2019年度上期の実績
1.7月7日(日)10時20分~12時 募集開始 6月23日(日)9時
「プラスチックのリサイクル実験」
講師:一般社団法人 プラスチック循環利用協会
以下の実験を行いました。 31名参加
(1)発泡スチロールのリサイクル
①リモネン(オレンジオイル)を使って発泡スチロールを溶かす実験
発泡スチロールは容積の98%が空気。
溶かすことで空気が抜けて容積が50分の1になる。
②空気が抜けたポリスチレンを再発泡し発泡スチロールをつくる実験
予めアセトンに溶かして餅の様にしたポリスチレンを米粒状にして
網容器にいれてお湯につけると発泡ポリスチレンになる。
(2)ポリコップ(スチレンカップ)でキーホルダーづくり
シートを熱成型したコップは加熱すると元のシートに戻ります。
コップにマジックで絵を描き、オーブントースターで加熱すると丸い板になる。
2.7月23日(火)10時20分~11時20分 募集開始 7月4日(木)9時
「『消える書道液』の秘密を探ろう」
講師:高梨 賢英 先生(元慶應義塾幼稚舎教諭)
32名参加
ヨウ素デンプン反応を利用して黒くした書道液があります。
これにポッカレモン、ビタミンC水、デンプン水を加えるとある変化が観察されます。
つぎにヨウ素系うがい薬でも同じ実験をしてみました。
書道用紙、吸い取り紙に書道液とうがい薬で線を描いてみました。
うがい薬では書道用紙は線が青紫になりました。
ビタミンC水をその上からなぞると・・・。
お土産は「消える書道液」でした。
3.7月31日(水)10時20分~11時20分 募集開始 7月10日(水)9時
「ビタミンC量を比べてみよう」 講師:小林 彰一郎(夢化学実験隊)
32名参加
日本は地下資源が少ないがヨウ素は世界第二位で、その大半が千葉県で生産されている。
そのヨウ素入りうがい薬とでんぷん水を使って市販飲料水中のビタミンC量の濃度を比べてみた(実験)。
4つの検体を調べた。一つは、レモン果汁とほぼ同じビタミンC量(50mg/100g)、マスカット(dole:濃縮還元)
ジュース、ペットボトルほうじ茶、グレープフルーツ(dole:濃縮還元)。
ビタミンCが多く含まれているのか調べるとともに、ビタミンCの役割について学んだ。
4.8月3日(土)10時20分~11時20分 募集開始 7月16日(火)9時
「酸、アルカリって何だろう」
講師:宮内 卓也先生(東京学芸大学 准教授)
26名参加
塩酸や炭酸水のように青色リトマス紙の色を赤色に変える性質を酸性という。
石灰水やアンモニア水のように赤色リトマス紙を青色に変える性質をアルカリ性という。
身のまわりの液体の酸性アルカリ性をpH試験紙で調べてみる。
酸性アルカリ性を決めている要因を実験でさぐる。
5.8月5日(月)13時20分~14時20分 募集開始 7月22日(月)9時
「分光器を作って光を調べよう」 講師:茂串 圭男 先生(埼玉県立越谷北高等学校教諭)
30名参加
分光器(色を分ける装置)をハサミを使ってつくった。
蛍光灯の光やプリズムの光などを観察した。
ほぼ全員、分光器を作って、光の分離を楽しんだ。
6.8月10日(土)10時20分~11時20分 募集開始 7月29日(月)9時
「触ってみよう見てみよう化学変化」 講師:青山 好延(夢化学実験隊)
28名参加
登場するのは、塩化カルシウム、重曹(炭酸水素ナトリウム)、フェノールレッド水溶液です。
最初に、シール付きプラ袋に塩化カルシウムと重曹だけいれます。
この袋にフェノールレッド水溶液のはいったビーカーをいれてシールをします。
その後でビーカーをさかさまにすると・・・・・いろいろな現象が観察できます。
熱くなった?、冷たいところもあった?、音は?、色は?、粉の様子は?、袋はどうなった?
袋の中に泡がでた?
