1.7月 1日(土)①9時50分~10時30分、②11時~11時40分、③12時50分~13時30分、 ④13時50分~14時30分「発泡スチロールで表札をつくろう」
募集開始 6月16日(金)9時 講師:青山 好延(夢化学実験隊)
この実験は熱の伝わり方がテーマです。
建築用断熱材の発泡スチロール板(約9cm×18cm)に、赤、青、黄、緑の4色のアクリル絵の具で文字や模様を書き、凹凸のついた表札をつくりました。
なぜ、凸凹になるのか? 字などを書いた発泡スチロール板を電熱器で熱します。書いてないところは、熱で縮みます。ところが、書いてあるところは、絵の具に含まれる水分の蒸発に熱が奪われるため、水分があるかぎり凹みません。電熱器で熱すると小さなプシュプシュという音とともに板が凹みました。熱で空気が膨れ軟らかくなったプラスチックから空気が抜け、プラスチックが熱で縮みます。感動でびっくりする生徒もいました。
この発泡スチロール板は、プラスチックが2%、空気が98%でどうして断熱材として使われているのか? 空気は熱が伝わりにくいものだからです。水や金属が28℃だと冷たく感じますが、28℃の室内にいてもそれほど冷たいとは感じません。このことから、空気は熱を伝えにくいことが分かりますが、そのために断熱材として使われているのです。
参加状況:1回目は16名。2回目は6名+保護者3名。3回目は8名+保護者3名。4回目は6名+2名。なお、体調不良や悪天候で欠席者6名。
出席者合計36名+8名。事前にデザインを考えてきた生徒がほとんどでレベルの高い作品ができました。
2.7月 2日(日)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「電気を通すものをみつけよう」
募集開始6月20日(火)9時から 講師:高梨 賢英 先生(元慶應義塾幼稚舎教諭)
アルミテープ、アルミホイル、工作用紙、ボタン電池、赤色LEDなどで導通チェッカーをつくりました。
まず、導通チェッカーができたか、アルミホイル(導体)と木の机(絶縁体)を使いチェッカーが機能するか調べました。いよいよ、電気を通すものかどうかを調べました。
まず、金色や青や赤紫などの金属光沢のある折り紙(但し、銀色を除く)を調べましたが、電気を通さないことが分かりました。しかし、紙やすりでこすると銀色が出てきて通電しました。銀色折り紙はこすらなくても通電しました。先生からアルミ箔があるからとの説明。生徒が持参したものを調べました。なす、グミ、ガラスなどは通電しませんでした。硬貨は1円玉から500円玉まですべて通電しました。市販されている飲料のアルミ缶は、印刷されているところは通電せず、底の印刷されていないところは通電しました。最後に、室内のものを調べました。ステンレスのシンク(通電)、机や椅子を調べました。机の金属の支柱は塗料があり通電しませんでした。
先生から、金属は通電しますが、金属であっても塗料などでコーティングされているとその表面は通電しないこと。逆に、金属でなくても塩水などを帯びていると通電するとまとめ(解説)がありました。
参加状況:①11名。②15名。本日も体調不良で6名欠席。
3.7月 9日(日)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「草木染めに挑戦しよう」
募集開始6月27日(火)9時から 高学年優先 講師:上村 礼子 先生(東京都立多摩高等学校 校長)
普段ごみとして捨てられるタマネギの皮を、”もったいない精神”で、色をそめる材料として用いました。
豆や洗濯バサミ、輪ゴムなどを使ってさらし(木綿布)に、各自、好きな模様をつくれる用意をしました。
タマネギの皮で布に色をそめます。染料を木綿布に定着(媒染)するために、媒染剤として生みょうばんを
使いました。生ミョウバンを入れると、染料の色が濃い茶色から黄色に変化し、木綿布も黄色く染まりました。
あざやかな黄色に染まった布から洗濯バサミた輪ゴムなどをはずすときれいな模様ができていました。それを
水道水で洗い、完成です。
