Bakker et al. (担当:斎藤)
Post date: Feb 25, 2013 11:40:13 AM
The Rules of the Game Called Psychological Science
当日の議論
①メタ分析に関して
- メタ分析だとサンプルサイズの小さな研究は効果量を統合する際の重みづけが小さくなるのだから、少数サンプルの実験に問題があるとは思えない。
- 上手くいった実験だけを報告していたら、効果量はきちんと推定されないのでは。
- 出版バイアスを修正する手続きなどはあるが、それだけでバイアスを取り除けるわけではない。
- そもそもメタ分析を行ったからと言って結論が出るわけでもなく、メタ分析の応酬になってるだけな気がする。
- 確かにお互い違う研究を対象として言い争っている節はあるが、議論があること自体はいいように思う。
②検定力に関して
- 少数サンプルと多数サンプルどちらの戦略を取るかで有意差が得られる確率が大きく異なるのは若い人には切実な問題。
- 論文中にも書かれていることだが、探索的研究と検証的研究の区別が重要だと思う。
③疑わしい研究行為(Questionable Research Practices)について
- 外れ値を除外することは疑わしい研究行為(QRPs)に含まれるのか?
- 十分な理由があれば除外すべきであるが、データをきれいにするためだけに行うのはいかがなものか。
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