文献リスト(Micro)
【Microeconomics】
(日本語)
ジョセフ・E・スティグリッツ 藪下史郎・秋山太郎・金子能宏・木立力・清野一治訳『スティグリッツ ミクロ経済学(第2版)』 東洋経済新報社, 2000.(スティグリッツ、ウォルシュによる第3版が出版されています。)
N・グレゴリー・マンキュー 足立英之・石川城太・小川英治・地主敏樹・中馬宏之・柳川隆訳『マンキュー経済学Ⅰミクロ編』 東洋経済新報社, 2000.(マンキュー、第2版はこちら。)
●スティグリッツとマンキューの2冊は、学部レベルのミクロとしてはかなりわかりやすい。初めて勉強するひと向け。(経済学についての優れた入門書として、ジョセフ・E・スティグリッツ『入門経済学(第2版)』 東洋経済新報社, 1999(3版が出版されたようです)等がある。現実問題への含意としては、ロジャー・レロイミラー、ダグラス・C.ノース、ダニエル・K.ベンジャミン『経済学で現代社会を読む』 日本経済新聞社,1995やゲーリー・S・ベッカー、ギティ・N・ベッカー『ベッカー教授の経済学ではこう考える』 東洋経済新報社, 1998や最近ではスティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー『ヤバい経済学-悪ガキ教授が世の裏側を探検する-』東洋経済新報社, 2006(改訂版が出版されたようです)、大竹文雄『経済学的思考のセンス』中央公論新社, 2005、梶井厚志『故事成語でわかる経済学のキーワード』中央公論新社, 2006 等がある。)
梶井厚志・松井彰彦 『ミクロ経済学:戦略的アプローチ』 日本評論社, 2000.
●ミクロとゲームの接点を柔らかく、わかりやすく説明しているが、中身はしっかりしているのできっちり理解するにはそれなりの勉強が必要。
丸山雅祥・成生達彦 『現代のミクロ経済学―情報とゲームの応用ミクロ』 創文社,1997.
●広範な内容が簡潔にまとめられています。一度ミクロを勉強したひとが読むと知識の整理となっていいのでは?いい本だと思います。
武隈愼一編 金子浩一・丹野忠晋・小川浩・原千秋・山重慎二著『入門ミクロ経済学』 ダイヤモンド社,2005.
●pure theorist、A君推薦書。コンパクトにまとまっていると思います。ミクロ経済学の地図としては最適では?深めるには、各トピックにある参考文献を参照しましょう。
ハル・R・ヴァリアン 佐藤隆三監訳『入門ミクロ経済学[原書 第5版]』 勁草書房, 2000.(ヴァリアン第7版の翻訳が出版されております)
●わかりやすく「記述」されています。かなりお世話になっています。お気に入りの一冊。
ハル・R・ヴァリアン 佐藤隆三・三野和雄訳『ミクロ経済分析』 勁草書房, 1986.
●大学院レベルのベストセラーテキスト。原書は下記に。
西村和雄 『ミクロ経済学』 東洋経済新報社, 1990.
●日本語によるミクロは、西村さん。同著『ミクロ経済学入門』 もある。
武隈慎一 『ミクロ経済学 増補版』 新世社, 1999.
●日本語によるミクロもう一人ご紹介。『演習ミクロ経済学』 も併せて参照してください。
ポール・クルーグマン、ロビン・ウェルス 大山道広・石橋孝次・塩澤修平・白井義昌・大東一郎・玉田康成・蓬田守弘訳 『クルーグマンミクロ経済学』 東洋経済新報社, 2007.
●クルーグマンのミクロ経済学!かなりわかりやすく書かれている。こういう本で勉強できる学生は幸せだと思う。
伊藤元重『ミクロ経済学』日本評論社, 2003.
●オーソドックスなミクロ経済学。講義で使いました。わかりやすい。ちなみに、参考書はこちら→伊藤元重、下井直毅『ミクロ経済学パーフェクトマスター』日本評論社, 2007.
(英語)
Hal R. Varian, Intermediate Microeconomics: A Modern Approach (Sixth Edition), W W Norton & Co, 2003.
●上記『入門ミクロ経済学』の原書。第6版に改訂されました。
Hal R. Varian, Microeconomic Analysis (Third Edition), W W Norton & Co, 1992.
David Kreps, A Course in Microeconomic Theory, Princeton University Press, 1990.
Andreu Mas-colell, Michael D. Whinston, and Jerry R. Green, Microeconomic Theory, Oxford University Press, 1995.
●大学院レベルのベストセラーテキスト3冊。読んで損のないテキストばかり。マスコレルらのMicroeconomic Theoryは、海外大学院の定番のテキスト。