メロディーと色彩とは同じような関係で。
自然の中にある音。
自然が作り上げた豊かな色。
自然の作り上げた要素を利用すること。
これをまずは忘れては行けない。
音。
メロディーは、人が楽しむ為に自然の奏でる音を元に
人の構想力によって、豊かな音色で曲をつくりあげる。
人間としての主観が入り、人が楽しむ要素が重要なことである。
色。
自然が作り上げた色をもとに、人間が楽しめる色彩で画面を構成する。
写実的な絵も同じで。
現実感を求めつつ、
主観的リアルを含めながら
鑑賞者が写実と錯覚するような色面を構成する。
写しただけでは芸術にはならない。
実際には違うものを、納得させられるだけの技術。
そこに写実の芸術性が出て来るのだと思う。