このアリイのキットはずいぶん昔いキットのようです。全面のリベット表現が現代の感覚と合わないくて一瞬ビビりますが、パーツの合わせやフォルムに致命的な欠点があるわけではないので完成を目指します。ニッポン号はの上質な大判写真が多数残されているので、その磨き込まれた無塗装アルミ地肌の様子が魅力的なのが分かります。そこで今回は全面アルミテープ/シートの張り込みにトライします。ざっと組んでみて張り込みが難しい曲面部位は機首/エンジンナセルなどごく一部、ここにはかなりの曲面に対応できるハセガワのアルミシートを使い、その他は安価なアルミテープを張り込むことにします。補助翼は新造し、他の布張り動翼と合わせて塗装処理とします。
実感を大きく損ねているリベットモールドはそのままにアルミテープを張ってしまいます。全く見えなくなります。テープの張り込みは大した表面仕上げの必要もなく、貼ったところから完成していくともいえるので、局所作業的には塗装より早いとも言えます。
特徴的な二重翼式配置(ユンカース式)の補助翼の再現は気を遣う所。工作には金属は使わず、全てプラ板で製作してます。これだけ固定点があると結構しっかりしてますよ。乾燥は時間をかけます。
キットの動翼表現もくどくて、時代を感じるところなので、削り取って作り直します。
薄いとは言え金属なので、塗料/シンナー類は全く食い付かず、接剤着も受付けません。これが細かなタッチアップの障害となるので最後にまとめるのが大変です。もうシートの張り直しに次ぐ張り直し、機首先端周辺は頼みの曲面対応アルミシートも小じわがよるなど、パネルごとに小割にせざるおえず、パネル合わせの精度感が出ません。頭で考えるよりはるかに難しい工作でした…。
たぶん全面金属素材の張り込みは、今後頻繁にはやらないとは思いますが、塗装との効果的組み合わせはいいかも知れません。この模型、ひとたび撮影に入るとその金属感、鋭い光の反射が、これまでにない印象の写真が撮れますね。