「振動と糸電話」 講師:宮内卓也先生(東京学芸大学准教授)
糸電話を使って「音とは何か」、「音の伝わり方」などを学びます。
31名参加
音が聞こえるときはものが震えていることを次のような実験で確かめました。
風船を手に持ち、風船の近くで声をだすと手に震えが伝わります。
中に発泡PS製玉をいれた傘袋を膨らませてから袋のそばで声をだすと、中の球が震えるのが伝わります。
音は耳をふさいでいても骨から聞くこともできることを次のような実験で体験しました。
割りばしを加えて耳をふさいで割りばしをはじく。
スプーンを糸で両手からフラ下げ、耳をふさいでスプーンを何かにぶっつけてみる・・お寺の鐘の音がしました。
紙コップと丈夫な糸で糸電話をつくりました。
4人あるいは5人の糸電話を絡ませると一人が同時に残りの人全部に声を届けることができました。
ドライアイスの不思議な次の様なふるまいを観察しました。
ドライアイスが机の上をスイスイ動き回る
金属スプーンや金槌をドライアイスにのせると鳴き出す
水玉が震えながら凍る瞬間をみることができる
ドライアイスで白いドームができる・・幻想的でした。
⑥2017年7月31日(月)10時20分~11時20分 募集開始:7月17日(月)午前9時
31名参加
2017年度上期実績
募集人員 各回32名
①2017年6月25日(日)10時20分~11時20分 募集開始:6月12日(月)午前9時
「光のふしぎを楽しもう」 講師:宮本一弘先生(開成中学・高等学校教諭)
32名参加
偏光板の性質を観察して、セロテープを使った万華鏡を作りました。
蛍光増感剤の入った洗剤で字を書いて乾いた後でブラックライトで観察してみました。
また蛍光ペンで絵を書いてこれもブラックライトで観察しました。蛍光灯でみたときとは
大きく異なることを観察しました。
②2017年6月25日(日)13時20分~14時20分 募集開始:6月16日(金)午前9時
「クレヨン ステンドグラスをつくろう」 講師:田中義靖先生(都立戸山高等学校教諭)
30名参加。
すりガラスを透けて見えるようにするにはどうしたらよいか。
和紙をとおして向こう側を見るにはどうしたらよいか。
ガラスビーカーの中に小さなガラスビーカーをいれて、中のビーカーを見えなくするにはどうしたらよいか。
こういったことを解決してから2枚の和紙にクレヨンで同じ絵を描き、片方だけアイロンを当ててから、
2枚をならべて裏側から観察すると・・・・。
アイロン処理した方は「ステンドグラス」の様に見えるほど、裏側からでも鮮やかな色模様が見えました。
③2017年7月9日(日)10時20分~11時20分 募集開始:6月25日(日)午前9時
「階段のスイッチの秘密」 講師:高梨賢英先生(元慶應義塾幼稚舎教諭)
階段の電灯スイッチは、階段を上がる時に電灯を点けられ、階段をのぼりきったら電灯を消すことができる。
そのスイッチの仕組みを、階段スイッチのモデルをつくって学びます。
31名参加。
④2017年7月21日(金)13時20分~14時20分 募集開始:7月7日(金)午前9時
「セロハンテープでつくるステンドグラス」 講師:片江安巳先生(「青少年のための科学の祭典全国大会」実行委員長)
32名参加
まず両面に偏光板を貼った薄型の箱を組み立てます。
そこにプラスチック製品(透明なスプーンなどの成形品)を差し込むと
いろんな色があらわれます。
プラスチックの板にセロテープを縦横斜めに何枚も貼り重ねたものを差し込んで光に
かざすとステンドグラスのように色があらわれます。
この箱はひもでつりさげることができるので、窓際につりさげることができます。
また中のものを簡単に取り換えることができるので、いろんな模様を作って
楽しむことができます。
⑤2017年7月25日(火)10時20分~11時20分 募集開始:7月11日(火)午前9時
「ドライアイスでおもしろ実験」 講師:小林彰一郎(夢化学実験隊)
30名参加
袋で空気をつかまえる
スポンジと注射器で空気をみえるようにする
空気と水はどんなところがちがうのか注射器で調べる
空気には重さがあることを容器の空気をぬくことで確かめてみる
マルデブルグの実験に模した実験で空気の重さ(大気圧)を指先でも実感してみる
トランプ1枚でCDケース2枚を軽く持ち上げることができた。
⑨2017年8月13日(日)10時20分~11時20分 募集開始:7月30日(日)午前9時
「雨つぶをひろう」 講師:間々田和彦先生(カンボジア 王立プノンペン大学教育学部客員講師)
雨はなぜ降るのか。雨つぶの大きさは?
