人間科学部

学部選択必修科目

児童学概論A

(児童教育専攻は必修、人間科学専攻専攻は選択必修)

社会や家族のあり方が大きく変化する現代社会において、子どもの教育に関わる一人ひとりが複雑化する社会との関連で多様な子どものあり方やその問題性について理解を深め、自分なりの児童観や人間観を養っていくことが重要となる。講義では、まず、「子ども」や「児童」という用語の定義や子どもの社会全体での位置づけ等、“社会・文化・歴史的存在”としての「子ども」について学ぶ。続いて、人間発達のメカニズムに関する基本的知見について学び、“育ちゆく存在”としての子どもへの理解を深める。最後に、子どもを養育する親の問題に焦点をあて、“育てられる子ども”と“親の成長”について学ぶ。講義においては、ディスカッションや協同学習の形式を積極的に取り入れ、様々な事例を通して学生自身が自分なりの子ども観や人間観を形成していくことをめざす。授業に関連し、課題を多く出すので、その点を十分理解して受講すること。