花見をする「シマジロウ」と
「シマタロウ」です。
合格おめでとうございます。京都工芸繊維大学にようこそ。
合格されて、新生活にむけて期待や不安でむねがいっぱいであろうと思います。
そのなかでも、ひとり暮らしにチャレンジする!という方も多いのではないでしょうか?
でも、いろいろ不安だと思う方も多いと推察されます。
この記事ではおもにひとり暮らしにおいて、「心細い」、「さみしい」など心的な不安を持つ方に対し、
この世に生まれて18年、「ぬいぐるみ」と生活を共にしてきたわたしが、
「ぬいぐるみ」をもつことによって慣れない新生活でのストレスを軽減し、
生活をより豊かにしていくという一つの解決策を提案していくという内容になっております。
別に不安に感じてないよ~という方も是非この記事を読んで「ぬいぐるみ」の世界をのぞいていってください。
それではまいりましょう。
私は生まれて18年もの間、「ぬいぐるみ」とともに育ってきました。
左の写真を見てもらえれば分かると思いますが、みなさんご存知、こどもちゃれんじを約30年引っ張る最強の五歳児、「しまじろう」です。
物心つく前であるためはっきり覚えていませんが、
生まれて間もないころに
写真の右にいる「シマジロウ」に出会いました。
赤い服に青いオーバーオールという、「マ〇オ」のような服装のやつです。
そして、小学校に入る前後の時期に「シマタロウ」に出会いました。
そうですそうです「ル〇ージ」みたいな服装の方ですよ。
でも「シマタロウ」の方がお兄さんです。ややこしいですね。
実は「シマタロウ」はもともといた家族から私のところにやってきました。
最近、少なくとも24歳と判明しおどろきましたが…
とまあ、18年間、「ぬいぐるみ」と生活してきました。
では、そろそろ本題に入りましょうかね。
※カタカナ表記の理由は私の家にいる「しまじろう」のぬいぐるみは、私の家族である「シマジロウ」、「シマタロウ」であり、こどもちゃれんじの「しまじろう」とは区別する為です。またややこしいですね。
「はじめに」ではかなり感情的な文章が目立ちましたが、
一旦科学的な見地からぬいぐるみのよさを伝えていこうと思います。
と、その前に一人暮らしによるストレスなどを心理学的な観点からまずひも解きます。
一人暮らしをはじめるとなると、やはり否が応でも「孤独感」と向き合う必要があります。
住居が変わり、今までいたコミュニティを飛び出し、新たなコミュニティで一人で生活しなくてはならない…
心が不安定になってもなんら不思議ありません。
ひとつ興味深い記事がありまして
出典:「肥満」より"致死性"が高いのは「孤独」だった | The New York Times | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)
【マサチューセッツ工科大学(MIT)の神経科学者らは、今年2月に学術誌セルに掲載された論文で、孤独感を生み出す脳の領域を特定した。背側縫線核(はいそくほうせんかく、DRN)と呼ばれる部分で、通常はうつ病とのつながりで知られる。
それによると、複数のネズミを一緒に飼っているとき、ネズミたちのDRNのドーパミンニューロン(ドーパミンを産生する神経細胞)は比較的落ち着いている。ところが一時的に仲間から引き離した後、再び一緒にすると、このニューロンの活動が著しく高まる。】
要は何が言いたいかというと、孤独というのは空腹、痛みと同等の渇きをともなうものであることです。
ということは、食事で空腹をみたすように、なにかで孤独感を満たさなくてはならないわけです。
心理学的な見地から、特に寂しさにさいなまれやすい人の条件として
出典:一人暮らしが寂しいと感じる心理学的な原因と解決策4選 (hitorigurashi-info.com)
1.社会的なつながりが不足している人
2.見捨てられることに対して恐怖心を持つ人
3.条件付きでしか自分を認められない人
…の3つが主な条件とされています。
【一人暮らしを始めたばかりだと、以前のコミュニティから離れた生活が続くので、社会的なつながりが不足する可能性が極めて高いので、孤独を感じやすいです。また、新しいコミュニティに入ったとしても知り合って間もない可能性が高いので、「実は自分だけ嫌われているのではないか」という不安に駆られることも多いでしょう。このような状態がすぐ回避されればいいのですが、一定期間続くと自分に欠陥があるのでは?と思いがちになってしまい、無条件で自分を認められなくなってしまうのです。】
さて、根拠を示したところで、「ぬいぐるみ」について語っていきますか!
孤独感について説明してきましたが、
それを解決するのが「ぬいぐるみ」です!