先生からは、最後の仕上げとして家で陰干しをしてください。そして、できたものは、他の洗濯ものと一緒に
洗濯すると色移りすることがあるので一緒に洗濯しないこと。また、洗濯するときは洗剤を使ったり、数多く
洗濯すると色落ちしやすくなることなど注意がありました。
今回は繊維に色を染める基本である染色と媒染という化学処理について学びました。
参加状況:①18名②22名
4.7月16日(日)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「不思議なコップをつくろう」
募集開始7月4日(火)9時から 講師:宮内 卓也 先生(東京学芸大学教授)
最初に、水槽(実際は料理などに使うボール)から、バケツ(実際はトレイ)にホース1本を使って水を移す
ことを学び、一人ひとりそれに取り組みました。(サイフォンの原理を体験しました)
次に、先生が沖縄の石垣島のお土産として買ってきた不思議な「茶碗」の紹介がありました。「茶椀」に
八分目ぐらいまでに水や飲料を入れたら、茶碗として使えるのに、欲張ってたくさん入れると、底から余分に
入れた分だけでなく、ほとんどぬけてしまうという実演をしました。先生から「この茶碗を紙コップと曲がる
ストローで作ります」と話がありました。
さっそく、紙コップと曲がるストロー、両面テープで不思議なコップをつくり、どこまで水を入れたら底
から水がもれるか、各人が作ったコップで確かめました。
先生からは、不思議なコップの現象の解説がありました。最初に行った水槽の実験と原理が同じことである
との説明も伺いました。二つ作った「不思議なコップ」を各自、家へ持って帰りました。
参加状況:①25名、②24名
参加希望時間を書かないで申し込む方や募集開始時間前に申し込む方がおられますが、不完全な申し込みは申し込みを受け取ったことになりませんので、ご注意ください。
5.7月31日(月)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「科学マジックをやってみよう」
募集開始7月13日(木)9時 講師:町田 雅和 先生(千葉芸能クラブ)
マジック(手品)は技術や仕掛けによって不思議な現象をもたらすものですが、見ている人を楽しませるものでもあります。最初に、参加者が楽しめるマジックを2,3デモンストレーションとして行いました。その後、割り箸の印の瞬間移動、紙のスプーン曲げ、ウサギのヘリコプターといった科学マジックを一緒にやってみました。
参加状況:①24名。②21名。
6.8月 6日(日)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「ビタミンC量を比べてみよう」
募集開始 7月18日(火)9時 講師:小林 彰一郎(夢化学実験隊)
ビタミンCは、野菜、果物などに多く含まれていて、コラーゲンの合成に不可欠であるなど、体内で多くの役割を果たしています。そのビタミンCの含まれる量の多さを比べる実験をしました。
ヨウ素系うがい薬やヨウ素でんぷん反応水がビタミンCにであうと、ヨウ素が変化しその色が消えます。
そのことを利用して、ビタミンCが含まれる量が多いほど、ヨウ素系うがい薬あるいはヨウ素でんぷん反応水の色を消すには、これらの液を多く入れることが必要になります。これらの加える量の多さ=ビタミンC量の多さ
となります。
ビタミンCが含まれる4つの試料(オレンジジュース(ドール)、グレープフルーツジュース(ドール)、朝のフルーツこれ1本(カゴメ)、PETボトルのお茶(伊右衛門))について実験し、それらのビタミンCの含まれる量を比べてみました。
最後に、この実験のやり方を振り返り説明し、家でもできるように文書を配布しました。
参加状況:①13名 ②12名
7.8月 7日(月)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「魔鏡をつくろう」
募集開始 7月23日(日)9時 講師:茂串 圭男 先生(埼玉県立越谷北高等学校教諭) 高学年優先