29名参加
小麦粉をふるいにかけます(テニスボールケースとガーゼ(墨汁で黒に染色)を使います)。この粉を広口の容器にとり
雨の代わりに小型の室内箒に水をつけて振ると雨ツブと同程度の水滴が粉の上に落ちます。
これを再度篩にかけて残ったツブをお玉にとり電熱器でおたまごと加熱すると乾燥した雨ツブがとれます。
どんなにひどい大雨でも5mm以上にはならないそうです。今度雨が降った時に今日の実験のやり方で雨ツブを
ひろっておけばほかの日の雨と比べることができます。
⑩2017年8月17日(木)10時20分~11時20分 募集開始:8月3日(木)午前9時
「カラフルな人工イクラをつくろう」 講師:山﨑友紀先生(法政大学経済学部化学教授)
31名参加
アルギン酸ソーダ(昆布のぬるぬる成分のひとつ)を水にとかす(目標濃度1%)。
ここに絵の具をいれて好みの色にします。着色した液をスポイトで塩化カルシウム水溶液に
1滴ずつ落とすとイクラ状の粒ができます(ツブの外が固まり、粒の中は液体のまま)。
今度はアルギン酸ソーダ水溶液に紫芋色素を加えて、ツブツブを作ります。できるだけツブツブだけを
取り出して、それにサンポール、食酢、アンモニア、マジックリン、希薄苛性ソーダ水溶液(pH11~12)を
かけると赤~青~緑~黄緑の色にわかれたツブツブになります。
⑩2017年8月19日(土)13時20分~14時20分 募集開始:8月7日(月)午前9時
「魔鏡をつくろう」 講師:茂串圭男先生(埼玉県立岩槻商業高等学校教諭)
29名参加
厚み0.2mm×直径50mmの円形真鍮板にカーボン紙、原画の順に重ねておきます。
原画の線をボールペンでなぞると真鍮板に絵がうつしとれますので、再度ボールペンで
その線をなぞって少しキズをつけます。
絵の面の裏面が鏡となりますので、金属磨き剤を使って顔がはっきり映るように
ピカピカに磨きます。部屋を暗くして懐中電灯を鏡面に斜めにあてると(反射光が
壁にあたるようにする)絵が白い輪郭で壁に投影されます。
⑩2017年8月26日(土)13時20分~14時20分 募集開始:8月12日(土)午前9時
「草木染めに挑戦しよう」 講師:上村礼子先生(千代田区立九段中等教育学校副校長)
玉ねぎの皮を使って布を染めてみます。
⑩2017年9月10日(日)10時20分~11時20分 募集開始:8月27日(日)午前9時
「粉の不思議を体験しよう」 講師:青山好延(夢化学実験隊)
粉にもいろいろあります。小麦粉。砂糖、塩など。今回は「練りはみがき」などに使用されている粉を使いました。
水とは混ざり合わないシリカ(疎水性シリカ)を水と一緒にミキサーにかけると水が消えてしまいます。
そのふしぎな現象を体験し、どうして消えたのか考えてみました。いろいろな意見がでました。
はみがきしてきれいになるひみつにも迫りました。
2017年度下期実績
①2017年11月3日(金・祭日)10時20分~11時20分 募集開始:10月20日(金)午前9時
「ほかほかカイロをつくろう」 講師:青山好延(夢化学実験隊)
化学カイロ(使い捨てカイロ)を実際につくってみました。
発熱素材は鉄粉、バーミキュライト、飽和食塩水、活性炭、
容器としては半紙、紙封筒です。
発熱素材のそれぞれの役割も勉強しました。
できた作品(素材は封筒に収納されている)をよく振ると熱くなりました。
(参加20名)
②2017年11月26日(日)10時20分~11時20分 募集開始:11月12日(日)午前9時
「色の魔法!」 講師:宮本一弘先生(開成中学・高等学校教諭)
色が変わる化学反応を2種の物質で観察しました。
