公衆衛生学の教員から、お知らせとお願い

町に出るな、書を開こう。

春が来ました。龍ヶ池の周りの桜も満開です。例年なら、新入生も加わり、新しい風が吹き、大学構内は少し浮足立つころです。私も学生だった頃、この季節の開放感が、とても好きでした。

しかしながら、今年は違います。新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、短い準備期間ながらもオンライン講義が導入され、ほとんどの学生さんは自宅から講義を受けてくれています。新病棟建設のために山を切り崩すショベルカーの音が、どこまでも聞こえてきます。

一人で過ごすことが好きな、得意な学生さん。今はあなたの強みを最大限発揮するときです。最も効率的に学習したり、作業したりできる時間を、どうぞ有意義に使ってください。

コンピュータに詳しい学生さん。こんなときはあなたの技術力が役立ちます。講義室に集まれない今こそ、グローバルな働き方のトレーニングだと思って、同級生のコミュニケーションをサポートしてあげてください。

人とあったり、コミュニケーションを取ることが好きな学生さん。あなたのような、対人関係を大事にする人が本学の学生で良かったなあと思います。今はつまらなかったり、気が滅入ったり、つらい気持ちになっているかもしれません。どんな手段でもかまいません(直接会わなければ)、どんどんコミュニケーションを取りましょう。いつもよりも頻回に、少しオーバーに。たまには手紙を書くのも良いかもしれません。

「同級生は財産」だと、松田教授は私が学生の頃からよく言っていました。卒業する前も、国家試験は団体戦だと心の底から思ったし、卒業して10年以上が経過しましたが、どこかですれ違うだけでも学生生活の楽しかった記憶が呼び起こされます。本当に財産だと思います。そんな大事な人達に今日会うことが、もしかしたら新型コロナウイルス感染症の拡大に寄与してしまい、その人とこの先ずっと会う機会を奪うことになるかもしれません。

今こそ、オンライン講義を受講したり、本を読んだり、料理の腕を磨いたり、筋トレしたり、部屋の掃除をしたり、新しいプログラミング言語を勉強したり、たまには動画配信サービスで映画を見たりゲームもしたりして、とにかく家にいて、買い物は日常生活に必要なものを買うだけにして、外出を控えてください。教室スタッフで、皆さんからの意見も参考にしながら、読み物をまとめていますので活用してください。


公衆衛生学教室 村松圭司(産業医大・25期生) 2020/04/07

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家にパソコンがありません。ネット環境もありません。何を買ったら良いかもわかりません。

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ポリクリ・クリクラを自宅学習するにあたって、おすすめのものはありますか。

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について詳しく知りたいです。

厚生労働省のウェブサイトを見ましょう。詳細はこちら

専門家が有志でやっているnoteもあります。詳細はこちら

頭のいい人が、この先の感染者数がどうなるのか、どれくらい人との接触を減らせばよいかを計算しています。詳細はこちら

運動不足になってしまいます。どうしたらいいでしょうか。

健康維持のためのジョギングや散歩はこれまで通り行うことが出来ます。人混みを避けて散歩しましょう。

寂しいです。辛いです。

「直接」のコミュニケーションが制限されているだけなので、どんどん積極的にコミュニケーションを取りましょう。こうゆう時、心のケアは重要です。例えば厚生労働省もチャットで相談を受け付けています。詳細はこちら

東京大学の川上憲人教授(先日、紫綬褒章を受章されました)作成されたオンラインストレスマネジメントのプログラムもあります。詳細はこちら

家にいても、先生たちと連絡が取りたいです。

オンライン講義も「走りながら考える」状態です。教員側もなれなくて、あまり皆さんからの質問をキャッチアップ出来ていないかもしれません。公衆衛生学の講義では授業中にSli.doを使って匿名で質問を受けたり、大学のe-learningシステムを活用したりしています。掲示板もここに移行したらしいですね。大学のe-learningシステムはこちら

この際、新しいスキルを習得したいです。

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