最近、迷彩色じゃない飛行機が作りたいのと、窓の表現で試してみたい手法を考えたのでこの旅客機のキットを購入しました。旅客機といえば1/200が主流?ですが、それらの窓がデカール表現であることは知っていました。さすがに1/200では窓も小さいので問題ないと思いますが、実感ある写真を撮るにはスケールが小さすぎかなあと…でタミヤの1/100を購入。やはりこれも窓はデカール表現でした。旅客機キットはデスクトップモデルとしての作り勝手を大切にしているでしょうから、これで十分な内容だと思いますが、私の作品造りには窓はクリア化されていることが好ましいです。ですので今回、この沢山開いている窓のクリア化に挑戦します。
まず胴体の窓になる部分を一回り大きくくり抜きます。ここに厚さ1ミリ程度のプラ板を張り込みます。次に胴体の丸みに合わせてこれを削り磨け胴体窓のクリア化の下地が出来ます。この手法、胴体の丸みによる削り量、接着面積を考えてできるだけ薄いプラ板を選択します。これは内側の面が平面のためどうしてもレンズ効果が発生してしまい、あまり厚いプラ板だと実感を損寝てしまうからです
そこにアルミ板で作成した窓のガイドゲージを製作し(写真右)、テープガイドに沿わして窓をケガいていきます。ゲージのアルミ板(ジュース缶を切り出したもの)は丸く癖が付いているので胴体の丸みにフィットしやすく、ケガキが楽です。そしてケガキの内側に液体マスキングを一つ一つ施せばあとは全体塗装するだけです。と、ここまで簡単に説明しましたが、当然失敗は付き物。まず大きくくり抜かれた胴体はふにゃふにゃになります。プラ板を胴体と面一に削る作業はどうしても負荷がかかるので、これがしっかり接着されていないとバキッ!てことになります…(実際なった)また削り作業の無い内側は接着前からマスキングテープでしっかり保護しなければなりません…(実際汚れた)しっかり接着、しっかり乾燥。 ちなみに上質なマスキングテープ(私は3Mがおすすめ)は普通のプラ用接着剤、さらには流し込み接着剤にも十分対候性がありますね
塗装完了後、表のマスキングをはがしたばかりの画像でもわかる通り、上手にマスクしたつもりでも窓枠はボロボロになってます。一つ一つはそれ程ひどい出来ではないのですが、同じものがたくさん並んでいる状態なので、すこしでもいびつだとすごく目立ちます。先の作業でケガキを掘ってあるのでそれをガイドに楊枝で塗料を削ったり、タッチアップしたりで、できる限り修正します。この程度の面Rでもレンズ効果はかなりあります。ですので機体内部の工作は一切ありませんが、内部はよく見えません。まあデカールよりは表現に深みがあるかなぁ、と。
黄緑色の被写体なんて撮ったこと無かったですから、すごいクリーンな写真が出来上がって満足です。
このキット、デスクトップモデルとして見た場合、製作には全く手間はかかりません。ただ、のっぺりとしたずん胴の機体と、艶あり塗装は接着線が目立つので時間をかけて乾燥、その後継ぎ目処理をすること。その際、なるべくキットのつるつるした面を残すこと。(必要以上にサンドペーパーなどをかけないように)まあ私は全く逆の作業を行いましたが… 窓なんか開口せずささっと作ってデスクに飾ればすごく見栄えがいいですよ。今はダイキャスト完成品も素晴らしいものが多いですが、自分で作って飾るのもきっと充実感あります。豊富な機体色に対応したデカールも豪華。あとはタミヤさん、三菱MRJの製品化はいつ?