2020年12月20日記述 ファームウェアバージョン YYI8IP79R_V1.2 2020.09.01
【製品名】進化版 MUSON MAX1
メーカー :MUSON
メーカーweb :公式サイト
動画サイズ :4K/60fps,30fps,1920x1080/120fps,60fps,30fps,1280x720/240fps(ファームウェア YYI8IP79R_V1.2 2020.09.01)
背面液晶 :2インチ (非タッチパネル)
SoC :iCatch V39
CMOS :SONY製 型番非公表
Wi-Fi :あり
手振れ補正 :あり(動画/静止画)
リモコン :付属
バッテリー :1350mAh 2個付属
外部マイク:標準付属(2.5mmマイク端子接続)
ベースモデル :調査中
Amazonでの取り扱い :有 https://www.amazon.co.jp/dp/B08GKF8Q4T/
(参考)2020年12月時点の販売価格 実質8,700円 クーポン使用等での目標購入金額 8,500円
防水給電ケースの利用 :SJ4000用純正防水給電ケース または互換品。
レンズ部分に厚みがあり、かなり圧迫してケースに接してしまう。使用の判断は自己責任でどうぞ。
本サイトでのオススメ度:★★★☆☆ (★3.2 /5点満点中) ※自腹購入
何が進化したのか一切わからない
MUSONの2019年最上位モデル。2020年12月時点では「進化版」と無印を並行して販売しているが、何が進化したのかは不明。
メーカーに問い合わせたものの回答はなく、おそらくはファームウェアの改定程度で、従来型番と同一価格帯での併売は低評価レビューの削除を目的としているのではと疑っている。本当のところは不明。
この価格帯で外部マイクまで付属しており、初心者の一台目には最適の構成と思わせる。
しかし、音声に関しては外部マイク使用時でも内蔵マイクを併用する謎仕様でノイズをバリバリ拾う。バイクでのモトブログ的な使用などには一切向かない。
音声レベルは高いが、音質は宜しくない。
4K/60fpsまで対応している点は良いが、EISへの特化と最大数字だけのスペック表記で、画質はお察しである。
実質「手ブレ補正なし」のみが実用レベルで、それ以外は使用方法が限定される画質。手ブレ補正あり60fpsは常に引き伸ばし画質。
EIS全振りとも言えるため、そこ以外に期待できない性能。EISオフで晴天時に定点カメラのように移動が少ない撮影であれば4Kもキレイ、とは言える。
もっともこの価格帯でのライバル機種群と比較して悪いわけではない。単に200ドルクラス超の比較的まともな中華アクションカムの性能・画質や、GoPro HERO9 と比較してしまうと話にならないというだけで、1万円以下の製品にそれ以上を求めるのが酷なだけである。
(SoCが違うが、2017年に13,000円以下で購入できた ThiEYE T5eのようなものが奇跡の産物だっただけの話で、2019/2020年になっても、低価格帯の製品には滅多な当たり機種はない)
系列で言えば Sunplus SPCA系統の後継機(EKEN H9系統や AKASO EK7000など)ではあるが、手ブレ補正こそ無いもののフルHDでの画質が良かったこれらの機種と比べても、手ブレ補正の画質は明確に劣化しているため性能強化を感じにくい。(画質が悪い手ブレ補正ありモードが追加されただけと思える)
EIS性能はたしかに「細かな揺れを抑える」点では良いが、根本的に1ランク下の解像感に画質低下するので、スマートフォンの動画機能が劇的に向上している中では、実用性はかなり限定される。
Hi3559系統の AKASO V50X とは、EISモードにおいても同価格帯のライバル機種になるが、どんぐりの背比べ的な性能差。
あちらは音声が絶望的なこともあり、かろうじてMAX1を選ぶメリットは有る。
YouTubeでは贈答レビュー動画が乱立しており、「ただで貰った製品をこき下ろすことはやりにくいなあ…」という行間を読め的なレビューが多々ある。収賄系泡沫レビュアーを判別するための試金石となっている点は興味深い。
と、割と辛辣に書かせていただきましたが、外部マイクなどのオプションも込で1万円ということを考えればほどほどに頑張っている機種です。4K手ブレ補正なし明るい場所のみであまり動かないものを撮影する、という前提であれば良好。
もし価格が6,000円程度なら絶賛したと思います。画質に我慢できなければ手ブレ補正オフで使うしかない。
買ってしまった人は納得力を発動させて心を鎮めてください。
私は1080p手ブレなしモードのみで使用しますが(それなら3年以上前のH9R系の方がマシ)
同社は2021年1月末辺りから「MUSON ULTRA1」という本体防水機種を出してきていますが、現状本サイトでは比較する価値が見いだせないので、扱う予定は未定です。
【動画から切り出した画像】
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【動画のプロパティ】
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