Ioannidis (担当:谷口)

Post date: Feb 25, 2013 10:02:04 PM

Why Science Is Not Necessarily Self-Correcting

当日の議論

1) (心理学に限らず)科学の信頼性は時間が立つほど高まるわけではなく,常に変動するものである.出版バイアスや,データの非公開などの現状を考えると,現在の科学は危機的状況にあるかもしれない.(論文自体の主張)

  • 確かにそうかもしれない.追試がされないことや出版バイアスの現状を放置すると,確かにえらいことになるというのは実感としてわかる(感想)

2) 科学の自浄作用に期待したいが,出版バイアスなど多くのそれを妨げる原因がある.問題の解決策として他の章で様々な提案がなされたが,現実に適用するには様々な問題がある.(論文自体の主張)

  • じゃあ,どうしたらいいの?(コメント)
  • やらないよりはやった方がまし(論文自体のコメント)
  • 70年代に追試など様々な試みがあったがそれがうまくいかなかったのはなぜかを見直す必要がある(コメント)
  • 確かにその通りで,今のまま放っておくよりも,試行錯誤してでも”何か”はするべき(感想)

3) 社会心理学ではそもそも追試をしないのか?認知心理学や認知科学では,実験パラダイムや刺激の確認など,追試はする.ただし,それを発表はしない.

  • いわゆる“追試”というのは推奨されてないし,あまりなされてない気はする.ただし,実験パラダイムや刺激の確認などの追試は社会心理学でも行われている.また,社会心理学では調査研究が多いが,(確証的)因子分析を行って因子構造の確認をする.これは追試と呼べるかもしれない.それなら特に社会心理学が追試をしてないというわけではないかも.

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