Frank+Saxe & Grahe (担当:平島)

Post date: Feb 25, 2013 7:30:18 AM

Teaching Replication

Harnessing the Undiscovered Resource of Student Research Projects

「授業での追試」についての2つの論文

当日の議論と感想

  • 日本とアメリカでは大学教員・TAを取り巻く環境がだいぶ異なるので(上野・丸山,2010),現状に合ったやり方を考える必要がある。
  • 授業の規模が大きいと難しいのではないか? 100人超の受講生に対し,10名程度のTAでは対応できかねる。
    • 教員の研究に参加する形で,少人数で行う演習であれば,可能かもしれない。
  • 必ずしも,統計学やその他心理学にかんする知識を身に付けた(授業を受けた)学生が,実験の授業を受けるわけではない。体系的なカリキュラムによる学習を経てきていない学生に対して追試をベースにした授業を行うのは難しいかもしれない。
    • 実験演習を受講する学生には「心理学を学びたい」というモチベーションがあるだろうから,それまでの講義を受けていなくとも,実地訓練の中で身につけさせればよい。
    • 実地訓練として行うことで,心理学の知識,実験手続き,統計学などにかんし,高い教育効果が期待できる 。
  • 卒論でも,新規(奇)性が求められる場合がある。
    • 進学後のキャリア(学振の申請)を考えると,オリジナルな研究をやらせる(教員側)・やる(学生)インセンティブが高い。

レジュメダウンロードはこちら