医療データ分析コース

産業医大医療データ分析コース

(旧:未来医療研究人材養成拠点形成事業「保険データ分析に基づく地域医療の未来創造コース」)

産業医大医療データ分析コース(旧:未来医療研究人材養成拠点形成事業「保険データ分析に基づく地域医療の未来創造コース」)は、当教室松田教授による公開データを用いた地域診断及び自院の立ち位置を分析する手法を学べるコースです。

令和元年度は地域医療構想に携わる保険者の方々や都道府県医師会の職員の方々、その他地域の分析を行う方を対象としています。

なお、本事業は「インテンシブコース」の愛称で、多くの医療機関関係者等からご好評いただいた未来医療研究人材養成拠点形成事業「イノベーションを推進する国際的人材の育成―アジアの表玄関における4大学双方向性教育連携―」の後継事業(当教室における自主的な取り組み)として実施しています。

我が国は世界のどの先進国もこれまで経験したことのない少子高齢化に直面しています。しかも、低経済成長下で、限られた資源をいかに有効に活用するかが、医療政策において重要になっています。そのために国も地域医療構想や医療計画、そして地域包括ケア計画など、種々のプランを策定しています。

ここで留意すべきことは、新しい諸計画がこれまでのものと異なり、その策定や評価のための情報基盤を持っていることです。具体的にはDPCやNDBのデータです。また、こうしたビッグデータを分析する方法論も急速に進歩しています。AIを活用した情報処理が医療の世界でも適用されるようになりました。そのような環境下で、各医療機関は地域の医療ニーズを分析し、それにあった経営戦略を策定することをこれまで以上に求められるようになっています。

本セミナーではこうした分析ニーズの高まりに応えるために、当教室がこれまで蓄積してきた医療情報の分析手法を世の中に公開していこうというものです。講師陣はいずれもDPCやNDB、レセプトの分析に関する豊富な経験を持つ実務者や研究者であり、したがって応用性の高い内容であると自負しています。皆さんのご参加をお待ちしています。

令和二年度医療データ分析コース(開催予告)

今年度はCOVID-19感染状況を考慮し、オンライン・非同期の医療データ分析コースを開講します。動画による講義及び演習ガイドを視聴後、お住まいの地域の分析を実際に行っていただき、レポートとして提出していただきます。途中で不明な点などありましたら、随時講師陣に相談することが可能です。また、レポートいただいた内容については後日フィードバックの機会を設けます。

ご興味おありの方は奮ってご参加ください。