本ホームページの紹介内容は、北海道大学 創成研究機構同位体顕微鏡システムをご利用・またはご利用を検討頂いてる皆様へ向けた内容となります。
上記以外で所有の同一装置(仕様が同一であっても)において、本マニュアルの内容に沿って操作やエラー解決などを行った場合の結果についての保証、および起因して生じたトラブルについての責任は負いかねますこと、ご承知おきください。
*EM VCM(クライオワークステーション)にEM VCT500(シャトル)を接続、または取り外す際の警告メッセージ
W3013
液体窒素の容器が空です。
液体窒素を補充して「補充(Refilled)」を選択する。
液体窒素量が十分な場合は「無視する(Ignore)」を選択してくだ
さい。
W3019
設定した液体窒素量レベルに達していません。LN2供給状態をチェックして下さい。
ワークステーションのクーリング開始後、一定時間が経過しても、設定したLN2レベルに達しない場合に表示されます。
液体窒素量を確認後、補充が必要な場合は、補充後に「継続する(Continue)」を選択してください。
EM VCT500(シャトル)に入る液体窒素量は150ml程度です.液体窒素が枯れやすいため、こまめに補充が必要です。
タンク・ワークステーションやシャトル内の冷却状態で、液体窒素補充直後に警告メッセージが出る場合もあります。その際は、液体窒素量を確認した後に「Continue」や「Ignore」を選択してください。
トラブル内容①:シャトル内にサンプルが脱落した場合
対応例:・ホルダをワークステーション側に移動する
・シャトル側のシャッターが開いた状態で、シャトルを取り外す
シャトルを逆さにして、脱落したサンプルを取り出す。シャトルのシール部分が冷えて収縮している可能性があるので、ド
ライヤーでシャトル接続部を乾燥させる。
トラブル内容②:ワークステーションからシャトルを取り出し収納したが、VCM画面上でシャトル収納が認識されず、「Remove
Manipulator!」のメッセージが出てデタッチが選択できない状態になった。
対応例:・シャトルの抜き差しで、デタッチが認識されるか確認する
・認識されない場合 → 背面電源を一度落として、もう一度起動する
トラブル内容③: ②の対応途中で、シャトル側のシャッターがクローズしない(又は半開き)。ドック側のシャッターがクローズし
ない(または半開き)となるエラーが発生。デタッチできない・ホルダがワークステーションに残っている表示。
対応例:・シャトルの抜き差しで、デタッチが認識されるか確認する
・認識されない場合 → 背面電源を一度落として、もう一度起動する
上記いずれの対応例でも改善が見込めない場合、サービス画面からの対応が必要であるため、装置管理者(IILスタッフ)にお声がけください.