・ヨウ素系うがい薬を10倍にうすめた液でコピー用紙に線をひくと、うすい青色の絵ができました。
その線の上をペットボトルのお茶でなぞると色が消えました。
・ムラサキイモの色素を水道水に溶かすとムラサキ色になりますが、これにアンモニアをくわえてアルカリ性にすると青になります。
次にドライアイスを加えると赤ムラサキに変化。さらにアンモニアを加えると再び青になります。
ドライアイスが残っている限り、くりかえして同じことがおきます。
(参加32名)
③2017年12月2日(土)13時20分~14時20分 募集開始:11月18日(土)午前9時
「摩擦がないからどんどん加速 ホーバークラフトV3!」 講師:越市太郎先生(千葉県立松戸高校教諭)
工作を二つおこないました。
①ハート形に曲げた銅線が電池の周りをクルクル回る(この銅線がモーターになっている)
②プロペラ付きのホーバークラフト工作。
プロペラからの風の一部がホーバークラフトの下部に入る構造なのでスイスイ進みます。
(参加25名)
④2017年12月26日(火)10時20分~11時20分 募集開始:12月12日(火)午前9時
「ペットボトルでオリジナル水族館」 講師:山﨑友紀先生(法政大学経済学部化学教授)
プラスチック製の小さなタレビンに飾りをつけて魚に見立てます。これに9割程度水をいれモールやクリップをつけます。
ペットボトルの中にバラン(これにもクリップの重しをつける)、吸水性樹脂(着色されたもの・消臭剤として販売されています)をいれてから
タレビンをいれて水をボトル一杯にいれます。栓をしてギュッと握るとタレビンの魚が沈み、手をはなすと浮かび上がります。
タレビンは重しを付けた状態で水面ぎりぎりに浮かび、水上にほとんど顔を出さない程度にバランスをとるのにみんな苦労してましたが
全員完成しました。
⑤2018年1月7日(日)10時20分~11時20分 募集開始:12月24日(日)午前9時
「コイン選別機をつくろう」 講師:高梨賢英先生(元慶應義塾幼稚舎教諭)
コインを自動的に選別する方法として、コインの大きさに注目した装置を作りました。
コインを傾いた投入経路から転がすとそれぞれの大きさに開けられた穴から落ちる構造ですが
大きさの違いはわずかしかないので精度高く穴をあけなければならず、カッターナイフになれていない
低学年のみんなは少し苦労していました。
本日は10円用と100円用の穴をあけ、実際に10円が10円用の穴からだけ落ちることを確認できました。
のこりの穴あけは家で挑戦してもらいます。
お土産に、もう1セットの材料を先生からいただきました。
(参加32名)
⑥2018年1月28日(日)13時20分~14時20分 募集開始:1月14日(日)午前9時
「元素周期表のお話と立体周期表作り」 講師:片江安巳先生(青少年のための科学の祭典実行委員長)
元素、原子、周期表について易しくお話をしていただきました。
立体周期表は他にはない講師の片江先生のオリジナルのもので、元素の性質と並び方の関係がよく
表現されているものでした。自作の立体周期表の他、小学生向けに作らている周期表などをお土産にいただきました。
⑦2018年2月4日(日)10時20分~11時20分 募集開始:1月21日(日)午前9時
「うがい薬で化学実験」 講師:小林彰一郎(夢化学実験隊)
ヨウ素デンプン反応をいくつかの食品で確認したあと、この反応を利用した
化学マジックに挑戦しました。黒い水が赤や青に変化させることに成功しました。
「空気 ふしぎを体験しよう」 講師:室谷定一(夢化学実験隊)
⑦2017年8月3日(木)10時20分~11時20分 募集開始:7月20日(木)午前9時