熱くなったのはなんと何がであったからか、確認のため追加の実験もしました。
7.8月16日(金)10時20分~11時20分 募集開始8月4日(日)9時
「身近な光るものを探そう」 講師:宮本 一弘 先生(開成中学・高等学校教諭)
28名参加
蛍光増白剤入りの洗剤を水にとかして、紙に名前を書いた後乾かしておきます。
部屋を暗くして紫外線ランプで照らすとくっきりと白い字が浮かび上がります。
蛍光ペンで絵をかいて紫外線ランプで照らすとびっくりするくらいの輝きを放ちます。
ハガキも紫外線をあてると赤いバーコードがうかび上がります。
服、靴下、靴なども紫外線ランプをあてると暗闇の中で白さが際立つものがあることがわかりました。
8.8月17日(土)13時20分~14時20分 募集開始8月9日(金)9時
「芳香剤をつくろう」 講師:大島 輝義 先生(都立戸山高校教諭)
28名参加
簡易かつ安全な方法で2種類のエステルを合成して、香は天然のものだけでなく人間の手でも作られることを体験しました。
また合成したものの香りを確認して、それぞれが梨の香、リンゴの香とよばれていることに少し驚きました。
小さな瓶に吸水性ゲル(給水すると2㎝くらいになる)の小さなツブをいれ、アロマオイル数滴(4種類から好きなものを選ぶ)、
食紅で着色した水を滴当量いれて、芳香剤を作りました。
9.8月31日(土)13時20分~14時20分 募集開始8月18日(日)9時
「『溶ける』ふしぎな実験」
講師:片江 安巳 先生(青少年のための科学の祭典全国大会実行委員長・元都立高校化学教諭)
27名参加
塩化アンモニウムを熱湯に完全に溶かして冷却すると、溶液のなかから白いふわふわしたものがあらわれてそれが
どんどんと降り積もっていくことが観察できました。
酢酸ナトリウムを同様に溶かしてから冷やしていくと今度はなにも変化がおきません。小さな結晶を溶液の中に
落とすとすぐに針のような結晶があらわれてから急速に容器一杯に広がりました。
実験は100 ml の瓶のなかで行いました。
水にモノが溶ける量はモノによってことなり、温度が高いほうがたくさんとける場合が多いことなどを学びました。
10.9月23日(月)10時20分~11時20分 募集開始9月7日(土)9時
「食品添加物を検出してみよう」
講師:山﨑 友紀 先生(法政大学経済学部化学教授)
27名参加
ソーセージ、ハム、かまぼこ、はんぺんなどを調べました。
発色剤(亜硝酸ナトリウム)、もちもち感をあたえるデンプン、防腐剤(ソルビン酸)、着色剤をしらべました。
亜硝酸ナトリウムは試験紙の変色(色の濃さで多少がわかる)、デンプンはヨウ素デンプン反応で存在がわかりました。
ソルビン酸は2種類の試薬を使います。ソルビン酸があると赤くなるます。
色素は天然物はアンモニアを加えると変色するので、合成品と区別がつきます。
おなじソーセージでもメーカーにより差があることもわかりました。
11.9月29日(日)10時20分~11時20分 募集開始9月14日(土)9時
「身近なものの酸性アルカリ性」
講師:間々田 和彦 先生(カンボジア王立プノンペン大学教育学部客員教授)
20名参加
食品や飲料、よごれを落とすもの、薬剤など、家庭にあるさまざまなものの酸性アルカリ性を調べました。
食品の多くが中性から酸性側にあることをBTB指示薬で確かめてみました。
アルカリ性のものは少なくて今日の実験では乾麺としらたきが該当しました。
大根はすりおろしたものは酸性ですが、大根の炭はアルカリ性でした。
むかしアルカリ性食品という言い方がありましたが、モヤした後に残ったものがアルカリ性ということでした。
ゾウの歯磨き粉ってどんなものかな。びっくりするような実験だ。
参加29名
消毒薬として薬局で購入できるオキシフル、これにドライイースト、中性洗剤がそろえばゾウに使えそうな
ハミガキペースト様のものができます。簡単にできる実験で多くの人にみせたくなる楽しさが味あえました。
2.11月9日(土)13時20分~14時20分 募集開始 10月26日(土)9時
「天体の大きさを実感しよう」
講師:間々田 和彦 先生(カンボジア王立プノンペン大学教育学部客員教授)
参加29名
地球、月、木星、太陽の大きさを三つのスケールで考えてみました。
