2020年度の記録

2020年上期実績

1.7月19日(日)10時10分~11時20分 募集開始 7月5日(日)9時

「レインボータワーをつくろう」

講師:大島 輝義 先生(都立戸山高校教諭)

試験管に色水を入れ、赤、青、黄、緑に色付けしたレインボータワーをつくりました。

色が混ざりあって1色の色にならないような工夫(密度)をしてつくりました。

(密度の勉強)

参加:12名(満員)

2.8月9日(日)10時10分~11時20分 募集開始 7月14日(火)9時

「電気を通すものをみつけよう」

講師:高梨 賢英 先生(元慶應義塾幼稚舎教諭)

電気を通すものにはどんなものがあるのだろうか?

電気を通すかどうかしらべられる装置をLED、ボタン電池などで作りました。

金属の針金(銅)や釘(鉄)などは電気を通しました。

折り紙の金紙・銀紙などでおもしろい現象がみられました。

参加 12名(満員)

3.8月9日(日)13時10分~14時30分 募集開始 7月18日(土)9時

「魔鏡をつくろう」 高学年優先

講師:茂串 圭男 先生(埼玉県立越谷北高等学校教諭)

神社などに鏡がかざってありますが、その中には、光を当てて壁に映してみると裏にある

模様や絵が見えるものがあります。

表面に凸凹はないが絵が映しだされている。この鏡を魔鏡といいますがそれをつくりました。

みんなよくできました。これは光の当て方も鍵で、みんなそれも習得しました。

参加 11名

4.8月11日(火)10時10分~11時20分 募集開始 7月23日(木)9時

「水の不思議」

講師:宮本 一弘 先生(開成中学・高等学校教諭)

3種類の実験をしました。(表面張力、界面活性剤の作用に関する実験)

・水に紙片をうかべその上にエタノールを数滴落とすと紙が突然動き出す! しかも予測不能の動きをします。

・1円玉を複数浮かべるとお互いにくっついてしまいます。5枚並べると5輪のマークとなります。

1円玉からはなれたところに中性洗剤を滴下すると一気に1円玉が沈んでしまいました。

・毛糸くずを水に落とすとうかびますが、中性洗剤をいれた水では沈んでしまいました。

割りばしに巻き付けた毛糸にラー油をつけて水にしずめてもなにも変化はおきませんが、中世洗剤を加えると

ラー油のツブツブが浮かんできました。

最後に日本化学会からの子供向け資料などのお土産を先生からいただきました。

参加11名

5.8月13日(木)13時10分~14時20分 募集開始 7月27日(月)9時

「試験管の中に虹をつくろう」 変更 ⇒ 「食品の酸・アルカリ性」

講師:片江 安巳 先生 変更 ⇒ 青山好延(夢化学実験隊)

冷凍しておいた紫キャベツの裁断片を水につけて色素(アントシアニン)を抽出して、これを指示薬にして

色の変化を調べました。

初めに家庭にある食品以外のものを調べました。サンポール、石鹸、キンカン、塩素系漂白剤など。

大変きれいな色の配列になりました。

それに続いてさまざまな食品の色の変化を調べました。

参加12名

6.8月14日(金)10時10分~11時20分 募集開始 7月31日(金)9時

「感熱紙で化学実験」

講師:小林 彰一郎(夢化学実験隊)

感熱紙と消せるボールペンの間には同じヒミツがあります。熱を加えると変化します。

感熱紙の性質を詳しく調べました。感熱紙にクエン酸を溶かしたエタノールで黒い線を描くことができます。

黒くなった感熱紙はアンモニア水やクレンジングオイルで白い線を描くことができることなどを実験で確かめました。

参加者12名

7.8月18日(火)10時10分~11時20分 募集開始8月4日(火)9時

「花火の色はなぜつくの」高学年優先

講師:山﨑 友紀 先生(法政大学経済学部化学教授)

花火にはいろいろな色があります。これらはいろいろな元素が熱せられたときに出す光を利用しています。

味噌汁が吹きこぼれた時に見られるガスの黄色の炎はナトリウムによる光です。元素により色が違います。

また打ち上げ花火の仕組みなども映像を交えて勉強しました。

家庭でできるように手作りの炎色反応の実験キットをお土産としました。今回は家族で楽しんでください。

参加者11名

多くの方からご家庭での実験の様子を写真で送っていただきました。ありがとうございます。

8.8月20日(木)10時10分~11時20分 募集開始8月8日(土)9時

「科学探偵犯人は誰だ」

講師:青山 好延(夢化学実験隊)

