みまきガーデンの視察に行きました
Post date: 2016/06/21 8:03:12
と き:平成28(2016)年6月18日10:30~15:00
参加者:16名
目 的:閉鎖施設を地域再生に活用している事例を視察し、旧戒川小学校の利用・活用策の検討に活かす。
視察先と内容
〔道の駅みま〕
レストランのバイキングメニューを視察。開店前のためメニューが揃っていなかったが、鳥唐揚げ、ポテトサラダ、野菜サラダ、野菜炒め、揚げ出し豆腐、ナスの煮浸し、デザートなどが用意されていた。価格は大人900円、小学生420円、学齢未満110円。開店時は行列ができるほど人気があると
いう。
以下、御槇地区の視察先。
〔福田百貨店〕
元々「田舎の何でも屋」として営業していた築100年以上の古民家を、移住した夫婦が再生して、平成25年に雑貨店として再開した。現在は地元の人の生活物資の供給と観光客の土産物屋を兼ねたような営業内容になっている。奥さんの話では、観光客を含めて地域内外への情報発信の場として位置づけているとのこと。店頭の黒板には店や地域のイベント情報が盛り沢山に書き込まれていて、丁度この日は田植イベントがあり、ご主人はそちらの手伝いに行かれていた。温灸施療やオーガニックマーケット、コンサートや映画上映会の開催、原発・大型風車・ダム建設・環境問題など。座敷や2階なども見学させてくれる。
〔石窯お小屋〕
パン&ピザ屋さん。この日は予約がなく休業日だったが、ご主人はおられ、焼き窯など工房を拝見することができた。パンは地元中心に販売。ピザは山陰などかなり遠方から食べに来る人がおり、松山方面でもかなり知られているらしい。先ず、全てにおいて手づくりが特徴。窯は煉瓦とブロックで自作。発酵機も古い冷蔵庫を改造し、ヒーターで加熱し温度管理もできるように自作。食事スペースは屋内と屋外に合計30席ほどあり、天然木の分厚い天板のテーブルも全て自作。初期投資を最小限に抑えている。ランニングコストの大きな部分である燃料費は、ガスを使わず全て薪で賄っている。美味しいピザの条件(スピーディーに焼き上げる)をクリアするためには、ガスではだめ。火力が強い薪が不可欠とのこと。工房の周りを大量の薪が壁のように取り囲んでいた。
〔山本牧場〕
夫婦で40年位前から少しずつ土地を買い増して、牧場を育ててきた。芝桜がいつしか人に知られ次第に見物客が訪れるようになる。今は、観光牧場化していて、カフェ、イングリッシュガーデン、ハンモックレスト、BBQなど。4月の芝桜シーズンには3千人/日の来客も。
みまきガーデンを訪れる前に、以上3ヶ所を視察した。御槇地区の地域づくりに貢献していると思われる事業主体であるが、いずれも地区外の人が担っている。地域に様々なポテンシャルがあり、新しい試みがなされているが、外の人から見て「魅力がある」「住んでみたい」「事業の可能性がある」と思われるところでも、地元の人にはなかなかそうとは映っていないらしいことが分った。
〔みまきガーデン〕 梶原代表、渡邊さん(東京出身、地域起こし協力隊員)
みまきガーデンは元々、市立の保育所だったところを改築して食堂と宿泊施設を作り、住民有志が運営している。
愛大から先生と学生が来て、“御槇のいいとこ探し”というワークショップを開催。その延長線でみまきガーデンにつながった。閉園以後放置され、園庭は草茫々。蔓が建物内部に侵入するような状態になっていた。地元に活用プランがなければ市が取り壊すというので、何とか地域再生に活用できないかと協議を重ねたが、地区全体でまとまらなかった。毎年手作りの“ふるさと市”を開催していたおばちゃんグループ“まごころ会”の方々が一念発起して、高知県の田村や黒潮に視察に行ったり、合宿したりして計画を練り、改築に乗り出した。草刈り、整地など地元の男性たちも協力。国から補助金を受けた
・営業は水~日の週5日間。