1)90cmの地球を目の前において(バルーン)ISS、ひまわり、測位衛星はどのくらい離れたところを飛んでいるか。
クイズ形式で確認。
2)紙粘土で1cmの地球をつくる。約3mmの球をつくればそれが月の大きさになる
厚紙に12Φ、4Φの丸い穴があけてあり、そこをすーととおることで寸法が判断できる
新聞紙を丸め、紙粘土でつつんで約11cmの球をつくると、これが木星の大きさになる。
このとき大きさをはかる治具として紙テープ(幅1cm、長さ約34cm)を輪にしたものを使う。
この紙テープを10枚つなげて輪にするとそれが太陽の大きさになる。
紙粘土で作ったものはお土産となりました。
3)地球を3mmの球にすると月は約1cmになる。このとき、木星は約4cmの大きさになる。
これらはお土産となりました。
3.12月1日(日)10時20分~11時20分 募集開始 11月17日(日)9時
「ふしぎなCD独楽(コマ)で遊ぼう」 講師:西尾太一(夢化学実験隊)
参加16名
CDに適度な大きさのビー玉を中心の穴に固定するとコマになります。
CD面に別に作っておいた色模様の円盤をのせて
コマを回すと、白黒で書かれた図なのに色がついて見えたり、色がついた円盤が白く見えたり、
3色しかない円盤なのに7色がみえたり、平らな面がでこぼこに見えたりするふしぎなことが
おきました。
さらに世界で一つの模様をもったコマにしてみました。
4.12月26日(木)10時20分~11時20分 募集開始 12月10日(火)9時
「光を分けよう」
講師:宮本 一弘 先生(開成中学・高等学校教諭)
参加25名
分光シートを紙コップの底に開けた穴の部分に貼り付け、さらに別の紙コップの底に小さな穴を15個あけた
装置を作り、蛍光灯や紫、黄色などの光を分光シートを通してみました。
蛍光灯は虹のようにに色がわかれましたが、紫や黄色はそれぞれ2色の色にハッキリわかれました。
宮本先生から「化学だいすきクラブ」の紹介がありました。今日の参加者のなかにも数人の会員がいましたが
入会金等などの費用は不要で、定期定期に会報(家庭でできる実験の紹介などが記載されている)が送られてきます。
理科の実験に興味のあるお子さんにはお勧めです。
5.12月28日(土)10時20分~11時20分 募集開始 12月16日(月)9時
「カラフルな発泡入浴剤をつくろう」 講師:青山 好延(夢化学実験隊)
いろいろに色付けした発泡入浴剤をつくります。泡の出る仕組みを習います。
参加27名
最初に手のひらに重曹とクエン酸(いずれも食添)をのせて水をたらしてみます。
泡がでてきて冷たくなることがわかります。
一つまたはそれぞれに食紅の粉をいれてまた混ぜます。このときは色はほとんど目立ちません。
そのあとに無水アルコールを滴下して全体がシットリするまで混ぜ合わせます。この段階で重曹とクエン酸に
色がつきます。最終容器になる透明プラ容器に好みに応じて色を積み重ねることで独自の入浴剤ができます。
重曹とクエン酸を紙コップのなかでよく混ぜます。そのあと滴当量を別の紙コップに分けとります。
6.1月13日(月)10時20分~11時20分 募集開始 12月29日(日)9時
「ホカホカカイロをつくろう」 講師:青山 好延(夢化学実験隊)
携帯用カイロは何からできているのでしょう。それを解明して実際につくってみます。
参加31名
紙コップにバーミキュライトと活性炭(いずれも微細化処理)をいれてかき混ぜたのち、塩水を少量くわえてさらによく混ぜる。
一方、鉄粉をティッシュペーパーでかるくつつんでから、これを紙封筒にいれる。この封筒にさきほどの紙コップの中身をすべて
いれる。その後よくふってから、少し大きめの封筒でさらにつつみます。もむようにすると封筒が暖かくなります。
少し長持ちするようにシール付きプラ袋にいれて持ち帰りました。
2019年度下期予定 募集:各回32名
1.11月4日(月)10時20分~11時20分 募集開始 10月21日(月)9時
「ゾウの歯磨き粉をつくろう」
講師:山﨑 友紀 先生(法政大学経済学部化学教授)
7.2月2日(日)10時20分~11時20分 募集開始1月19日(日)9時
「プラスチックを区別しよう」 講師:宮内 卓也先生(東京学芸大学 准教授)
28名参加
ジャガイモは水に浮く?