よく神社などに金属の鏡が飾ってあります。普通はただの鏡なのですが、中には鏡に光をあてて壁に映してみると模様や絵が見えるものがあります。鏡の表面に凸凹はありません。ところが鏡の裏面の絵や文字が映し出されています。そんな不思議さから”魔鏡”と呼ばれています。その魔鏡を0.2mmの銅板に各人好きな絵柄を写し、模様つくりました。
実際に魔鏡ができたのか、確かめました。光の当て方、絵の映し方を間違えると絵が映し出されませんので一人ひとり光の当て方、絵の映し方をやってみました。
最後に、魔鏡と今回作成した魔鏡の原理の説明をききました。
参加状況:①24名 ②23名
8.8月14日(月)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「光の不思議」
募集開始 7月30日(日)9時 講師:宮本 一弘 先生(開成中学・高等学校教諭)
部屋を多少暗くしてコンパクトディスク(CD)に懐中電灯を当てると、いろいろな色が見えます。それはCDに目に見えないような細かい溝がたくさん入っているからですが、分光シートもCDと同じく細かい溝がたくさん入っていて色を分けることができます。
分光シートを使って分光コップをつくり、蛍光灯や、紫や黄色などの光を観察し、きれいな虹や紫や黄色がどの色からできているかを観察しました。
ブラックライトは紫外線を発光するライトです。蛍光増白剤入りの粉せっけんを溶いた液でコピー用紙に各自名前を書きました。また、別のコピー用紙に蛍光ペンで絵を描いたり、塗りつぶしたりしました。それらの紙にブラックライトを当てると書いたところが光りました。粉せっけん液にもブラックライトで照らしてももちろん光りました。蛍光ペンやお札などいろいろなものがブラックライトで光る不思議を体験しました。
参加状況:①9名②17名
9.8月18日(金)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「科学探偵『犯人はだれだ?』」
募集開始 8月5日(土)9時 講師:碁石 敏夫(夢化学実験隊)
ある小学校でなんのまえぶれもなくうさぎがいなくなり、黒いサインペンで書かれた手紙が残っていました。容疑者の4人はそれぞれ違った黒いサインペンを持っていました。サインペンだけで犯人を見つけました。
黒のサインペンはいろいろな色を混ぜてつくってあり、メーカーによって混ぜてある色の種類が異なります。
サインペンの色を分ける方法として、短冊状に切ったコーヒーフィルターの紙の下から1cmの所に印をつけ割り箸に紙をはさみ、水の入ったプラコップに入れました。色を分けるために、印より下の部分を水にしたしました。毛細現象により水はどんどん上に上がります。その際、色も一緒に運びますが、軽いなど水と相性の良い色素は水と一緒にどんどん上がり、紙と相性のよい色素は上がるのが遅くなり、色が分かれました。
次に、円に切ったコーヒーフィルターとサインペンで2枚のアサガオ模様づくりをしました。アサガオ模様を家でもつくってもらうために12色サインペンと円に切ったコーヒーフィルター5枚を持ち帰ってもらいました。
参加状況:①14名 ②13名
10.9月 3日(日)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「天体の大きさを実感しよう」
募集開始 8月19日(土)9時 講師:間々田 和彦 先生(カンボジア王立プノンペン大学社会科学部客員講師)
宇宙は皆さんの生活とはほとんど関係ないように思えますが、天気予報やGPSなどでお世話になっています。
約90cmの風船地球儀を使って、さまざまな人工衛星と地球との距離を実感しましょう。ISS(国際宇宙ステーション)、GPS衛星、ひまわりは宇宙のどのようなところにあるのか実感しました。
紙粘土で地球(直径1cm)と月(直径3mm)、太陽系の惑星で最大の木星(直径11cm)をつくり、その大きさを実感しましょう。さらに、紙テープで太陽の直径をつくり10人以上の生徒が紙テープの輪に入りました。
