高年齢労働者の労働災害、労働機能障害、および健康に関する調査

株式会社クロス・マーケティング社が実施する「高年齢労働者の労働災害、労働機能障害、および健康に関する調査」への参加者の方へ

産業医科大学では、以下の研究を実施しております。

この研究は、これから実施する調査で得られた情報に基づき実施する研究です。この研究はアンケート調査に基づいた研究であり、このような研究を行う場合、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」により、対象となる皆様のお一人おひとりから直接同意を得るのではなく、研究内容の情報を公開するとともに、参加拒否の機会を保証することとされています。この研究に関するお問い合わせ、また、ご自身の情報が利用されることを了解されない場合は、以下の問い合わせ先にご連絡ください。利用の拒否を申し出られても何ら不利益を被ることはありません。ただし、既に匿名化した後に同意撤回の申し出があった際には、個人を特定することができないため、データからの削除はできません。


1. 研究課題名  高年齢労働者の労働災害、労働機能障害、および健康に関する調査


2. 研究機関 西暦2022年9月から西暦2025年8月まで


3. 研究機関 産業医科大学


4. 研究責任者 産業医科大学医学部公衆衛生学教室 助教 松垣竜太郎


5. 研究の目的と意義

本邦では少子高齢化の進展に伴い、全雇用者数に占める高年齢労働者(ここでは60歳以上の働かれている方を高年齢労働者と定義します)の割合が増加しています。高年齢労働者は経験に基づく知識、技能を有しており貴重な労働力ではありますが、転倒や腰痛などの労働災害の発生や健康管理が問題となっています。今後ますます、高年齢労働者が増加することを考えると、高年齢労働者の労働災害予防、労働機能障害、および健康管理の方法などを検討する必要があると考えられます。

本研究では、高年齢労働者の社会環境状況(雇用、生活習慣、虚弱、医療など)と労働災害、労働機能障害、および健康との関係を網羅的に調査します。


6. 研究の方法

本調査は、株式会社クロス・マーケティング社に委託して実施されます。本研究はコホート研究(縦断研究)であり、ベースライン調査を2022年9月に実施し、追跡調査を1年後の2023年9月に実施します。対象者は、株式会社クロス・マーケティング社が保有するパネル参加者465万人の中からメールやホームページ上の広告等を通じて参加の呼びかけを行い、回答に同意した参加者が任意に回答します。得られたデータは株式会社クロス・マーケティング社からインターネット経由で本学に納品され、納品されたデータについては研究責任者および研究分担者がクリーニング・統計解析を実施します。

本調査は9月時点で日本国内の第3次産業に従事する60歳以上、75歳以下の方を対象としています。


7. 個人情報の取り扱い

本研究では研究者が個人情報を取得することはありません。


8. 問い合わせ先

産業医科大学医学部公衆衛生学教室 助教 松垣竜太郎

電話:093-691-7244


9. その他

本研究に参加することによる直接的な利益および経済的負担はありません。また株式会社クロス・マーケティング社より謝礼として規定のポイントが付与されます。本研究は一切の利益相反はなく、産業医科大学利益相反委員会の承認を得ており、公平性を保ちます。