コラム①アレルギーは ワガママじゃないよ

〜子どもたちにアレルギーを

 理解してもらうために〜

1. 子どもたちにアレルギーを理解してもらう取組みについて

  4月21日(木)の朝会で、全学年に向けたZOOM会議を通して、養護教諭と栄養教諭からアレルギーに関する動画を見せ、説明を しました。


 動画ではまず、「アレルギー反応はどのようにして起こるか、体にどのような症状が出るのか」といったことが分かりやすい言葉で子どもに説明されます。 

 また、食べ物クイズと題して、「どんな 食べ物がアレルギーを起こすのか」「アレルギーを起こしやすい食品の加工品にはどんなものがあるか」といった内容に説明され、加工品を誤ってアレルギーのお友達が食べそうになったらどんな声かけをするか、などもクイズになっています。 

 クイズの3択ですが、答えはもちろん「」の「食べちゃだめっていう」です。

 

 「好き嫌いとアレルギーは何が違うのか」ということも、クイズ形式でわかりやすい説明になっていたと思います。

 養護教諭から児童へも説明をしましたが、今年度から給食に使われるマヨネーズは、卵不使用・乳不使用の物に変更されたので、卵アレルギーのお子さんも乳アレルギーのお子さんもみんなと同じように食べていただけます。

 そして最後に、この学校にもアレルギーを持つお友達がいること、そのお友達のためも、牛乳やおかずをこぼさないように食べること、こぼれていたら先生に伝えてきちんと拭き取ることなど、みんな一人一人が安心安全で過ごせる教室になることを願ってお伝えさせていただきました。 

 実際の児童説明動画をご覧になりたい方は、こちらからご確認ください。

音声が流れますのでご注意ください。

*動画の読み込みに少し時間がかかることがあります。

音声あり2160p__1__AdobeCreativeCloudExpress.mp4

2. 余談コーナー「親子で美肌☆スキンケア」

 ふくちゃんの長男は卵アレルギー、次男は乳、大豆、卵のアレルギーがあります。長女は特にないはずですが、やはり体調が悪い時には謎の蕁麻疹が出現します。


 アレルギーっ子の母歴も早6年になりますが、いろいろと勉強になることもたくさんありました。次男は新生児期に全身に蕁麻疹が出て救急搬送されたこともありました。

 今では、長男は卵解除となり、次男も大豆は解除、乳や卵も少しずつトレーニング中です。余裕がなくてトレーニングをサボりがちですが。。。


 さて、本題に入りますが、食物アレルギーに限らず、花粉症やアトピー性皮膚炎、喘息といった、なんらかのアレルギーをお持ちのお子さんは増えているように思います。そこで、声を大にしてお伝えしたいことがあります!!

 それは、子どもたちの日々のスキンケアです。私自身は、自分の加齢のスキンケアの方が大切な気もする今日この頃ですが、子どものスキンケアも案外大切です。 なぜかというと、お肌の調子がいいとアレルギー反応が起きにくいからです。アレルギー反応だけでなく、さまざまな病気の感染も予防できるので良いこと尽くしです。 

 ただ、親がスキンケアをしてあげるのもなかなかの忍耐がいるものだと思います。スキンケアが大切と言い聞かせたところで、アレルギー反応に直結していることが実感しにくいので、子どもに意識させることも難しいのは確かです。


 でも逆に、スキンケアを習慣化させることさえできれば、親も楽になって、子どもが自分自身で身の回りのことをできるようになる一歩にもなります。子どもは案外、ルーティンが好きだったりするので、お風呂上がりにスムーズに塗れる環境をしっかりと整えて、声をかけてあげることが大切かなと思います。

 今は、泡タイプの保湿剤もあるので、子どもでも塗り広げやすく、ちょっと泡で遊びながら楽しくスキンケアできるのもいいかなと思います。 

 お年頃になってくると、子どもであっても肌荒れは気にするものです。子どもが自分の肌を気にし始めた時をチャンスと捉え、タイミングを逃さずに皮膚科へ行ってスキンケアの必要性や方法を医師から伝えてもらうのも一つの手段です。親に言われるより、医師に言われると納得したり、「やらなければ」と思えるかもしれません。


 幸い、今は子ども医療費助成があるので、お薬代も嵩むことなくケアができるのも良い点かと思います。また、2、3回の通院の後は、親だけが受診しお薬を貰いに行ってもOKという皮膚科も割と多いと思いますよ。


 美肌ケアも教えてくれて大人のスキンケア医薬品を処方してくれる皮膚科もあるので、子どものついでに親も医学的に安全な美肌ケアを始めるのもいいかもしれませんね。忙しくてついつい自分のお肌を蔑ろにしがちな時は、子どものスキンケアついでに、親も一緒にスキンケアができれば、親子でお肌も潤って、いくつになっても親子揃って素敵でいられるといいですよね。 


 「皮膚科に通っても子どものアトピーが全然良くならなかった」、「親の私も、実は肌荒れでストレスを抱えている」「花粉症の時期は肌も何もかも辛すぎる」など、何かお困りのこと、気になることがございましたら、お気軽に保健室までお問合せいただくか連絡帳を通してご相談いただけたらと思います。