浮く、沈むとはどういうことをはじめに確認しました。
ジャガイモは水には沈みますが、飽和塩水には浮きました。
同じ「かさ」の水と飽和塩水の重さをくらべて、後者の方が重いことも確かめました。
ジャガイモをうかべた飽和塩水の容器にしずかに水を加えていくと、ジャガイモを水のまん中に
浮かべることができました。
三種類(*)のプラスチック製のコップの切れ端を水と飽和塩水にいれて、浮くか、沈むかを観察して
どのコップがどのプラスチックかを判別する実験をしました。
* ポリプロピレン製、ポリスチレン製、ポリエチレンテレフタラート製
(参加者には3種類のプラスチックの重さの順序だけを伝えてあります)
PETボトルのふたは必ず水に浮くプラスチックでできていることも勉強しました。
8.2月9日(日)10時20分~11時20分 募集開始1月26日(日)9時
「水をつかもう」 講師:小林 彰一郎(夢化学実験隊)
32名参加
アルギン酸ナトリウムの1%水溶液をカルシウム塩水溶液に滴下すると外層が不溶性のアルギン酸カルシウムになり
丸いツブができます。中は水溶液のままなので見た目も触ってもイクラのように感じるため、人工イクラともいわれます。
今回はまず絵の具で着色したアルギン酸ナトリウムを滴下してこのツブツブを100個ほどつくりました。
そのあとに無着色のアルギン酸ナトリウムを「レンゲ」にとり塩化カルシウム水につけることでウズラの卵大の
水玉を作ることに挑戦してみました。参加者全員成功しました。
先に作ったツブツブをとじこめた水玉作りにも挑戦してみました。
この水玉を手のひらにのせると、まるで水がそのまま玉になっているように感じられました。
9.2月16日(日)6回・各回12名募集
①11時、 ②11時30分、 ③12時20分、 ④12時50分
⑤13時40分、 ⑥14時10分 募集開始2月1日(土)9時
「ガラスのペンダントをつくろう」
講師:茂串 圭男 先生(埼玉県立越谷北高等学校教諭)
84名参加
ガラスは何からできているのか、どのようにして作られるのか、色をつけるにはどうするのか、
ガラス瓶リサイクルで気を付けることは何かということを勉強して、ペンダントを作りました。
ベネチアンガラスで独創性に満ちた作品ができました。
10.2月22日(土)10時20分~11時20分 募集開始2月8日(土)9時
「チューインガムでおもしろ実験」
講師:青山 好延(夢化学実験隊)
参加31名
チューインガムは甘味、ガムベース、香料などからつくられているがかんでいくと
板ガム2.8gが1.0~1.2gになる。大半が甘味成分。
実験では、まず、チューインガムをかむとわずかな静電気が発生することを確認した。
チューインガムにホテトチップスあるいはチョコレートと一緒にかむとガムが溶けるのが分かる。
なぜ、ガムが溶けるのか両方に含まれる油が原因かとの参加者から意見が出て、油とチューインガムを
チャック付きポリ袋に入れ、45℃のお湯の中でもむとガムが溶けることが確認できた。
砂消しゴムは、ガム成分に研磨剤としてシリカなどをまぜてつくるがそれを再現する実験をした。
よくかんだガムを少量の台所用洗剤を入れたポリ袋に入れよくもむ。それにガム成分の3倍ほどの
クレンザーを入れよくもんだ。家で1週間以上乾燥させて砂消しゴムができるか確認してもらった。
なお、時間が少なくて砂消しゴムのようにうまく固まらなかったかもしれない。
11.3月8日(日)10時20分~11時20分 募集開始2月23日(日)9時
「割れにくいシャボン玉をつくろう」
講師:青山 好延(夢化学実験隊)
新型コロナウイルス対策のため本実験教室は中止しました。(2月29日記入)
割れにくいシャボン玉はいろいろな作り方があります。
何種類か作ってみます。
さまざまな材料に共通するものは何かさぐります。
以上