水性サインペンを使ったペーパークロマトグラフィーを利用した科学工作です。

シアン、マゼンタ、イエローが絵の具の三原色ですが、12色のサインペン、それぞれにどんな

色が隠れているか、ペーパークロマト(白色コーヒーフィルターを使用)によって調べてみました。

黒のサインペンでもメーカーによって色の配合が異なりますので、どのメーカーかクロマトの技術で

判別できることを経験しました。この実験により、犯人を見つめました。

この応用として朝顔を作ってみました。家庭でもできます。是非チャレンジしてください。

参加者12名

9.8月23日(日)10時10分~11時20分 募集開始8月12日(水)9時

「ラムネ菓子をつくろう」

講師:碁石 敏夫(夢化学実験隊)

ラムネ菓子のシュワシュワ感とヒンヤリ感の原因は原料にあります。

これを最初に手のひらの上で実感して、二酸化炭素が発生していることを学びました。

次に炭酸飲料を作ってみました。ガスが逃げないようにするのがポイントです。

ラムネ菓子はみんなが上手にできていました。今回は、コロナ対策で作ったものは

全部すてました。作りかたはわかりましたので、家庭で再チャレンジしてください。

参加者12名

10.8月30日(日)10時10分~11時20分 募集開始8月17日(月)9時

「卵の性質を調べよう」 変更 ⇒ 「空飛ぶ種を調べよう」

講師:上村 礼子 先生(都立富士高校副校長)

植物は、地面に根をおろしており、移動はできません。植物も、子孫繁栄(種の保存)のために

離れたところにも、生育場所を広げたいのです。その一つの方法が種を飛ばすことです。

ヒマラヤ杉、フタバガキ、アルソミトラの実物を各自観察、飛ばしてみました。

それから発砲スチロールの薄い板と円形シールを使って、各自実物の観察結果をもとに工夫しながら

アルソミトラの模型を作って飛び方を観察しました。

参加者12名

11.9月6日(日)10時10分~11時30分 募集開始8月24日(月)9時

「ファラデーモーターをつくろう」 高学年優先

講師:夏目 雄平 先生(千葉大学名誉教授)

世界で最初につくられたモーター、ファラデーモーターをつくってみました。

マンガン電池、円形磁石、フィルムケース、アルミ箔、画びょうが材料です。

全員うまく回りました。(このモーターはアルカリ電池ではすぐに消耗するので、

マンガン電池がおすすめです)

電流、磁束、力の勉強のほかに、ファラデーにまつわるお話をクイズを交えながら

していただきました。

参加者12名

12.9月13日(日)10時10分~11時20分 募集開始8月31日(月)9時

「卵を立ててみよう」

講師:宮内 卓也先生(東京学芸大学 教授)

木製ブロックで重心の求め方を学習しました。

まず正方形板を細い棒の上にのせて、重心の位置をつかみます。そこに鉛筆で印をつけてから、

対角線を引いてみるとほぼ重なることがわかります。

それから長方形板で同じことをしてみると同じことがわかりました。長方形の重心は対角線を

引くことで求めらることがわかりました。

次に三角形で重心の一般的な求め方を探りました。辺のちょうど真ん中の点と三角形の

角を結ぶ線を2本ひくとある点でまじわり、ここが重心であることがわかりました。

不定形(曲線でかこまれた図形)の厚紙の重心も求めてみました。実はどこかの点に画びょうを

さして吊り下げて垂線を引き、別の点から同じことをして交点をもとめるとここが重心です。

これを実際に確かめてみました。

最後に生卵をたてることに挑戦しました。初級はティッシュの座布団の上でたててみました。

ほとんどの人ができていました。最終的には机の上に直接立てることに挑戦し、

半分の人が成功しました。できなかった人は家庭で再挑戦してください。

参加者 12名

以 上

2020年下期予定 募集:各回12名

1.10月25日(日)10時10分~11時20分 募集開始 10月12日(月)9時

「階段スイッチの秘密(ひみつ)」

講師:高梨 賢英先生 元慶應義塾幼稚舎教諭)

階段の電灯スイッチは、下から上がるときにスイッチを押して階段の照明をつけ、

階段を上った時にスイッチを押して照明を消します。

工作用紙の上にアルミテープ、LEDランプ、ボタン電池を組み込んで階段スイッチの

モデル回路をつくり、動作を確認しました。全員、きれいにできました。

12名参加

2.11月15日(日)10時10分~11時10分 募集開始 11月1日(日)9時

「冷却パックをつくろう」

講師:宮本 一弘 先生(開成中学・高等学校教諭)

肥料として使われている尿素、水、アルミホイル、シール付き保存袋が原材料です。

(尿素と水の量の割合で温度や持続時間などが変わります)

