樫谷棚田田植祭に80人

Post date: 2016/06/21 5:42:56

6月4日、樫谷棚田で田植祭が行われ、今年からスタートした棚田オーナー、一般市民、地元戒川住民、棚田お手伝い隊などが参加しました。大洲農高生や愛大生、JA関係者、大洲市職員も応援にかけつけ、総勢80名となりました。当日はあいにくの雨天でしたが、参加者は「田植日和だ」と意気軒昂。9時半から開会式を行い、田靴に雨合羽と身づくろいもりりしく、イザ出陣。小雨の中、中央部を機械植えした後、皆で周辺部や植え残しを手植えするかたちで行いました。

子どもたちは、40㎡の小さな棚田に集結し、横一列に並んで手植えを体験。膝まで水につかりながら、泥の感触に歓声を上げていました。お手伝い隊や地域おこし協力隊のお兄さんに手伝ってもらいながら、1時間ほどで植えきりました。田植えが終わったら、イモリを捕まえて「ワニのこども?」と興味深々。脱いだ長靴に入れて持ち帰ると言って、お母さんを困らせていました。

11時過ぎまでに保存会が管理する6枚の棚田全て植え終わり、集会所前のテントに戻り昼食交流会。JA愛媛たいきのみなさんがふるまう肉うどんが人気。ガス釜でゆで上げたアツアツうどんに良く味のしみ込んだ牛肉、ゴボウ、シラタキをトッピングして特製の汁をかけてもらいます。釜の前には長い行列が。賄い隊の女性陣が朝から炊きあげた棚田米のおにぎりも並びました。樫谷の農家さん自家製の奈良漬やお茶も好評。果物のデザートも盛り沢山。

マイクを回して、自己紹介や感想を出し合います。オーナーの一人は「薦められてオーナーになりましたが、自然の中で日頃できない体験ができて良かったです。」大洲農高生代表の「今年こそ、お米甲子園で予選を突破したい」には、「優勝だー!」の声がかかりました。

昼食交流会が一段落したところで、兵頭建二さんのオカリナ演奏を聞きました。午後から雨が激しくなったため、棚田散策などの予定の一部を中止しました。最後に、オーナー認定書の授与式を行い、1時過ぎに田植祭を終了しました。雨と狭いテントの中で窮屈な昼食交流となりましたが、無事終了することができました。参加者のみなさまのご協力に感謝いたします。秋の収穫祭は天候に恵まれることを祈りつつ。