プレスリリース 『絆』ウエディング
プレスリリース
2011年8月30日
特定非営利活動法人Shared Smile Japan(シェアード スマイル ジャパン)
被災者されたカップルに「家族の絆の大切さ」、「笑顔」を分かち合ってほしいという想いから
“「絆」ウエディング”を企画
6組のカップルが9月24日(土)結婚式を挙げることになりました。
~様々な企業の協力を得て、会場費、衣装、ヘアメイク、記念写真、装花、料理、飲み物、引出物、会場費、
送迎バスなど挙式と披露宴に必要な一切の内容を含み、追加料金は一切なしの完全無料の結婚式です。~
NPO法人シェアード スマイル ジャパン(以下、シェアスマ)は、ベトナム、カンボジア、フィリピンなど東南アジア5カ国で学校を建設し、子どもたちに笑顔の輪を拡げる活動を行なったり、日本ではフットサル大会、料理教室、就活イベントなどを通じて、笑顔を分かち合うことをコンセプトに活動を展開している団体です。
シェアスマでは震災後、家族(親族)の出会いの場(結婚式)を通じて、家族の絆の大切さを感じてもらい、笑顔を分かちあってほしいという想いから、宮城県富谷町に昨年オープンしたばかりの「けやき坂 彩桜邸 シーズンズテラス」の協力のもと、震災をきっかけに結婚式を断念していたカップルや逆に震災をきっかけに一緒になろうと誓ったカップルを対象にしyた”“「絆」ウエディング”を企画し、募集を行いました。そして遂に6組のカップルが9月24日(土)に結婚式を行う運びとなりました。新郎新婦はもとよりご来賓の皆様の喜びに満ちた笑顔が会場に溢れることと思います。
シェアスマでは、震災を乗り越え、前向きに未来に向かって進もうとしている人たちの笑顔を一人でも多くの方にお伝えし、少しでも勇気を、希望を伝えたいと思っております。ぜひ当企画の趣旨をご理解のうえ、お忙しい中恐縮でございますが、当日は取材にお越しいただきご協力を頂きますようお願い申し上げます。
■結婚式日時および会場
日程:2011年9月24日(土) 10時~20時
※当日は2会場を使って6組のカップルが結婚式を行います。
会場:ゲストハウス「けやき坂 彩桜邸 シーズンズテラス」 http://www.saiotei.jp/
宮城県黒川郡富谷町上桜木2-3-2
■取材について
・事前にご連絡いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。
※結婚式を挙げる6組のカップルには、取材の承諾を事前にいただいております。
■本件に関するお問い合わせ先・取材申し込み先
特定非営利活動法人Shared Smile Japan 「絆」ウエディング係
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-6-1平河町8F
TEL:03-3221-3655 FAX:03-3221-3652
E-mail:sharedsmilejapan@gmail.com
担当:堀井
【資料】
笑顔を分かち合う
“絆ウエディング”に込めた想い、込められた想い
家族の大切さを感じてもらい、笑顔を分かち合ってほしいという想いを込めてシェアスマが企画した“絆ウエディング”には、自薦・他薦の申込170組のカップル、そして友人や家族の想いが加わりました。
■家族の新たなスタートとして======================================
大地震のあの日、私は子供達と仙台港アウトレットにいました。ガタガタと揺れる中なんとか駐車場に出て、三人で座り込みました。下の娘は恐怖で泣き、長男は震えながらも必至にこらえ、私を助けてくれました。揺れがおさまってすぐ、遠くに止めてある車まで走りました。主要道路に出る出口は大渋滞。津波の事は分からずに、被害が甚大だった工場沿いを通り、渋滞をくぐり抜けなんとか自宅へ戻りました。途中何度も強い余震・・あせる私に長男は「ゆっくり走って」と言いました。自宅に着いてすぐ避難準備をしました。その間にも余震・・子供達はずっとこたつにもぐっていました。いよいよ家を出ようとドアを開けると・・自宅前の道路に流れの早い水が!避難を諦め食料、水などを二階に運び、子供達を机の上に乗せました。水位はあっという間に上がり車がすっぽり埋まりました。窓を開け長男と叫んでも誰も居ない・・・築1年の自宅内にも黒い水・・「死」を初めて意識しました。長男から「死んじゃうの?」と聞かれ、抱きしめることしかできなかった・・。携帯の電池がない中、夫とは連絡が取れ、状況は話すも自衛官である夫は職場を離れる事は難しい。電話でつながっているだけでも私は少し安心できました。サイレン、ヘリコプター、コンビナート火災の真っ赤な空・・余震・・さまざまなものに怯えながら一晩過ごしました。翌日土手と線路を歩き、義父が迎えに来てくれた車で故郷の山形に向かいました。みなさんに私達の新たなスタートを見て頂きたいです。
=====================================新婦であり母親でもある Y様■
■友人に贈りたい===========================================
震災前から結婚前提にお付き合いしていたふたり。しかし友人である新郎のご両親が他界…現在はふたりで避難所生活…。「写真だけでも両親のために残したい」という友人の想いを叶えてあげたい、何とかしてあげたいと強く思い“絆ウエディング”に応募しました。
===========================================新郎友人 H様■
■絆を深め、幸せになりたい======================================
震災があったのは入籍5日後のことでした。アパートはとても住める状況ではなく、家具・家電においては9割ほど使用できない状態となってしまい、約1ヶ月半離れて、各々の職場に寝泊まりする状況でした。本来であれば3月15日に前撮り、3月26日に結婚式を行う予定でした。しかしすべて白紙となり、私も妻もとても落胆しました。あともう少しだったのに…。交際してきた10年分の写真や試着したドレスの写真、それにサイズ確認で着けた指輪もすべて失いました。この白紙になってしまったことを一緒に悲しみ、励ましてくれた友人や家族に喜んでもらいたい、家族や友人との絆を深め、幸せになりたいと強く願っています。そして、バージンロードを歩くことを楽しみにしていた義父の夢を、叶えてあげたいと思います。
=============================================新郎 O様■
■全国の新郎新婦から贈る笑顔
“絆ウエディング”は、全国のゲストハウスで挙式・披露宴を行い、“絆ウエディング”の考えや想いに共感してくださった新郎新婦からお預かりした申込金を挙式・披露宴の費用として使わせていただくことになりました。“絆ウエディング”に込められたさまざまな想いを笑顔に変え、笑顔の輪をもっと拡げていきたいと考えています。