まずアルミホイルで(折り紙の)コップをつくります。保存袋に尿素を入れ、さらに水を入れた

コップをいれて保存袋を閉じます。袋のシールをしめておいてコップをつぶすと水と尿素が

まじり急激に温度が下がりました。マスク越しに小さな歓声があがりました。

12名参加

3.11月23日(月・祝日)10時10分~11時20分 募集開始 11月9日(月)9時

「光るプラスチックバッジをつくろう」

講師:青山 好延(夢化学実験隊)

最初に実の回りにあるプラスチックについて勉強しました。

2液をよくかき混ぜて(片方には蓄光蛍光剤を混ぜておく)型に流し込んで数分すると

ポリウレタンのバッジができました。ポリウレタンはスポンジ、クッション材、断熱材、

スパンデックスなど身近なところに使われているプラスチックです。

このバッジには蓄光蛍光剤がふくまれているので日光や蛍光灯の光を浴びた後には、

暗いところで光るプラスチックバッジができました。

12名参加

4.12月13日(日)①10時~10時40分、②11時~11時40分、

③12時~12時40分、④13時~13時40分、

⑤13時50分~14時30分 募集開始 11月29日(日)9時

「自分だけの表札をつくろう」

講師:夢化学実験隊

断熱材に使われている発泡スチロール板に字を書いて表面が凸凹な「表札」をつくります。

今回の発砲スチロールは98%が空気であり、熱を伝えにくい空気を多く含んでいるため

断熱材として使われています。

アクリル絵の具で字や絵をかいてから電熱器で半面ずつ5秒ほど加熱すると絵の具の部分は

凹まず、他は凹み凸凹の「表札」ができました。

52 名参加

5.12月27日(日)10時10分~11時20分 募集開始 12月14日(月)9時

「粉の不思議を体験しよう」

講師:青山 好延(夢化学実験隊)

最初に粉(小麦粉、片栗粉、塩、砂糖、シリカ)を見分けることに挑戦。

次に汚れを落とすことにはシリカが大きな働きをしていることを実験で確認。このシリカは練り歯磨きに

使われている。シリカは水と仲の良いものと、反対のものがあり、それぞれの性質を利用して

身近なものに利用されていることを学びました。水をはじく性質のシリカを水とともに同容積ずつミキサーで混合すると

外見上は粉だけしか見えなくなりました。なにがおこったのか、五感でさぐりました。

12名参加

6.1月10日(日)①11時~11時30分、②11時30分~12時、

③12時20分~12時50分、④12時50分~13時20分、

⑤13時40分~14時10分、⑥14時10分~14時40分

募集開始 12月23日(木)9時

「ガラスのペンダントをつくろう」は新型コロナ感染防止対策のため 中止になりました

講師:茂串 圭男 先生(埼玉県立越谷北高等学校教諭)

板ガラスに、ミルフィオリ(イタリアベネチア生まれのガラス細工)をのせ

電気炉で適度に溶かしガラスのペンダントをつくります。

7.1月31日(日)10時10分~11時20分 募集開始1月17日(日)9時

「水の汚れ度合いをはかってみよう」高学年優先

講師:山﨑 友紀 先生(法政大学経済学部化学教授)

水の汚れには、窒素やリンなどいろいろな種類がありますが、その代表的な目安として

有機物(台所やトイレから出た汚れた水や微生物(プランクトン)があります。

この有機物をはかるものとしてBOD(生物化学的酸素要求量)とCOD(化学的酸素要求量)があります。

今回は手作り比色セットをつくり、千葉公園の池・民間プール・花見川・金魚鉢などの水のCODを

はかってみました。

また、塩素、硬度についても米のとぎ汁なども加えてはかりました。

参加12名

2月7日の講座は講師都合(感染防止対策のため)により中止となりました。

8.2月7日(日)13時10分~14時20分 募集開始1月24日(日)9時

「マンガン電池の原理と空き缶電池の実験」高学年優先

講師:片江 安巳 先生(青少年のための科学の祭典全国大会実行委員長)

マンガン電池の仕組みを調べるとともに、空き缶でんちをつくります。

9.3月13日(土)13時10分~14時20分 募集開始2月27日(土)9時

「ドライアイスで化学実験」

講師:小林 彰一郎(夢化学実験隊)

ドライアイスを袋に入れてお湯で温めて袋をふくらませてストローで袋の中の気体を

ムラサキイモ色素、石灰水のそれぞれに吹き込んで色の変化を確認しました。

ドライアイスは机の上でスイスイ動きます。二酸化炭素ガスの布団の上にのっていることを

ホーバ―クラフトの模型とくらべて考えてみました。

スプーンを震わせたり、白いドームを作ったり(参加者全員立派なドームが完成しました)、

水がこおる瞬間を観察したあと、ムラサキイモ色素水、ドライアイス、アンモニア水で色の変化を

楽しみました。

もしドライアイスを入手する機会があれば家庭でも挑戦してみてください。

11名参加