最後に、地球(3mm)、月(1mm)、木星(34mmの木の球)と太陽(34cmビーチボール)大きさの比較をしました。
太陽がいかに大きなものか、また地球、月、木星の大きさも実感できました。
なお、間々田先生は日本の先進的な視覚障碍者教育に携わっておられましたが、退職後、カンボジアに在住して先進的な障碍者教育の普及に努められておられます。
参加状況:①20名 ②10名
11.9月10日(日)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「超はっ水材料で水の不思議を探る」
募集開始 8月26日(土)9時 講師:夏目 雄平 先生(千葉大学名誉教授)
水は身近なものであり、その上、身体の60~70%(乳幼児は85%)を占め、生活上でも欠かせないものです。
水は液体ですが、他の液体とは異なる特長を持っています。特長の一つが表面張力です。
まず、水の表面張力による不思議な現象を5つ体験しました。一つだけ紹介します。比重が2.6である1円玉は表面張力の力だけでは浮きません。浮いた1円をよく見ると少しだけ水面より低くなっています。その1円玉が押しのけた浮力もあり、浮いているのですという説明がありました。(嘘の情報がインターネットに載っているので掲載しました)
次に、超はっ水材料で処理した紙皿を配り、スポイトで水をたらすとほぼ球状になる不思議を体験しました。
ヨーグルトの内蓋には、超はっ水性(水をはじく性質)を持つものがあります。それを、アクリルケースの底に貼り水を半分ほど入れました。底に丸い木片を入れ底に押し付けると、軽い木片は浮かびません。浮かぶまで時間を計りました。速いケースで2分、遅いケースで5分、不思議です。
超はっすい材料を使ったさらに不思議な実験をします。超はっ水材料を底に貼った容器を水で満たし、そこに長い針をつけたマイクロシリンジで空気を注入すると、空気の泡が底についたままになるという大変不思議な現象を体験しました。途中、超はっ水材料の構造の説明がありました。
参加状況:①18名 ②10名
下期の活動
下期
1.12月24日(日)①10時30分~11時30分、②13時~14時「化学カイロをつくろう」
募集開始 12月1日(金)9時 講師:宮内 卓也 先生(東京学芸大学教授)
ほかほかカイロとか使い捨てカイロ、携帯カイロなどと呼ばれる化学カイロをつくりました。
この化学カイロは、何からできているのか調べました。化学カイロの実物を配り、その成分表を読み上げました。破って中身をプラスチックコップにあけてみました。材料で一番含まれているのが鉄粉でした。磁石で鉄粉があることを確かめました。酸素缶から酸素を傘袋に一杯入れ、その酸素をペットボトルに入れました。そのペットボトルにカイロの中身をすべて入れ、ふたを閉めてペットボトルをふりました。ペットボトルは熱くなるとともに、急激に凹みました。酸素があるとカイロがあつくなることと鉄粉と酸素が結びつき酸素が気体でなくなることを確認できました。
いよいよ化学カイロをつくりました。プラスチックコップに活性炭の粒と食塩水を入れました。食塩水は活性炭にほぼ吸い取られました。封筒に鉄粉と活性炭+食塩水を入れました。封筒をたたみ、別の封筒に入れ、二重にしました。延ばすために研究開発していました。酸素がお菓子と結びついてお菓子が変質するのを防ごうとするため、
化学カイロのできあがり。かなり熱くなりました。長く続くように、午後の部ではチャック付きポリ袋に入れました。最後に全員、石鹸で手を洗い終了しました。
参加状況:午前23名。午後19名。当日欠席6名(内無断欠席4名)。
2.1月 7日(日)①11時~11時30分 ②11時30分~12時 ③12時20分~12時50分 ④12時50分~13時20分 ⑤13時40分~14時10分⑥14時10分~14時40分 「ガラスのペンダントをつくろう」 講師:茂串 圭男 先生(埼玉県立越谷北高等学校 教諭)
小さな色のついた9種類の板硝子から一つ選び、いろいろな模様のついたミルフィオリ(花柄などいろいろな柄がある小さなガラス)をのせ、電気炉にて溶かして、ガラスのペンダントをつくりました。日本のガラスは世界一ですが、今回のガラスはイタリア産のベネチアガラスです。
