棚田オーナー制度はじまっています

Post date: 2016/06/21 10:07:40

大洲市ではじめて

棚田オーナー制度は、すでに全国で約100ヶ所で実施例がありますが、愛媛県下では内子町泉谷棚田に続いて2例目、大洲市では初めてとなります。

棚田は、歴史文化遺産、景観機能、洪水調節機能、生物多様性維持機能など、多くの役割を持ち、私たちの生活を維持して行く上で守っていかなければならないものです。しかし、米生産という経済的な面のみが強調されるため、棚田の評価は低いものになり、急速に荒廃しています。

都市住民に棚田にふれてもらい、その価値を認めてもらった上で棚田オーナーとして保全に協力してもらおうというのが、棚田オーナー制度です。過疎・後継者難に悩む中山間地の再生にもその役割が期待されています。

松山市などから棚田オーナー

樫谷棚田保存会会員を中心に7人の棚田オーナー(松山市6人、東京都1人)が誕生。6月4日開催された樫谷棚田田植祭には、オーナーやその家族10人が参加。雨の中、大洲農高生や愛大生らとともに、地元農家の指導を受けながら、見事田植を完了しました。今後は、7月の草刈り、9月の収穫祭に参加する予定です。