サイクリングの

すすめ

はじめに

 新入生の皆さん、入学おめでとうございます!


 突然ですが、皆さん運動はしてますか?受験生の間も適度な運動をしていた素晴らしい人たちは、ぜひその習慣を続けてください。

 さて、そこの(最近運動不足なんだよなぁ……)と思っているけど、運動するのはなんかだるくてズルズルと運動不足を引きずっている皆さん!この機会にぜひサイクリングを始めてみませんか?

なぜサイクリングなのか?

 ここで「なぜ数多ある運動の中でサイクリングなのか?」と思った人も多いはず。これからその理由を説明していきます!

1.日常に取り入れやすい

 サイクリングに必要なものは言い始めたらキリがないですが、とりあえず自転車があれば、気軽なサイクリングを楽しむことができます!

というか、正直普段の大学生活の中では、その程度の気軽なサイクリングがちょうどいいです。金銭的な意味でも……

 そんな程度のサイクリングで楽しめるのかと思う方もいるかもしれませんが、ここは京都です!少し自転車を漕げば観光地がそこらじゅうにあります!

 大学に少し慣れてくると四条河原町周辺で遊ぶ人たちも多くなると思いますが、自転車があれば工繊から40分で着きます!電車は使わないので終電を気にする必要もありません!!40分が長いと感じるかどうかは個人の感覚によりけりです!!

 つまり言いたいのは、サイクリングは普段自転車を使う流れの延長線上で気軽にできるというのがとても良い点であるということです。これを読んでいるあなたが下宿生でも通学勢でも、普段使っている自転車で普段は行かないような少し遠いどこかへ行ってみると、新鮮な景色が見えてきますよ!

2.話のネタになる

 これはどのスポーツでも同じことなのですが、サイクリングはそのスポーツ自体の話+αができるというのがポイントです!

 ツーリングやドライブをイメージしてもらうとより分かりやすいと思いますが、行った先で何かしらの体験ができるので、思い出が単純計算で二倍になります。サイクリングで走った経路の景色のことを話して、そのあとサイクリングの目的地で体験したことをもう一つ話してオチをつけるという高度な思い出話を展開することができます。(そこまで気を張って話題を考える必要もないとは思いますが・・・)

 ただ、これに関しては京都に下宿している人だと、そこまで長距離の移動をしなくても観光名所が近くにたくさんあるので可能だと思いますが、ほかの地域の人はかなり長距離移動しないとそのような思い出話なんてできないよ!という人もいると思うので、何とも言えないところですが、それでも「サイクリングいいかも・・・」と思った人は素質があるかもしれません。ぜひ一度やってみてください。

3買ってしまえば交通費がタダに

 これは、お金を払えば実質タダみたいなことを言っているように見えるかもしれませんが、いわば初期投資です。自転車は、車やバイクのように高いお金を払って車検を受けたりする必要もありませんし、メンテナンスも空気を定期的に入れる程度で正直大丈夫です。

 (これも野ざらしだとこれをしないといけない、いやいやもっと定期的なメンテを・・・といい始めるときりがありませんが、ガチで競技としてやるのでなければそこまでする必要もないです。)

 つまり、安く維持できる交通手段となりうるのです。これは京都に下宿する、特に大学周辺に下宿するという人には大きく関わる話ですが、京都の地下鉄は非常に値が張ります。気軽に何も考えずに地下鉄に乗ろうものなら、気づいた時には野口さんが何枚か消えています。

 しかし!自転車を使えば駐輪場代だけで済むのです。

 <例>学生館から四条へ行く

 ・地下鉄 松ヶ崎から四条 片道260円、往復520円 

 ・自転車 駐輪場代 無料~300円

 こんな感じで、自転車を使えば大体地下鉄の半額程度で済みます。極論、運動できているのでカロリー消費を考えて、駐輪場代実質タダ、晩御飯も実質カロリーゼロ理論が成り立ちます。(個人の感想です)


自転車の種類

 サイクリングに必要な自転車。絶対に避けて通れないのは、「どんな自転車を購入するのか?」ということです。自転車もピンからキリまで存在しますが、そんなに安い買い物ではありません。そこそこのお金を払うのだから絶対に後悔したくない!と思うのが常でしょう。