ガラスはどのような原料からつくられるのか、ガラスに色をつけるにはどのようにするのか、ガラスの廃棄の分別収集はなぜあるのかなどについても勉強しました。
参加状況:キャンセルが出ましたが、代わりに応募された方がおられ、無断欠席者1名を除き、71名の参加となりました。
3.1月 8日(月)①10時30分~11時30分、②13時~14時「空気の不思議を体験しよう」
募集開始12月 4日(月)9時から 講師:碁石 敏夫(夢化学実験隊)
空気って目に見えないし、においもないが、空気がないとヒトは生きていけない。どういうときに空気があるのが分かるのかなということで、呼吸をしてもらった。お風呂に入った時に両手で空気をつかむとぶくぶく音を立てるという意見も出た。空気には重さがあるのを、二つの風船を膨らませ、バランス天秤につるし、片方の風船の空気を抜くと天秤が傾く。1L真空容器で8割ほどの空気を抜くと1.0グラムを記録した。
空気に重さがあることを利用して、机に新聞紙を広げ、プラスチック板と吸盤を使って、大気圧が四方八方から圧をかけていることを体験。
空気を減らした状態(減圧、例えば富士山山頂など)を、真空容器を使って再現。80℃のお湯を減圧して沸騰させる。最後にコーヒー缶の実験をしました。
参加状況 午前19名、午後21名でした。皆、楽しんで参加していました。
4.1月21日(日)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「水の不思議」
募集開始 1月 8日(月)9時から 講師:宮本 一弘 先生(開成中学校・高等学校教諭)
水を使った不思議な現象の二つの実験をしました。実験の前に、使用する薬品のにおいをかぎました。薬品のにおいのかぎ方を先生から教わり、においをかいでみました。ほぼ全員中身をあてました。その答えはアルコールでした。紙に絵を書き、トレイの水にうかべました。コップに入っているアルコールを5滴、紙の上にスポイトでたらしました。直線的に動いたり、グルグル回転したりしました。アルコールが落ちたところと反対側に進みました。また、紙のまわりに台所用洗剤をたらしても動きます。
1円玉の重さは1.0グラム、体積は0.37cm3なので、密度(2.7)から考えて、密度1.0の水には沈むはずだが、浮かすコツを先生に教えてもらい挑戦しました。1枚目を浮かべ、2枚目をそばに浮かべるとくっつく。3枚目もそばに置くと三角形にくっつく。4枚目、5枚目も挑戦し皆同じ形になりました。
参加状況:午前午後とも24名の満員になりましたが、当日発熱欠席もあり、午前20名、午後19名(1名無断欠席)となりました。
下期
5.2月 4日(日)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「階段スイッチの秘密」
募集開始 1月21日(日)9時から 講師:高梨 賢英 先生(元 慶應義塾幼稚舎教諭)
1階から2階に上がるとき、1階で電気を点けて、2階で電気を消す。次の人が1階から2階へ、あるいは2階から
1階へ行く場合も、いずれも点けて消すことができます。不思議ですね。
どのような仕組みになっているのか、そのモデルをつくり、その仕組みを理解しました。併せて、教室に併設されている倉庫部屋は出入り口が2か所あり、「階段スイッチ」と同じ仕組みのスイッチがあり、それを体験しました。部屋の出入り口にあるスイッチ(片切れスイッチ)は、点ける方に印がついていますが、どちらも点けることができるスイッチ(切り替えスイッチ、3路スイッチ)は印が付いていないことも確認しました。
参加状況:午前17名(2名欠席)、午後12名(2名欠席)
6.2月12日(月)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「ぷくぷく入浴剤をつくろう」
募集開始 1月28日(日)9時から 講師:水野 靖彦(夢化学実験隊)