「指紋を検出してみよう」 講師:山﨑友紀先生(法政大学経済学部化学教授)
32名参加
瞬間接着剤と指紋をつけたアルミホイルを密閉袋に入れておくと、指紋が浮き上がります。
(瞬間接着剤の蒸気が指紋の水分と反応してポリマーが生成する)
アイシャドウの粉でもガラスやプラスチック上の指紋を検出できるので
この指紋をセロテープで写しとります。
ルミノール反応もひとりひとり確認しました。
⑧2017年8月9日(水)10時20分~11時20分 募集開始:7月26日(水)午前9時
⑧2018年2月12日(月・祭日)10時30分(満席)。11時(満席)。11時30分。
13時20分。13時50分。14時20分。15時。15時30分
全部で8回行いますが、各回の定員は12名です。
完成品引き取りは開始時間から1時間10分後ごろとなります。
「ガラスのペンダントをつくろう」 講師:茂串圭男先生(埼玉県立岩槻商業高校教諭)募集開始1月29日(月)9時
ベネチアン板ガラス(10色近くの中らから選ぶ)の上にミルフィオリチップを数個おいて
電気炉で溶かして世界にただ一つのペンダントを作りました。
ガラスの原料、どうやって色をつけるのか、リサイクルにはどこに気を付けるべきかなどの
勉強をしました。
72名参加
⑨2018年2月18日(日)10時20分~11時20分 募集開始:2月4日(日)午前9時
「静電気でおもしろ実験」 講師:青山好延(夢化学実験隊)
プラスチックストローをこすって紙輪や缶に近ずけると、なぜかストローが触らないのに紙輪やアルミ缶が動いていきました。
風船や塩ビ管をこすって紙人形に近づけると人形が立ち上がったり、くっついたり面白い動きをさせることができました。
プラコップとアルミ箔で作ったライデンビンでピリットする静電気の体験もしました。
15名参加
⑩2018年3月3日(土)10時20分~11時20分 募集開始:2月17日(土)午前9時
「天気で色が変わる不思議な絵」 講師:山﨑友紀先生(法政大学経済学部化学教授)
お菓子の袋などにはいっている乾燥剤のシリカゲルを目にしたことのある人も多いと思います。
シリカゲルは水分を含むと赤くなりますが、これはシリカゲルに含ませてある塩化コバルトの性質によります。
塩化コバルト水でろ紙に絵を描き、アイロンで一端乾燥させると青い絵になります。
湿度が高いときにはその絵は赤味をおびてくるでしょう。
乾湿球による湿度の見方も勉強しました。
塩化コバルト紙を用いて数種類の薬品について水を含むかどうかの判断ができることも経験しました。
20名参加
⑪2018年3月10日(土)10時20分~11時20分 募集開始:2月24日(土)午前9時
「ふわふわ飛行体を飛ばそう」 講師:西尾太一(夢化学実験隊)
植物はどのようにして広がっていくのでしょうか。タンポポのような綿毛を持った種は風に遠くまで運ばれます。
松やカエデの種もクルクル回りながら風に乗ります。このような種には軽くて実に比べて大きな翼がついています。
今日は冷凍商品の運送容器などによくみられる発泡スチロールを薄く(0.1ミリメートル以下)削った板をつかって、次の工作をしました。
この発泡スチロールは体積の98%を空気が占めていますのでとてもとても軽くで適度な硬さも持っています。
この軽さが(今日の)工作材料として最も重要な点です。
松の種の模型
楓の種の模型
メガネ型のくるくるまわる不思議な飛行体 想像を超えた飛び方をします。
飛行機 不通の紙飛行機とはまったく違う飛び方をします。
アルソミトラの種の模型・・グライダーのように飛んでいきます。
以上