 この記事を見て、サイクリングを始めるにあたって新しく自転車を買おう!と思ってくれている人に向けて、簡単にどんな自転車があるのかまとめていきたいと思います。

1ママチャリ・通学チャリ

 いうまでもないと思いますが、普通の自転車です。この種の自転車はたくさん種類があるので、気に入ったものを見つけやすい、また価格もリーズナブルなものが多いです。普段使う自転車でたまにサイクリングするくらいでいいかな~って感じの人は、このタイプの自転車でいいかもしれません。

 ただ、これはサイクリングすることはあまり想定されていないので、変速がしょぼいなど少し物足りないところもあります。

2.折りたたみ自転車

 これは、自転車のフレームに折りたためる機構がついているものを指しています。一昔前から流行っている街乗り用のタイヤの小さなタイプの自転車などがこれにあたります。もちろんものによりますが、最近よく見かけるタイヤの小さなタイプは、コンパクトに収納できる一方で、その分速度が遅いというデメリットもあります。駐輪場が下宿先になくて玄関にでも無理やり自転車をしまわないといけないといったことがない限りは、タイヤの小さなタイプはサイクリングにはお勧めできません。

 私も、自転車置き場がないので玄関先にしまうために渋々このタイプを買ったんですが、普段使いには困らなくても、長距離をこの自転車で移動するのはかなり体力を消費してしまいます。ギアが6段階しかないなど、サイクリング用としては少し不満があります。

3クロスバイク

 これは、かなりサイクリング向けにデザインされている自転車で、わかりやすい特徴は、ハンドルがまっすぐ(フラットハンドル)になっているといったものがよく見られます。クロスバイクは、後述するロードバイクをより街乗りに向くように改良された自転車という立ち位置です。クロスバイクになってくると、機能はかなり充実してくるので初めてのサイクリング向け自転車にはこれがいいと思います。値段は5~10万と、高い通学チャリほどの値段がしますが、デザインがかっこいいなど、通学チャリより満足度は明らかに高いです。

 ただ、このような自転車は泥棒や行儀の悪い人たちに狙われやすくなるので、防犯上の対策は必須になります。

4ロードバイク

 これは、クロスバイクがよりスポーツ向けになったものという立ち位置の自転車です。最も大きな特徴は、細いタイヤに、グリップ部分が下についている独特のハンドル(ドロップハンドル)です。完全に速度を出すことに性能が振られていて、かなり細かいところまで作りこまれています。その分、値段が10万近く~と簡単には手が出せない価格帯になってきます。

 スペックの話をすると、バイクに使われているようなディスクブレーキが使われていたり、ギアも後輪に7段、ペダル部分に3段、合計で21段階の変速が可能など、機能ももりもりです。

 ロードバイクはスピードは出るし、デザインもかっこいいしでかなりそそられますが、競技で使われるのがメインで設計されていることが多く、街乗りには正直向いているとは言いがたいです。よくある例として、タイヤが非常に細いため、段差を勢いよく乗り越えたときにタイヤフレームが変形してしまうなどの故障が発生することがあります。ほかにも、安定性が乏しいなど、起伏の大きい街中の道を走るのは少々不都合が多いです。それでも、長距離を走るんだ!という強い意志を持っている人には、向いている自転車になります。なんせ競技用に設計されているので、スピードがすごく出ます。走っているときの爽快感は最強と言えるでしょう。

 このタイプも同様に高価なものなので、防犯上の対策は必須になります。

さいごに

 この記事が、大学生活の助けになるかといわれると正直微妙ですが、大学生は自由な反面、運動部に所属したり、スポーツ科学を履修しなければ運動する機会なんてめったにないので、気づけば運動不足に陥ってしまいがちです。

 サイクリングでなくとも、たまには外に出て何かしらのスポーツをやってみると、気分転換にもなりますし、何より運動しないと体を悪くして結果的に勉強もつらくなります。この記事を読んでくださった皆さんが、率先して運動をしてQOLを爆上げしてくれることを祈っています。

 最後に、新入生の皆さんへ向けて。大学生活楽しんでくださいね!

著:ひろ