や手足を模した機械って見ていてワクワクします。

私は「義肢装具士」という職業を目指していて、今回この展示会に来たのも、京都工芸繊維大学のダビンチ入試を受けたのもそれが理由です。
人の生活を便利にする技術(例えば車)よりも、マイナスな状況下にある人の生活をプラスに変える技術(義手や車椅子)に魅力を感じて、色んなものに手を出しています。手を出しすぎなので千手観音になりたい。

新入生の皆さんには、大学でやりたいと思っていることや目標など、今抱えている夢をどこかにメモしていただきたいですね。
初心はいつの間にか忘れてしまうものですから。

次の部屋では、手足の補助や機能拡張を目指したロボットが数多く展示されていました。私にとってはハーレムです。76枚撮ってました。

画像が多すぎたのでまとめてしまいました

「人類の孤独を解消する」という目的で開発されたOriHime先輩もいました。遠隔操作でマイク、カメラ、スピーカーを動かせるロボットで、外を自由に歩くことができない人が、お店で接客の職に就けるようになる素晴らしき能面ロボです。

しまった、ただのロボ紹介記事になってしまう。

どこかのお姉さんがOriHimeとして来場者とお喋りしておりました。Oriだけに。

私の推しにも会えました。
アザラシの赤ちゃんをモデルにしたセラピーロボットなんですよマジ可愛い。
撫でると喜ぶしおヒゲを触ると嫌がって泣くんですよガチ可愛い。
動物を飼えない施設でアニマルセラピーに活用されています。

私が中学時代に職場体験のため高齢者施設へ行った時に初めて出会い、それがきっかけでロボットの面白さに気付きました。
パロ先輩は私の推しであり、オリジンですね。

将来の夢のきっかけなんてどこに転がってるかわからないので、大学生になったら色んなものに手を出すと良いかもしれませんね。

パロさんガチ可愛いマジで推し

ここにてサムネ画像の「人機一体」を回収、ゴツゴツした機械が好きな人にはたまらない、零式人機さんです。
コックピットでVRゴーグルを着けることで、ロボットと感覚・視覚を共有でき、直感的に重作業を行うことができるとんでもねぇロボットです。

技術って進歩が早くて恐ろしいですね~
22年に広まったAIによる画像生成の技術も進歩の毎日で、今や風景がもアニメ絵柄もお手の物です。早い。サラマンダーよりずっと早い。

人間と機械の共創

この特別展、最後にはこんな投票がありました。

死後デジタル労働」というごっつい響きの投票です

人間は死んだら二度と蘇生できませんが、今やAIやCGを用いて「復活」させることはできます。
「復活」した後に生まれるデータ上の人間は故人そのものではないかもしれませんが、そのデータは故人の人格を持って話し、働くことができます。
その時、あなたは「復活」を許可しますか?という投票です。

この投票の直前にあったのは、「AI 美空ひばり」でした。
あれは故人を「復活」させた有名な例ですが、賛否両論でしたね。

私は”YES”に投票しました。以下めっちゃ思想出ます。
死んだ時点でその人の人生は終わりですから、「復活」されてもそのデータは故人とは別のものであると区別されるんじゃないか?と思います。「その区別が故人を尊ぶ意志の表れ」だと一般的に思われているうちは「復活」は悪用されないんじゃないかなぁと思っております。
もし故人とデータの区別がつかなくなったら、データの悪事が故人の責任になってしまうので、その時は”NO”ですが。

急に哲学的では…?
皆さんはこれらの技術とどう向き合っていくんでしょう。興味がワキワキです。
ただでさえ記事の締め方がわからないのに、こんな話をしたら本当に迷走してしまいますね。


くらえ!東銀座いろり屋の船上めし!!!

著者:すずめ