最初に、市販の発泡入浴剤の泡が何であるのか、調べました。ムラサキイモの溶液に発泡入浴剤の泡を入れると紫色が赤くなりました。安全上の問題から、石灰水に泡を通す実験は講師が行い、白く濁りました。ついで、重曹とミルサーで細かく砕いたクエン酸、市販の発泡しない入浴剤で発泡入浴剤をつくりました。乾いた粉をくっつけるのは、エタノールに溶けたクエン酸です。3つの粉を大きな紙コップで、粉を3分の1ずつ入れてはよく混ぜ、最後に全体的によく混ぜました。次に、小さなコップに大きなコップの3分の1を入れ、エタノールを5滴ほど入れ、それを繰り返して最後に良く混ぜました。その粉がほんのり湿っていれば硬めの作業に入りました。小さな丸棒で表面を平らにし、その後、力を入れ硬めました。最後に、大きな丸棒で、押し固めできあがりです。一晩寝かして使うよう注意がありました。
参加状況:午前23名、午後22名。
7.2月25日(日)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「ふしぎなCD独楽(コマ)で遊ぼう」
募集開始 2月12日(月)9時から 講師:柏谷 宏之(夢化学実験隊)
CDとビー玉を使って独楽(コマ)をつくりました。このCD独楽は軸もぶれず大変安定的に長く回転するという特長を持っています。その独楽の上に、様々な模様を置いて回転させることにより、どのようなものが見えるのか実験してみました。3色に塗られた模様が10色の帯に変化しました。内に流れる渦が見える模様は、逆に回すと外に流れる渦になりました。3D折り紙の模様は、平らな面が凸凹に見えたりしました。さらになんと、白黒で書いた模様が赤や黄や様々な色に見えたりしました。その謎(目の錯覚)を明らかにしながら、いろいろな変化を楽しみました。
参加状況:午前は11名、午後は5名。
8.3月 3日(日)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「ドライアイスの不思議な世界」
募集開始 2月18日(日)9時から 講師:小林 彰一郎(夢化学実験隊)
最初にドライアイスの性質を調べました。氷とドライアイスは両方とも冷たいですが大きく違う点があります。それを実験で調べました。次にドライアイスを使って不思議な遊びをしました。スプーンにドライアイスをのせると小刻みにふるえて音を出します。なぜそのようなことができるのか、考えてみました。最後にドライアイスを使って白いドームを作るなど不思議な実験を二つしました。
参加状況:午前は16名、午後は12名
9.3月10日(日)①10時30分~11時30分 ②13時~14時 「粉の不思議を体験しよう」
募集開始 2月25日(日)9時から 講師:青山 好延(夢化学実験隊)
この実験では、主にシリカについて実験観察をしました。最近、シリカ水という宣伝もあり、少し知れわたってきましたが、シリカ(二酸化ケイ素)は地かく(地球のもっとも外側をおおっているうすい岩石の層:いわゆる「大地」:大陸では平均深さ30~40km、海洋底で5~10km)の約60%を占めるものです。砂浜の砂もシリカですし、岩石のほとんどがシリカ系です。
シリカには、親水性(水に溶けやすいあるいは水に混ざりやすい性質)と疎水性(水に溶けにくいあるいは水と混ざりにくい)があります。それぞれその特性を生かした用途に使われていますので、それを実験をしてみました。
親水性はねり歯みがきにつかわれていますので、それを試してみました。疎水性で湿った塩を簡単にサラサラにする実験をしました。わずか2%以下です。これは消火器などにも使用されていると説明がありました。
また、水が消える科学マジックを行いました。これは、他の実験教室ではやっていない実験で、なぜ、水が消えたのか、科学マジックのなぞを参加者全員であきらかにしました。観察力や思考力が試された楽しい実験でした。
なお、先日「出川一茂ホランのフシギの会」(テレビ朝日)で紹介のあった水に濡れない粉も実験することにしました。但し、今回の粉は断熱効果のある空気の含有量が高くないため熱湯実験は行いませんでした。
参加状況:午前13名、午後13名