さわって、なでて、だきしめて、どうしてあんなにいやされるのでしょうか。
どうして「ぬいぐるみ」は人の心をいやすのか。
そんな疑問に答えてくれる良い記事を見つけました。
出典:辛い夜はぬいぐるみを抱きしめて。可愛いだけじゃない癒し効果とは? | ママテナ (docomo.ne.jp)
記事内でお話しされていた山口真央さんによると
【ぬいぐるみに癒されるのは、“幸せホルモン”と呼ばれる「オキシトシン」という成分が関係しています。赤ちゃんのお母さんが母乳を作るときに出る成分で、心を安定させるホルモンの代表格です。
人間は、赤ちゃんを見ると本能的に「可愛い」という感情を抱くのですが、これは赤ちゃんが守られるために、愛くるしい顔立ちで誕生することと関係しています。
ぬいぐるみは、目と鼻の配置など、顔のバランスが赤ちゃんに似ているため、その可愛さを本能的に感じ、オキシトシンが分泌されて癒されるという仕組みです。
ぬいぐるみの癒し効果は、心理学的にも実証されており、実際に“ドールセラピー”というぬいぐるみを使ったセラピーもあるんですよ。】
なるほど。「ぬいぐるみ」を見てかわいいと思いを抱くのは本能的な部分が関わっていたんですね。
そしてそのかわいさからくるオキシトシンにより、心が安定するということです。
どうです?ひとり暮らしにうってつけではありませんか?
科学的な観点からつらつら書いてきましたが
ここからは私が感情に任せて書くことにします!
左の写真は嵐電を使って嵐山に行った際
奇跡的にしまじろう電車に乗車できたという
個人的にとても気に入っている写真です!
「はじめに」でだいぶ書きましたので簡潔に。
18年間「ぬいぐるみ」といっしょに生活してきておりますが、これからもいっしょにいるつもりです。
さてさて、「ぬいぐるみ」をもつと孤独感を癒しで満たし、
生活がもっと豊かになるよとということを実生活の話を交えて語っていきます!
1.かわいい
「ぬいぐるみのヒーリング効果」でも説明した通り、やっぱかわいいんですよ!
いつも愛くるしい顔で帰りを迎えてくれる。
いつも笑っている。
いつも笑顔な人には人が集まりやすいとか言いますよね。
おそらくそれに近い安心感のようなものがあると考えています。
2.ふわふわ
基本的に「ぬいぐるみ」はふわふわです。もちもちでもあります。
さわってむにむにするだけでなんかもう癒されます。
抱きしめるときのあの感覚は
この世に存在するありとあらゆるやわらかいものを束にしても勝てません。
なにかあっても抱きしめてしまえば解決。
3.つらい、かなしいときは半減
なにか辛いこと(小テストで派手にやらかす等)があってもこの笑顔の前では吹き飛びます。
こいつらがいてくれることによって、最悪死ぬようなことは無いと断言できます。
あくまで「ぬいぐるみ」です。しゃべりはしません。
だからこそ、何かあっても何も口出しせず一緒にいてくれるという、無口なやさしさがいいのです。
人間のややこしい性質ですが、沈んだ気持ちの時ってアドバイスとかが欲しくないときもありますしね。
4.うれしい、たのしいときは2倍、もしくはそれ以上
私は遠出する際「シマジロウ」、「シマタロウ」をよく連れていきます。
それはなぜか?旅行の時の楽しさが倍になるんですよ。
実家にいたとき、あまり「シマジロウ」たちは外に行けませんでした。
親が「汚れるといけない」として外に連れていくことをあんまり許してくれなかったのです。
でも今はひとり暮らし!その良さを活かして外に連れ出しまくっています。
うまく説明はできませんが、いっしょにいるという感覚だけでなんか楽しくなってしまうんですよね。
私だけかもしれませんが、ぜひ「ぬいぐるみ」と一緒にいる人は試してほしいですね。
朝、目覚めたときに「おはよう」と
言える相手がいるのは
出かけるときに「いってきます」
変えるときに「ただいま」と
言える相手がいるのは
とても幸せなことだと
教えてくれました。
いかがだったでしょうか。
すべてを書き切ることはできませんが、
可能な限り伝えたいことを伝えられたと思います。
「ぬいぐるみ」はひとり暮らしにおいて
強力な「家族」になりえます。
この記事によって「ぬいぐるみ」を迎えようと思ったり、
「ぬいぐるみ」の世界をもう少し見てみようと思ってくれたら
幸いです!
ありがとうございました。
ぜひ楽しい大学生活を!
著:エイトック